七五三で神社に払うお金!初穂料の相場!知ってないと思わぬ散財に!

公開日: : 最終更新日:2018/10/20



子どもの成長を祝う七五三。神社にお参りをする際に、お祓いをしてもらう人が多いのではないかと思います。その謝礼として納めるのが「初穂料(はつほりょう)」。もとはその年に採れた最初の稲や野菜を献上することをいいました。

神社によっては「玉串料(たまぐしりょう)」とも呼ぶこの慣わし、普段行わないことなだけに、わからないことも多いと思います。ちなみに、玉串とは、日本神話の神様・天照大神が岩戸隠れした際にささげられたことが由来といわれる、榊(さかき)の枝のことをいいます。

神社に納める初穂料の金額は?

初穂料の相場は5,000円~10,000円程度です。ほとんどの神社で「5,000円から」と決められています。また、神社によっては金額をあらかじめ設定しているところもありますから、あらかじめ。ホームページなどで確認しておくといいでしょう。

最近では着物のレンタルや写真撮影の料金と初穂料がパック料金になっているところもあるみたいです。写真屋さんなどが入っている大きな神社では、この方式をとっているところが多いみたいですね。

こういったプランでしたら忙しいパパやママの時間の短縮に繋がりますし、長時間で子供が飽きてしまうことも少なくなります。また、着物はレンタルですから子供が汚したらどうしようなんて心配もいりません。

初穂料の「定額」や「3点パック」といった分かりやすいシステムは、特に若いパパやママにとってはうれしいのではないでしょうか。

ただし、おじいちゃんおばあちゃんが頑張っているお宅になるとさすがにそうはいかないみたいです。

たかが七五三、されど七五三。

我が家の大事な孫のお祝い事に神様に払うお金をケチってどうする!なんて口を出されてしまうかも。

初穂料はあくまでも〇〇円~となっていますから、正直言うと上限が無いんです。もちろん多少の地域性はあると思いますが、後のトラブルと家内安全を考慮して、ここは素直におじいちゃんおばあちゃんにも相談してみましょう。

内心では(金額でご利益が変わるわけないじゃん)と思っていたとしてもここはガマン。

おじいちゃんおばあちゃんにとっては孫の成長を祝い健康を祈る大事な行事なんです。口を出したくなるのは、大切なお孫さんへの愛情があってこそなのですから。

もしかしたら費用は全部出してくれるなんておいしい展開になるかもしれないですしね(笑)

カジュアルといえば、最近売っているお守りや千歳飴なんかも、若い子がよろこびそうな斬新なデザインのものが増えていることも楽しみのひとつです。

お子様にとってもご家族にとっても一生に一度の七五三

素敵な思い出とご家族みんなが笑顔で過ごせることを心から願っています。

のし袋はどう書くの?

熨斗袋
結婚式や葬式と同じで、金銭はお財布からだして「はい」というのは絶対にダメです。なぜなら、はじめに書いたように「初穂料」や「玉串料」というのは、あくまでもお供え物の代わりだからです。
 
七五三の場合は、のし袋にお金を入れてお祓いの受付で渡すのが基本です。「のし(熨斗)」というのは、のし袋の右上についている飾りのことです。昔はアワビの肉を薄くきったものを使って、贈答品に添えていました。のし袋に金銭を入れるのは「本来なら縁起のいいもの(お供え物)を持参するべきですが、熨斗に代えて金銭にて納めます」という意味合いがあります。
 
のし袋には、表の上段に「御初穂料」もしくは「初穂料」と書き、水引き下の下段に祈祷を受ける子どもの名前をフルネームで書きましょう。水引は紅白蝶結びのものを選びます(婚礼のものとは別なので注意が必要です)。また、兄弟姉妹で一緒に受ける場合は連名でかまいません。
 
のし袋の中には「中袋」という普通の封筒みたいなものが入っています。こちらには、表に包んだ金額を(金 壱萬円など)、裏には左端に住所と子どもの名前を書きます。金銭の額は、数字を「壱、弐、参…」と大字で書くのが一般的です。5,000円の場合は「伍阡円」と書きます。
 
ボールペンやサインペンで書くのが禁止というわけではありませんが、見栄えもいいため、筆ペンで書くことをおすすめします。

お参りの手続きは

七五三お参り
七五三のお参りは本来11月15日ですが、平日だと都合のつかない人も多いですよね。そういった事情もあり、今は9月後半から10月中旬に参拝する家族が多いみたいです。特にその期間中の大安の土日には神社が混み合います。祈祷はたいてい受付順で行われますが、大きなところだとものすごく待つことになったり、断られる場合もあるそうです。

事前に予約ができるところは、しておくのが無難です。予約ができれば、そのあとの食事や挨拶などの予定もたてやすいですよね。3ヶ月ほど前に神社に連絡をすれば安心でしょう。

いかがでしたか?初穂料を包む際のポイントは4つ

  • 相場は5,000円~10,000円
  • 多くの神社で5,000円以上に設定されている
  • 大きい神社では、金額が決められていることもある
  • のし袋に入れて持っていく

 
また、お参りへ行く神社を決めたら予約をしておきましょう。初穂料の金額はそのときに聞いておけば間違いありません。
 


日本の儀式ではなにかと必要な「のし袋」。わざわざ買うのももったいないよなぁ…なんて思っていましたが、意味を知るとそんな気持ちがすっと消えるから不思議です。

ちなみに、七五三で使う「紅白蝶結び」は、何度でも結び直しのできる蝶結びであることから、「何度あってもいいお祝い」に使われます(だから、おめでたい紅白の水引でも結婚式には向かないのですね)。七五三のほかにも、出産や入学、成人祝いなどに使われます。

理由を知っておくと、のし袋選びで間違えることもなくなるかもしれませんね。

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