七五三のお祝いの相場!甥・姪の場合は金額は幾ら?
公開日: : 最終更新日:2018/10/20
親御さんはもちろん、周囲の人々にとって可愛い子供の無事な成長を祝う七五三は、子供それぞれ一人に一度きりのもの、大事にお祝いしてあげたいですね。
私にも既に小学校に上がった子供が3人います。お祝いの年齢が兄弟で重なった年もあったのでお祝いをしたのは合計3回ですが、それぞれに違う思い出があって、今でも時々写真を眺めては思い出し笑いをしたり、子供がその時の様子を撮ったビデオを見て、自分の子供時代に「可愛い~!!」なんてナルシスト発言をしたりしてます(笑)
しかし、写真の前撮りや、当日の着物レンタルなどの情報はたくさん目にしますが、親戚間の七五三のお祝いのことってあまり話題に上らないような、公になっていない印象がありますよね。例えば甥や姪にあたる子供にお祝いを送る場合、具体的にはいくら包めばよいものなのでしょうか?
目次
七五三のお祝い。甥・姪の場合は金額は幾らが相場?
おじさんおばさんが姪や甥に送る場合は
- 現金の場合…5,000円~10,000円
辺りが相場ですが、あくまでも気持ちですから常識の範囲内であれば差し支えないでしょう。
七五三は基本的に内輪のお祝いですから祖父母や近親者からのお祝いになりますが、近親者が多い場合はみんなで相談してみるのも良いかもしれません。
現金ではなく品物にする場合は、お参りの際に使う草履や鞄など小物を負担するようですが、最近はお参りの着物などは用具一式レンタルする家庭が多いので不要な場合も多く、まずは先方に確認することをおすすめします。
お祝いを頂く親の側からするともちろん現金が一番嬉しいのですが、そこは可愛い甥っ子姪っ子!渡したときの喜ぶ顔が見たいと思うのでしたらぜひ品物をプレゼントしてみましょう。
- 品物の場合…
・普段に着られる服や靴、おもちゃ
・男の子…ゲームなどのおもちゃ、文房具、プラモデル
・女の子…可愛い帽子やカバン、ヘアアクセサリー、絵本、人形
など、子供が喜ぶものにすると良いと思います。普段から甥っ子や姪っ子には会った時に話しかけたりしてコミュニケーションを取り、好きなキャラクターや色などリサーチしたり、パパやママから子供が欲しいものをコッソリ聞き出すのも良い方法です。
時代は変わっても子供の喜ぶ顔は大人を幸せな気持ちにしてくれます。現金であれ品物であれ、あなたが贈るお祝いの気持ちにかわりはないのです。
七五三のお祝い。孫の場合は金額は幾らが相場?
おじいちゃんおばあちゃんが孫に送るお祝いの相場は
- 現金の場合…10,000円~数万円程度
です。現金の他、晴れ着など品物を贈ったり、写真やお参りの費用を負担する場合もあります。
晴れ着など七五三で使う品物を送る場合は、上にも書きましたが最近の両親はレンタルでと考えている場合も多いので、必ず事前に確認しましょう。レンタルの場合は、レンタル費用として現金を送るのが良いでしょう。
七五三のお祝い。知り合いの場合は金額は幾らが相場?
友人や近所の子どもに送る場合の相場は
- 現金の場合…3000円~5000円程度
ですが、とても親しくしている友人やご近所さんの子どもだからこちらから積極的に贈りたいと思う場合か、前に先方から何らかのお祝いをもらっている、または住んでいる土地の習慣で決まっている場合のみで良いような気がします。
親しい友人からいただくのでも、友人に子供がいる場合はあげたりもらったりと結局お互い様になるし、子供がいない場合はこちらから返す機会がないのでかえって恐縮に感じてしまいます。
どうしてもお祝いを渡したい場合は、現金よりも、菓子折りやちょっとしたおもちゃ、女の子なら髪飾りやアクセサリー程度にした方が良いのではないでしょうか。
お祝いを贈るのはいつが良い?
お祝いを贈る期間は、一般的な七五三の日にち11月15日より1ヶ月前の10月中旬から、遅くとも1週間前の11月初旬にすると良いでしょう。
祝儀袋の表書きは何と書く?
お祝儀袋はのし付き、水引は紅白の蝶結びのものにします。
表書きは
- 「七五三御祝」
- 「祝七五三」
であれば全年齢対応ですし、性別関係なく通用します。
- 「御祝」
のみでも大丈夫です。
正式には年齢それぞれに表書きがあるのですが、
- 「賀御髪置(おんかみおきをがす)」(三歳男女)
- 「袴着祝」(はかまぎいわい)」(五歳男)
- 「賀御帯解(おんおびときをがす)」(七歳女)
と書くようです。
七五三の甥へのお祝いおすすめプレゼント
普段から接する機会が多い場合
遠いところに住んでいる場合
次は、3歳、5歳と年齢に分けてランキングを付けてみました。(ベスト5)
3歳
【1位:着物や袴】
高額になるので、親戚と一緒にお金を出しあって送るのがオススメです。
【2位: 草履、靴などの小物】
着物や袴に合うものを選ぶ必要があります。お子さんのご両親とよく相談して決めるのが良いです。
【3位:スーツ】
3歳の男の子ですと、着物を着るのを嫌がる子もいます。その場合はスーツを選ぶことも有りです。スーツも高額なので、どちらが良いか事前に念入りに打ち合わせをする必要があります。
【4位:コート】
七五三の時期は寒いのでコートも喜ばれます。
【5位:絵本】
3歳になりますと、少し文字が読めるようになっているお子さんもおられると思います。簡単な文と内容の絵本をプレゼントすると良いです。
5歳
【1位:おもちゃ、ゲーム】
5歳の男の子ですと、やはりおもちゃやゲームですね。最近では、子守代わりにもっと幼い頃からスマホで遊ばせているような時代です。ゲームも進化し続けています。必ず喜ばれること間違いなしです。
【2位:洋服、靴】
洋服や靴は、お子さん2もそうですが、それよりも特に親御さんに喜ばれます。育ち盛りのため、買った服はすぐに小さくなるのでこの時期は服が大量購入、大量消費となるからです。親御さんにサイズをよく聞いての購入をオススメします。
【3位:本や図鑑】
5歳になると、3歳に比べて更に好奇心も旺盛です。特に男の子は恐竜や乗り物を好きになりやすいです。また、戦隊ものも大変好まれます。
【4位:スポーツ用品】
近年では、小学校に上がる前にスポーツの習い事をしている方も少なくはありません。特にサッカーや野球が人気です。事前に聞いておく方がいいですね。
【5位:文房具】
5歳となると小学校入学間近です。文字の読み書きの機会も増えてきたと思いますので、文房具のプレゼントは喜ばれます。
七五三の姪へのお祝いおすすめプレゼント
普段から接する機会の多い場合と遠いところに住んでいる場合ですが、基本甥っ子と同じで良いかと思います。
こちらは3歳と7歳でランキングを付けてみました。(ベスト5)
3歳
【1位:晴れ着】
女の子の晴れ着もかなり高額になります。レンタルもあるので借りるという方もいらっしゃると思います。プレゼントを考えているなら親戚と一緒にお金を出しあうのが良いと思います。
【2位:扇子、草履、髪飾りなど小物類】
女の子の晴れ着に合わせる小物の種類は沢山あります。特に髪飾りは付けるととても可愛くてオススメです。髪にとめやすく、落ちにくいものが良いです。
【3位:ワンピース】
晴れ着は高いため、ワンピースでお詣りする方も多い様です。3歳の場合、お詣り後にお食事会などに行かれる方にオススメです。
【4位:ドレス】
近年では安価でドレスを購入することも可能です。七五三の前後に親戚などの結婚式などの参加を控えておられる方にオススメです。
【5位:おもちゃ】
男の子と同様おもちゃも人気のようです。女の子ならメルちゃんやシルバニアファミリー、リカちゃんなど昔からの定番や、最新のプリキュアシリーズもオススメです。
7歳
【1位:洋服】
7歳になるとお洒落にも目覚め始めます。好みもはっきりと分かれてくるため、事前に親御さんに確認することをオススメします。
【2位:鞄】
お洒落に目覚め始めるということで、鞄もお洒落の必須アイテムですよね。学校にも持っていけるサブバック的なものをオススメします。
【3位:コート】
七五三の時期は寒いです。しかし、以外にもコートを持っておられない方が多いので喜ばれます。学校でも着ていけるものがオススメです。
【4位:文房具】
7歳は小学校に上がっているので、文字の読み書きが日常茶飯事となります。まだ小学校低学年なので、筆箱や鉛筆にキャラクターなどのこだわりも出てくるかと思いますので、こちらも親御さんとの確認が必須となります。
【5位:本】
文字も大分読めるようになっているかと思います。この頃からの読書の習慣をつけさせる良い機会にもなるかもしれませんね。
七五三のお祝いの金額は、
甥・姪の場合は、
- 現金…5,000円~10,000円
- 品物…
・普段に着られる服や靴
・男の子…ゲームなどのおもちゃ
・女の子…可愛い帽子やカバン、ヘアアクセサリー
孫の場合は
- 現金の場合…10,000円~数万円程度
※品物の場合高額になるので、孫の親と相談した方が無難
友人や近所の子どもに送る場合の相場は
- 現金の場合…3000円~5000円程度
を、10月中旬から遅くとも1週間前の間に贈ると良いことが分かりました。
本来七五三は家族だけの内輪のお祝いなので、お祝いの金額なども決まったものはないのです。しかし先方の価値観によってはお祝いの金額もきちんとした方が気持ちが伝わる場合もありますので、ケースバイケースでお祝いの金額を決められたら一番いいですね。
ちなみに、初めにも書きましたが私は子どもが3人いて、旦那にも私にもきょうだいがおり、それぞれ皆結婚していてそれぞれに子供達がいますが、親戚間で七五三のお祝いの金品を送ったこと、送られたことは一度もありません。それぞれの両親から現金を送ってもらっただけでした。
というのも、旦那側の親戚、私側の親戚それぞれの年長者から、初めに取決めがされたからなのです。
旦那側では、旦那の一番上のお兄さんから「子供のことで送ったり送られたりは一切なしにしよう」と結婚して親戚として顔を合わせた始めに言われました。
私側では、私の父が「お互い様になるんだから最初からするな」と私と私の弟に、それぞれに子どもが産まれた頃に言われました。言われた時は少しビックリしたのですが、今思えばとてもありがたい取り仕切りでした。
それなので、私は親戚間のお祝いで悩んだ経験は一切ないのです(笑)。それぞれの立場もあると思いますが、もし言えそうな間柄の場合は「お互い様にしませんか?」と提案すると、もしかしたら相手側もホッとするかも知れませんよ。