七夕飾りの意味を幼児にもわかりやすく伝える方法!
公開日: : 最終更新日:2019/03/04
幼児と七夕飾りを作っていると、聞かれる可能性が高いのが「七夕飾りの意味って何?」という、素朴な疑問です。
そんなこと聞かれても分からないよー!っていう方の為に、幼児に七夕飾りの意味を分かりやすく伝える方法を教えます。
子どもと七夕飾りを作っていると、8割くらいの確率で聞かれるのが「何で飾りを作るの?」「何で願い事を書くの?」・・・など。幼児の素朴な疑問は無限ループに陥る可能性を秘めています(笑)
なんでって言われても・・・七夕飾りの意味なんて、大人でもあまり考えたことないから分からないですよね^^;
しかも、幼児に分かりやすく伝えるなんて至難の業です。
そこで今回は、「あれ何?」「これ何?」と、なんでも疑問に感じる時期の幼児にも分かりやすく七夕について伝える方法をご紹介します^^
なぜ七夕飾りをするの?
七夕飾りには一つ一つ意味があることは、何となくわかりますよね。
元々は、裁縫や機織りが上達しますようにと、紙ごろもを飾りお祈りしていました。
これが七夕飾りの始まりと言われています。
幼児に聞かれた場合は、わかりやすい言葉で説明してあげる事が大切です。
七夕飾りそれぞれの意味と「七夕飾りをすると天の神様が願いをかなえてくれるんだよ~」と教えてあげるのが一番分かりやすいかもしれません。
疑問を感じた時の純粋な質問です。
あやふやにごまかすのではなく、子供に夢を与えるような答えを返してあげてください(^^)
七夕飾りは中国の陰陽五行説に由来しており、短冊一つ一つの色に意味があることはわかりますよね。
その色に合った教えを、幼児にも分かりやすい例えに変えて伝えてあげるといいでしょう。
例えば・・
- 赤 「仁」→「パパママありがとうの気持ちだよ」
- 青 「礼」→「優しい気持ち持とうね」
- 黄 「信」→「みんな仲良くね」
- 白 「義」→「約束守ろうね」
- 黒(紫)「智」→「がんばるぞーの気持ちだよ」
なんてどうでしょうか(^^)
短冊に願い事を書くようになったのは江戸時代からです。
当時流行っていた手習い(裁縫や機織りや習字)が上達しますようにと願う人が多かったんですね。
七夕飾りの種類と意味については次項目で詳しく説明します^^
七夕飾りの種類と意味は?
七夕飾りには、「紙ごろも・折り鶴・くずかご・巾着・ふきながし」を作るのが一般的ですが、ひとつひとつの意味も是非お子様に教えてあげてください☆
- 紙ごろも
・・・病気や災いの身代わり - 折り鶴
・・・大切な人が長生きできますように - くずかご
・・・物を大切にする心が育ちますように - 巾着
・・・お金が貯まりますように - ふきながし
・・・織姫のように機織りが上手になりますように
どれも大切な意味が込められているんですね^^
幼児には少し分かりづらい表現もあるかと思いますが、分かりやすくかみ砕いた表現で教えてあげると良いでしょう♪
なぜ笹に飾るの?
私達は当たり前のように、七夕になると笹に短冊や笹飾りを笹に吊るしますが、なぜ笹にこれらを飾るのか・・・考えたことはありますか?
きっと考えたことない人が多いんじゃないかなぁ?と思います。(私もなんとなく七夕=笹って感じで、考えたことありませんでした^^;)
なぜ笹に飾るのかというと、昔の人は笹を神聖な植物だと信じていたからです。
昔の人が神聖な植物だと信じたのには、こんな訳がありました。
- 笹はまっすぐ天に向かって伸びるものなので、笹に意味を込めた飾りを飾ることで天上の神様やご先祖様に届くと信じた。
- 生命力があり、殺菌効果もある笹には魔除け効果があるとされていた。
- 七夕の歌にも出てくる「ささのはさらさら♪」のサラサラという音には、ご先祖様や神様が宿るとされていた。
笹ってパンダが食べて、七夕には笹飾りをする植物だとしか思っていませんでしたが^^;
こういうことをキチンと知ると、笹飾りも笹も神聖なものに感じてきますね!!
なぜ短冊に願い事を書くの?
短冊のはじまりは、裁縫や機織りの上達を願うものでした。その頃には、短冊に願いを書くというものではなく、笹に織り糸を飾りお供えしていました。
織り糸が布、布が短冊へと時代とともに変化し、寺子屋で勉強する寺子たちが字の上達を願い短冊に書いたのが短冊のはじまりとされています。
ではなぜ短冊に願い事を書くのでしょうか?
それは笹飾り同様、天上の神様に願いを届ける為とされています。
短冊は歌にもあるように五色あります。
もちろん五色の色それぞれにも意味があります。覚えておくと、短冊の願い事を書く時の参考にもなりますよ♪
- 赤
・・・父母・ご先祖様に感謝する - 白
・・・義務や決まりを守る - 黄
・・・友人や知人など、人間関係を大切にする - 紫
・・・学業の向上 - 青
・・・人間力を高める・得を積む
七夕飾りの意味を幼児にわかりやすく伝える方法!
では実践(笑)
七夕飾りを作る時に子ども(幼児)に意味を聞かれたときの伝え方例文を会話形式でまとめました☆
折り紙で作る七夕飾りは色々あるけど、全部意味が違うの?!
この紙ごろもは、着物の形をしているでしょ?
これは、お裁縫が上手になりますようにっていう意味で、折り鶴は、家族が長生きできますように・・・巾着はお金がたくさんたまりますように。
それからくずかごは、○○(ちゃん・君)が物を大切に出来る子に育ちますように。
ふきながしは、織姫様のように機織りが上手になりますようにっていう意味だよ
このように幼児にもわかりやすく教えてあげながら、一緒に七夕飾りを作ると、より楽しくなりますよね^^
いかがでしたか?
なんでも知りたがる子供を目の前にすると、どうしても「ママもしらん!!すまん!!!」で済ましてしまいがちですが(私の事ですけどね・笑)
キチンと答えてあげ、教えてあげることも子育てには欠かせない愛情表現の一つなのかもしれませんね。
私も(反省して!)これからは、子どもの疑問にしっかり答えて上げられる母親目指して頑張ります♪