セミの脱皮!時間帯は?場所は?失敗することはある?

公開日: : 最終更新日:2019/02/24




夏といえば、子供の頃にだれしも1度ぐらいは、虫取り網とカゴを持ってセミとりをした経験があるのではないでしょうか?

しかし、そういえばセミの幼虫や成虫は実物をみたことはありますが、脱皮する瞬間ってなかなかお目にかかれないですよね。

上野公園などに行くと、低い木々に所狭しとセミの抜け殻を目にして、子供の頃にはよく取って持って帰ったものですが、抜け殻はあれども中身はいつ脱皮しているのでしょうか?

それでは今回は、ちょっとセミの脱皮について考えていきましょう。

セミが脱皮する時間帯っていつ?

セミが脱皮している!

セミが脱皮する時間帯はいつ頃なのでしょうか?

大体でいいますと、夜間の午後8時すぎぐらいだそうです。

ほとんどのセミは夕方夕方6時頃から9時頃に地上に出てきて、安全な場所を探したら日没と同時に羽化を始めます

木の枝や葉の裏での脱皮が多いですが、木の幹や石垣などを選ぶこともあります。

落下などの危険とよじ登る体力を考慮してなのか比較的低い位置が多いようです。

場所に加えて、温度や周囲の明るさは非常に重要で、だいたい気温30℃前後の晴れた夜を選びます。

幼虫のセミは無防備で弱いので日中だとスズメバチや蟻などに襲われる危険性があります。

周囲が明るくなる前に脱皮を行い、夜の間に羽を伸ばし、敵の現れる朝までには飛行できる状態にして自分の命を守っているのです。

成虫のセミは昼間にしか活動しませんが、幼虫が脱皮・羽化するのは夜間の時間帯だけという所になんだか生命の神秘を感じますよね。

また、サナギや羽化したてセミは大変デリケートで、落下するとその衝撃で死んでしまいます。

そのため成虫になる確率は約30%ということですから、かなり厳しい現実です。

夏になるとあれほどのセミの鳴き声を聞かされるのに羽化の瞬間をなかなか目にすることが出来ないのはこういった理由があるからなんですね。

私たちが思っている以上にデリケートで神経質な生き物なのかもしれません。

私も、抜け殻だけしか見た事がないので今まで不思議に思っていたのですが、これでようやく納得できました。

セミの脱皮はどれくらいの時間かかる?

セミが脱皮した後の抜け殻
こちらも、結論から言いますと大体2時間ぐらいです。

空が暗くなった午後8時過ぎごろから背中が割れて羽化が始まります。そして午後10時ごろにはもう羽が伸びています。

夜明けと共に飛び立つ準備が出来るように、また外敵に襲われないように、このような時間で素早く脱皮をするそうです。

自然界の掟は、正しい理論の上に成り立っているのですね。

セミが脱皮する場所は?

セミが脱皮をするのは木の低い所

それでは、セミはどこで脱皮するのでしょうか?

冒頭にも書きましたが、なぜか公園でも木々の低いところでしかセミの抜け殻を目にする事はありません。

とある研究者の研究からすると、セミの脱皮が行われるのはおよそ地面から60センチ以内のケースがほとんどだったそうです。

理由としてましては、天敵から身を守るという大事な理由もあるのですが、その他に、高い場所に行けば行くほど羽化に必要な体力を消耗してしまうから低い場所を選ぶと言う事だそうです。

セミなりに考えた結果だったんでしょうね。昆虫とは、なかなか賢い生き物ですね!!

セミの脱皮は失敗することはある?

私達は、成虫になったセミか、イモムシみたいにまるまった白い幼虫しかなかなか目にすることはありません。しかし、成虫になるまでの最中に失敗することはあるのでしょうか?

実は、セミも脱皮の最中に失敗して成虫になれないことが多々あります。しかもそのケースは大変多くて、実に60%以上のセミが羽化に失敗しているのだとかいうそうです。

何年もの長い間、土に潜って地上に出る瞬間を待っていたといいうのに、なんてかわいそうなんでしょう!!

脱皮に失敗する原因としてはいくつかあります。

羽化の最中は生まれたての状態のようにデリケートなので、地面にポトリと落ちるだけでその時のショックや衝撃で息絶えてしまうんです。

あとは、こちらも体力や衝撃の関係なのですが、羽化に適した高さ60センチぐらいのところに行くまでに体力を使い果たしてしまうこともあるのだとか。

例えば、羽化するためにセミが木をよじのぼっているところを少し揺さぶっただけでも、その衝撃で死んでしまうことだってあるんです。

セミは、本当にデリケートな生き物ですね。

他にも、脱皮の最中にスズメなどの天敵に襲われてしまうこともよくあります。

可哀想ですね…。

セミの脱皮を手伝うことはできる?

セミ取り

例えば、夏休みの自由研究のためにつかまえた幼虫が、いざ脱皮して羽化しようとした時に、なにかしらお手伝いしてあげられたらなと思うのは人情ですよね。

では、どのようにすればセミがうまく脱皮することができるかを考えていきたいと思います。

まず、家で脱皮させる場合は、小さ過ぎる飼育ボックス内だと羽化が始まらない事も多いので、カーテンの近くの広々とした空間を確保してあげたり、飼育しているところに植木や網戸などがある場所を用意してあげて下さい。

あとは、先にも述べました通り、暗い時間帯に羽化するので蛍光灯が明るい室内では日中と勘違いしてしまう事も考えられます。

なので、程良く暗くしてあげて下さい。

それから、大事なのは気温です。

夏の室内は、外と違って気温や湿度が効き過ぎているので幼虫を乾燥させてしまう原因になります。羽化が始まりそうになったらエアコンを完全にオフにするなどの配慮をしてあげて下さい。

以上が、家でのセミの脱皮のできる限りの手助けになります。

セミの脱皮する時間帯は、あくまでも夜の8時頃からとなります。そのため、セミが脱皮するところを見られるのは大変貴重なことです。

もし、自然界で幼虫が穴から外に出る時を見かけたら、セミは非常に用心していますので、騒いだり穴に近づいたりしないで離れていてあげましょう。

自然の生態系では、人間はヘタに手を出さないことが一番いいようですね!


いかがでしたでしょうか?

セミが脱皮する時間帯は、大体でいいますと、夜間の午後8時すぎぐらい。ほとんどのセミは夕方に地上に出てきて、日没と同時に羽化を始めます。

セミの脱皮に掛かる時間は、大体2時間ぐらいです。午後8時過ぎごろから背中が割れて羽化が始まり、午後10時ごろにはもう羽が伸びています。

夏休みの自由研究などでセミとふれあう機会が多いかとは思いますが、セミの特に脱皮の瞬間とは非常にデリケートなものですので、セミが元気に成虫になって自然界へと戻してあげて旅立てるように、細心の注意をはかってあげて下さい。

私は、なかなかセミの幼虫を飼ったりすることはなくてカブトムシの幼虫を買ってもらったことがあるのですが、その時も、成虫になる前に死んでしまいました。今、思えば、可哀想なことをしたと思います…。

いかなる生き物も自然の摂理にのっとって生きているわけですから、我々人間はその自然界の生物を殺すことなく居てあげたいものです。

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