入学式の着物は母の場合だったらコレ!着物と言っても色々ある!
公開日: : 最終更新日:2018/10/06
冬の寒さの中にも、春の訪れを感じさせる暖かい日差しを感じるようになってきました。
新一年生がピカピカのランドセルを背負って入学式に参加する日が近づいてきましたね。
「入学式はスーツを着て行こうかしら?でも着物も着てみたいわ。」
とお子様の新たなスタートである入学式に何を着ていこうか悩まれているお母様方も多いかと思います。
せっかくの数少ない機会なので日本の伝統文化である『着物』を着て晴れやかな気持ちで大切な日を過ごせたら素敵ですね。
ここでは着物の種類や帯、草履、バックの選び方などを紹介します。
入学式の着物で母の場合だったらどんなのが良い?
一言に着物と言っても様々な種類や格式がありどのような物が入学式にふさわしいのか迷ってしまいますね。
~着物の格~
「略礼装(準礼装)」と呼ばれるものは第一礼装に次ぐ格の着物です。入学式や結婚式の披露宴、観劇、パーティーなどに着る着物で・訪問着・振袖・色無地などがあります。
「外出着」と呼ばれるものは略礼装に次ぐ格で一番応用範囲の広い着物です。付け下げ・付け下げ小紋・小紋(友禅)などがあります。
これらの中で入学式に適している着物は略礼装に分類される「訪問着」、「付け下げ」、「色無地」です。「江戸小紋」の着物も落ち着いた柄や色のものであれば良いと言われています。
ではそれぞれの着物の特徴を紹介します。
訪問着
付け下げ
色無地
小紋
遠目では無地に見えるようなとても細かな柄の「江戸小紋」の着物で落ち着いた柄や色の物ならば入学式に着て行っても良いと言われています。
落ち着いた柄が良いです。
色や柄はどんなのが良い?
まず肝心なポイントは入学式の主役は子どもさんであるということです。
このことを踏まえると派手な色や派手な柄の物は避け、淡い色や落ち着いた柄を選んだ方が良いでしょう。春らしく桜の柄も素敵ですね。
入学式は桜や新緑が綺麗な時期ですので写真映えする色を参考にするのも良いと思います。写真好きの私個人の意見ですと桜や新緑には淡い色の緑や青の着物が素敵だなと思います。
またお子様が着る衣装が濃い目の色の場合は、淡いピンク色やクリーム色もとても良く合うと思います。
帯はどんなのが良い?
帯は着物の格式や種類によって選びます。
(帯の種類)
- 訪問着の場合は「袋帯」というもので「二重太鼓」という結び方がおすすめです。
- 付け下げ、色無地の場合は「名古屋帯」というもので「一重太鼓」という結び方がおすすめです。
(帯の色)
- 色の濃い着物の場合は淡い色合いの帯を合わせます。
- 色の薄い着物の場合は濃い色の帯を合わせます。
(帯の柄)
- 大きい柄の着物の場合は小柄の帯を合わせます。
帯を決めるのは重要なポイントです。
草履はどんなのが良い?
「おしゃれは足元から」という言葉もありますが、普段は履くことのない草履なので選ぶのも迷ってしまします。
草履を選ぶ時のポイントですが、草履にも艶がある方が格上などの格があります。
入学式には台が3.6cm以上(3.6cm以上あれば礼装用)の高さで本革やエナメル系の淡い色の物が良いようです。
レンタル屋さんによっては草履や小物などの道具一式をレンタルしてくれるお店もあります。
バッグはどんなのが良い?
バッグなどの小物も着物に合ったものを選びたいものです。派手なものは避け、目立たない物にする方が良いでしょう。
また、サブバッグを持っていると入学式当日に配布された物を持ち運ぶのに便利です。
サブバッグも小物の一つになりますので、目立つものは避け着物に合うも物を選ぶと良いと思います。
入学式に着物の保護者がいらっしゃると雰囲気も華やかになり、新たなスタートであると気持ちも引き締まります。
また記念撮影でも素敵な写真になり、家族の思い出の一枚を家に飾られるのも良いと思います。
お子さんの成長の節目で着物を着て記念に残す事はとても素敵なことですね。お宮参り、初節句、七五三、入学式、卒園式、成長するにつれ段々と着物を着る行事は少なくなっていきます。
ぜひこの機会に着物でお祝いしたいですね。
おまけですが、岩手県大船渡市のある小学校では新一年生が着物姿で入学式に参加するそうです。
色とりどりの着物を着た子ども達の姿はとてもかわいいです。このような小学校が増えるといいですね。