アイスのカロリーが気になる!低いからって食べて大丈夫?
公開日: : 最終更新日:2018/10/19
飲み会の与太話で「究極の選択」の話題になることが時としてあります。
先日の「究極の選択」は「ビールとアイス、どちらか一生食べられなくなるとしたらどっちを取る?」でした。
その時のメンバーの選択を集計すると8割が「アイス」でした。
ここで注意してほしいのは、この話題が出たのが「飲み会の席」だということです。
酒好きが集まる飲み会メンバーでもビールよりアイスを取る人が8割もいるとしたら、日本人のほとんどがアイスを生活必需品と思っているのでしょう。
ビール派の反撃として「アイスはビールより太るぞ」という意見も出ましたが、「最近はカロリーが低いアイスも出てるんだから大丈夫なの!」と反撃されていました。
そんなアイスが世の中にあるなんて初耳!カロリーの低いアイスとはいったいどんなアイスなんでしょう・・・
カロリーが低いアイスは食べても大丈夫なの?
「ダイエット中なんだけど、大好きなアイス食べても大丈夫かな・・・」と心配している人に、アイスの種類についてご紹介します。
アイスと一口にいっても、実は4つの種類に分かれます。アイスの成分表示のところに「種類別:ラクトアイス」などと書かれているのがそれです。
この表示は一般社団法人日本アイスクリーム協会(こんなのあるんですね)によってわけられたもので、
- アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
- アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
- ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
- 氷菓(上記以外のもの)
の4種類になります。
アイスのカロリーを決める大きな要因の一つが「脂肪分」。
上の分類で見ると上に行くほど脂肪分が多くなり、当然ながらカロリーは高くなる傾向にあるわけです。
一番下の「氷菓」は、かき氷やシャーベットを指し、乳成分がまったく、あるいはほとんど使われていないタイプのアイスで”脂肪分に関しては”最もカロリーが低いアイスです。
同じ「氷菓」でも練乳がたっぷり入ったものやアイスクリームやあずき、フルーツといったトッピングが満載のもの(カップアイスに多い)など市販品にはカロリーが高いものもありますので注意が必要です。
もちろん市販のものでもさっぱり系のフルーツシャーベットなどを選べばかなりカロリーは抑えられるでしょう。
しかし、今話題のカロリーが低いアイスは、上記4種類のうち「ラクトアイス」に属しているのに独特の工夫によってカロリーを低く抑えているのです。
「ラクトアイス」は乳成分が少ないため乳成分の高いアイスクリームなどでは表現しにくい果汁や市販のジュース飲料の味を出せたり、さまざまな風味を出すことができるアイスです。アイスクリーム、アイスミルクよりもお手ごろな価格の商品が多いことも魅力の一つですね。
しかし、今話題のカロリーが低いアイスは、上記4種類のうち「ラクトアイス」に属しているのに独特の工夫によってカロリーを低く抑えているのです。
私の意見としてはラクトアイスなら食べても大丈夫!
注意したいのはカロリーを気にするあまり好みでないアイスを選んだりすると、きちんと満足できずかえってストレスがたまり量が増えてしまうなんて恐ろしいことも!
低カロリーアイスはなぜカロリーが低いの?
低カロリーアイスの代表格、グリコの「カロリーコントロールアイス」が1カップ110ミリリットル80キロカロリーという低カロリーを実現した理由を見てみましょう。
ちなみに日本アイスクリーム協会サイトによると、高脂肪のラクトアイスは100グラム224キロカロリー、低脂肪ラクトアイスは100グラム108キロカロリーです。
同じラクトアイスでも高脂肪のものと比べたら、なんと半分以上低カロリーです。
一体どうやってこんなにカロリーオフできたのでしょう?
その秘密は、アイスのカロリーの大半を占める脂肪と糖質を大幅にカットしたことにあります。
豆腐と低カロリー甘味料を乳成分と砂糖の代わりに使っているのです。
アイスの最大の特徴であるなめらかな食感と甘さを豆腐と低カロリー甘味料で実現したわけです。
さらに食物繊維入りというヘルシーさでダイエッターやボディビルダー御用達アイスの地位を確立しました。
病気などで糖質を制限しなければならない人にも福音ですね。
アイスを食べても太らないって本当?
ちまたに広がる「アイスは食べても太らない説」の根拠は「アイスが冷たいから」です。
冷たい物を食べると体内の温度が下がります。
哺乳類である人間には体温を一定に保つ体のはたらきがありますので、体内の温度が下がるとそれを戻そうとして新陳代謝が良くなるというのがこの説を支える根拠。
しかし一方で「体内が冷たくなると代謝能力が落ちる」という説もあります。
体を温めて新陳代謝を促しましょうと、トウガラシやショウガを積極的に摂るように勧める意見もありますよね。
こんな真逆の二つの説のうち、どちらが正しいのでしょう?
正解は「わかりません」。
わかっていたら多くの人がダイエットに苦労しないでしょう。
ただ一つ言えることは、消費カロリーより多くカロリーを摂取しているうちは絶対に痩せないということです。
人工甘味料とは?
ダイエッターから糖尿病の人まで、糖質をコントロールしたい人たちが注目しているのが人工甘味料。
低カロリーアイスにも使われています。
この人工甘味料とはその名の通り人工的な甘み成分を使用した甘味料です。
基本的には人工甘味料自体はノンカロリーです。
人が甘さを感じる甘味度は天然甘味料の代表格である砂糖の200倍程度です。
ゼロカロリー飲料にも使われています。
世界で一番使われている人工甘味料は「アスパルテーム」というもので、日本でも30年ほど前に認可され、広く普及しています。
このアスパルテームの安全性については数々の論争があるようですが、今のところ有害であるという結論は出ていません。
少しでも安全性について悪いウワサが出ているものは口にしたくない人、妊娠中、幼児などは人工甘味料を使ったアイスは避けた方がいいのかもしれません。
太らないアイスの選び方と食べ方
前章でご紹介した「アイスは食べても太らない説」によると、一日のうちで一番体内の温度が上がるのは午後から夕方にかけてだそうで、3時のおやつを中心とした午後のひとときにアイスを食べるのが、一番太りにくいそうです。
逆に飲んだ後の締めのアイス、夕食後一休みして入浴したあとの「風呂上がりのアイス」は、アイスを食べてから就寝までの時間が短いので、いくらカロリーが低いアイスを選んでもおすすめしません。
まあアイスに限らず寝る前3時間以内に食べ物を食べるのはダイエッターにとってはご法度ですけどね。
また、ガリガリ君に代表される「氷菓」といわれるアイスキャンディやかき氷タイプのアイス、さらにはジェラートは乳脂肪分が少ないので比較的カロリーが低く太りにくいタイプのアイスと言えます。
ただし練乳やチョコレート、シロップ、ナッツなどトッピングや甘味が思わぬ高カロリーだったりするので、やはりパッケージ表示のカロリーを確かめて選びましょう。
【凄腕 トルコアイス売り】
アイスクリームを食べても大丈夫かというと以下の4つがあって「ラクトアイス」ならたまには食べても大丈夫でした。
- アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
- アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
- ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
- 氷菓(上記以外のもの)
アイスは今やコンビニの主力製品になっていますが、コンビニの商品発注に利用している気温によって商品の売れ筋が変わるという「ウエザーマーチャンダイジング」の統計によれば、コンビニでアイスの売り上げが目に見えて上がるのが気温27度を超えた時だそうです。
ところが、もっともっと暑くなって気温が30度を超えると逆にアイスの中でもアイスクリーム系のアイスはは売れなくなるそうです。
その代わりに売り上げを伸ばすのが、かき氷系のアイスだそうです。
あまりにも暑くなると、こってりよりさっぱりにニーズが変化するのですね。