恵方巻き2019年!食べる方角はどっち?
公開日: : 最終更新日:2018/10/26
今や節分には豆に続いて欠かせない存在の「恵方巻き」。この前、近所の人たちと「2019年の恵方巻きの方角はどっち?」という話になりました(^^)
みなさん節分に恵方巻きは食べるし方角も気にするけれど、そもそもその方角はどうして毎年変わるのか、どうやってその方角を決めているのかご存じですか?
私を含めた近所の人は、誰もそのことを知らなかったんです(・。・;
みんな「とりあえず節分には豆と恵方巻き」のような感覚で食べるんですよね。
2019年の恵方巻きはぜひ方角の意味などについて把握して食べてみてください(^_-)-☆
恵方巻きを食べる方角
2019年の恵方巻きを食べる時に向く方角は「東北東やや東(右)」です。
恵方は「その年の歳徳神(としとくじん)のいる方角」で、何事にも良いという縁起のいい方角と言われています。
歳徳神とは陰陽道で、その年の幸運や金運などの福徳を司る神様です。恵方巻きを食べる時だけでなく、初詣の時にその年の恵方にある神社に参拝する方や、引っ越しの方角としても選ばれています。
恵方巻きが特に一般的になったのはここ10年20年の話ですが、「恵方に歳徳神がいらっしゃる」という考え方自体は天保時代からありました。
その歳徳神は、毎年いらっしゃる方角が変わるんです。古い暦の「十干(じっかん)」と西暦の下一桁を組み合わせて、その年の恵方を決めます。恵方にはたくさんの方角があると思っている方が多いようですが、実は4つの方角しかありません。
十干と西暦の組み合わせはこのようになります。
十干
- 甲(きのえ)
- 乙(きのと)
- 丙(ひのえ)
- 丁(ひのと)
- 戊(つちのえ)
- 己(つちのと)
- 庚(かのえ)
- 辛(かのと)
- 壬(みずのえ)
- 癸(みずのと)
恵方表
- 東北東→甲の方角(甲、己の年) 西暦の下一桁が4と9の年
- 西南西→庚の方角(乙、庚の年) 西暦の下一桁が0と5の年
- 南南東→丙の方角(丙、辛、戊、癸の年) 西暦の下一桁が1と3と6と8の年
- 北北西→壬の方角(壬、丁の年) 西暦の下一桁が2と7の年
この表に当てはめると、2019年は甲の方角で東北東だということがわかります。
ただ、東北東ってどっちだか分かりますか・・・?
東西南北ならまだしも「東北東やら西南西やらって言われてもどこか全く分からないんだけど・・・」って方もいますよね。私も16方位で言われても全然ピンときません(笑)
地図を良く見られる方、風水、占いが好きな方なんかはすぐにわかるのでしょうかね?尊敬です。
調べてみたところ、今年の恵方の東北東は「東と北東の間」「東から北へ22、5度の所」のようです。
つまり東よりほんの少~し北に寄っている(アバウトですみません^^;)という方角ですね。
オススメの覚え方としては次のとおり。
恵方の「〇〇〇」という漢字三文字中、二文字が同じ方角だと思います。西南西だと西ですね。その二文字の方角から一文字の方角へ22、5度寄っている。なので西南西は「西から南へ22、5度の方角」というカンジです。
お友達や家族に東北東ってどっち?って聞かれてすぐに答えられたら、ちょっと自慢できますね!
ちなみに、恵方表を見て分かる通り、恵方が南南東になる年だけ多いです。10年あれば、そのうちの4年は南南東、残り2年ずつが東北東、西南西、北北西となります。
「恵方巻きを食べる方角って南南東が多い気がするな~」って思っていた方もいるかもしれません。実際に恵方の方角は一定の割合で分けられたものでは無いのです。
2019年は「東北東に金運、幸運の神様がいる」と覚えておきましょう♪
恵方巻きを食べる方角ももちろんですが、何か縁起を担ぎたい出来事があった時に東北東を意識してみると良いでしょう。
では、2019年の恵方巻きを食べる日はいつなのでしょうか?
2019恵方巻きを食べる日はいつ?
2019年の節分は2月3日なので、この日に恵方巻きを食べます。
節分は立春の前日ですが、毎年同じ日にちではないのはご存じですか?
立春は地球と太陽の位置関係をもとに、天体の動きで変わってくるので毎年変わります。
節分の日はたまたま数十年2月3日が続いているのですが、4日になることもあれば5日になることもあるんです。
では、どうして節分に恵方巻きを食べるのでしょうか?
なぜ節分に恵方巻きを食べる?
節分の日に恵方巻きを食べるのは、これからの1年間に福を呼び込むためです。
昔は立春が今のお正月のように1年の始まりとされ、立春の前日の節分は大みそかのような意味がありました。その節分の日に恵方巻きを食べて福を呼び込み、新しい1年が良い年になるように願うのです。
恵方巻きは切らずに丸ごと1本を、心の中でお願いごとをしながら無言で食べると言いますよね。
どうして切らないのかというと「縁を切らない」という意味があり、無言で食べるのは「話をすると福が逃げる」と言われているからだそうです。
そうは言っても恵方巻きは結構な長さと太さがあるので、家族で食卓を囲んでいる時などは食べ終わるまで無言というのはなかなか難しいですよね。(笑)
恵方巻きは今でこそ節分になるとどこでも売っていて、当たり前の風習のように食べていますが、全国に広がったのはごく最近のことです。
もとは大阪だけの風習で、名前も「恵方巻き」ではなく「丸かぶり寿司」というもので、大阪の商人が商売繁盛や厄払いのために食べていました。
その丸かぶり寿司を、1998年にセブンイレブンが節分に食べる縁起のいい巻き寿司として「恵方巻き」と名付けて発売したことがきっかけで、全国に知れ渡るようになったのです。2002年には50%だった恵方巻きの認知度が、2006年には90%になりました。
恵方巻きの具材はなにがある?
恵方巻きには7種類の具材を入れます。
どうして7種類かと言うと、福を呼ぶという七福神にあやかっているんです。7種類なら具材の種類に決まりはありません。
恵方巻きによくある具材には次のものがあります。
- たまご焼き
- しいたけ
- ツナ
- 高野豆腐
- きゅうり
- レタス
- カニカマ
- でんぶ
- エビ
- だし巻き
- かんぴょう
- うなぎ
- あなご
- 人参
- 三つ葉
- サーモン
- マグロ
- イカ
- 青しそ
このような具材の中から自分の好きなもので恵方巻きを作ると、より節分の行事が楽しくなりますね。
これまで、恵方巻きについて色々書いてきましたが以下がまとめです。
- 2019年の恵方巻きの食べる日は2月3日
- 2019年の恵方は南南東やや右
- 恵方は歳徳神のいる方角
- 1年間の福を呼び込むために節分に恵方巻きを食べる
- 恵方巻きの具材は7種類
コンビニやスーパーに売ってある恵方巻きは、7種類どころか「12種類の恵方巻き」などの商品もあるんですよ♪
せっかくだから七福神にあやかって、7種類の具材の恵方巻きで福を呼び込みたいですね(^^♪