小学校での卒業式のPTA会長の祝辞!この場合の例文!
公開日: : 最終更新日:2018/09/21
もうすぐ小学校の卒業式ですね(^^)
私は小学校でPTA会長をしているので卒業式の祝辞を頼まれたんです。PTA会長が祝辞を読むのは覚悟の上だったとはいえ、いざ祝辞の文章を考えるとなかなか良い文章が浮かびません(+_+)
色々調べてみてもありきたりな例文ばかりでいまいちピンと来ないんですよね。
自分が小学生だった時のことを思い出しても、祝辞って長くて難しくてつまらなかった覚えしかないし、、、。
せっかくの卒業式なので、卒業生と保護者に心に残る祝辞を贈りたいと思っています。そのような思いから、今まで祝辞を読んだ方から話を聞いてやっと納得のいく祝辞が完成しました!
小学校の卒業式で心に残る祝辞を贈りたいとお考えの方にぜひ読んでいただきたいと思います♪
小学校の卒業式の祝辞の例文は?
6年前、○○小学校に入学した時は、まだランドセルが歩いているように見えるくらい小さかった君たち。
今はこんなに立派にたくましく成長しましたね。
「ハンカチは持った?」「歯磨きは?」「宿題はすんだの?」「気をつけて行きなさい」と、6年間毎日のように言われていたかもしれません。
そんな言葉をうるさいと思ったこともあったでしょう。叱られ悔しくて隠れて泣いた日もあったかもしれません。
だけど、これだけは忘れないでください。おうちの方はただただ君たちを守りたいということを。
君たちの笑顔のためならどんなことでも頑張れるんです。
10歳の時、2分の1成人式で語ってくれた夢。暑い中、何度も失敗しながら毎日練習した運動会の組体操。心をひとつに歌うことができた発表会。
君たちの頑張りと成長が、私たちに笑顔と喜びをくれました。
6年間、頑張ってくれて本当にありがとう。
これから中学生になって新しいスタートが始まりますね。○○小学校で培った、仲間と協力することの素晴らしさ、仲間を思いやる気持ちを忘れずに自信を持って大きく羽ばたいてください。
私たちはこれからも君たちを信じ、支え、見守っていきます。
保護者のみなさま、おめでとうございます。
必死に子どもたちを支えて見守ってこられた皆様は、今日の日を無事に迎える事ができた喜びもひとしおのことと思います。
ご来賓の皆様、地域の皆様、本日はお忙しいところをご列席いただきまして誠にありがとうございます。皆様が見守って下さったおかげで子どもたちも安心して学校生活を送ることができました。
そして、校長先生をはじめとする先生方、6年間子どもたちに厳しくも温かいご指導をしてくださり、ここまで導いて下さったこと、本当にありがとうございます。○○小学校での全ての出来事が、子どもたちの今後の人生の糧になることでしょう。
皆様には今後も引き続き、この子たちの成長を見守って下さいますようお願い申し上げます。
今日この学校を巣立つ○○名の子どもたちが、○○小学校の卒業生としての誇りを持ち、これから大いに活躍されることを願いましてお祝いの言葉とさせていただきます。
平成○年三月○日
○○小学校PTA会長○○○○
これが私が考えている祝辞です。散々悩んでやっと決まりました♪
卒業生に対するお祝いの気持ちと6年間の成長。これまで見守ってくださった保護者の方の想い、中学校生活への期待をなるべく難しい言葉にならないように伝えようと思ったんです。
卒業式の祝辞を書く時にはどのようなことをおさえたらいいのでしょうか?どんなコツがあるのかを見ていきましょう(^^)
祝辞を書く時のコツは?
小学校の卒業式の祝辞を書く時のコツはこちらです。
- 卒業生と保護者へのお祝い
- 卒業生の成長ぶり
- 思い出に残った行事
- 中学生活への期待
- 先生方や地域の方へのお礼
- 今後のご指導のお願い
- 結びの言葉
このような構成で文章を考えることが多いようです。
最初に卒業生にお祝いの言葉を書きます。
私は子どもたちに伝えたいことを先に話しておきたかったので、保護者へのお祝いの言葉は後半に入れました。
子どもたちがいかにこの6年間で成長したか、思い出に残った行事とともに伝えることができると長くなりすぎずにすみます。
思い出に残った行事は子どもたちが小学校生活で頑張ってきたことなので、その頑張りが素晴らしかったことを伝えつつ、中学生になっても希望を持って進んでくれるような文章がおすすめです。
後半に先生方や来賓の方、地域の方へのお礼と、これからも引き続き子どもたちを見守ってくださるようお願いをします。最後に結びの言葉と年月日と氏名を入れましょう。
構成はこのような感じなのですが、祝辞を書く時にはどんなことに気をつけて書けばいいのでしょうか?
祝辞を書く時の注意点
祝辞を書く時の注意点はこちらです。
子どもたちに贈る言葉ということを意識する
祝辞のイメージは堅苦しいものを想像してしまいがちですが、卒業式の祝辞は子どもたちに贈るお祝いの言葉です。
難しい言葉を使わずに、子どもたちに分かりやすく伝わりやすい文章を心がけることが大切です。また、退屈にさせてしまわないように長すぎる文章にならないようにしましょう。
また、「両親」「お父さん、お母さん」という言葉は使用しない
全ての卒業生に両親が揃っているとは限りません。お父さんだけだったりお母さんだけだったり、または両方いらっしゃらなくて祖父母という場合もあります。両親などの言葉は使わずに、「保護者」「おうちの方」「ご家族」などの言葉を選んでくださいね。
祝辞を書く時には文房具店に封筒と用紙がセットになった「式辞用紙」という用紙がおいてあるのでそちらに書きます。毛筆で書くのが基本ですが、筆ペンでも大丈夫ですよ(^^)
祝辞を書くことができたら、次は読む時のことを考えてみましょう。卒業式の祝辞を読む時のコツはどんなことがあるのでしょうか?
祝辞を読む時のコツは?
祝辞を読む時のコツはこちらです。
- 5分を目安に読む
- 子どもの方を見ながら顔を上げて読む
- 柔らかい口調と表情で話す
あまり長い時間だと小学生は退屈になります。かといって短すぎるのもよくないので、5分程度ですませるようにしましょう。
祝辞は式辞用紙に書いてありますが、ずっとそれを見て読むとうつむいたようになって声が通りにくいですし、顔を見ながら語りかけないと気持ちが伝わりにくいものです。途中で式辞用紙で確認するのはかまわないので、基本的には子どもたち全体を見ながら語りかけるように読みます。
祝辞を贈る相手は小学生なので堅苦しい言葉は適していません。くだけすぎてもいけませんが、伝わりやすいように柔らかい口調で語りかけましょう。表情も堅くならないようにしてください。
祝辞というとどうしても堅苦しいイメージがありますが、小学校の卒業生に贈るものだということを意識して読まなければなりませんね(^^)
せっかく書いた祝辞が子どもたちの心にすっと入っていけるように読みたいと思っています。
子どもたちの方を見て話をするといっても、目線をどこにおいていいのか迷いませんか?1人の子どもをずっと見ているのは変ですし、かといってキョロキョロしていてはおかしいですよね。
そういう時に使えるのが「Z型視線移動」です。これは去年祝辞を読んだ方に教えてもらったのですが、読む時の視線を左奥の方からゆっくりZ型に移動させる方法です。
Z型視線移動をすると読む時の目線に困りませんし、聞いている相手には余裕があるように見えるそうですよ。
祝辞を頼まれたということは、みなさんも私のようにPTAで会長などの役員をされていると思うので人前で話すことにある程度慣れている方も多いはず。
ですが、卒業式の祝辞を読むとなると緊張してしまって表情も強張ってしまうかもしれません。頑張って覚えた内容も全部飛んでいってしまうかも、、、。
卒業式は運動会などと違って厳粛な雰囲気がありますから緊張も倍増しそうです。祝辞を読む時に緊張しない方法はあるのでしょうか?
祝辞を読む時に緊張しない方法
祝辞を読む時に緊張しない方法はこちらです。
- 十分な準備をする
- 笑顔を作る
- 動作と口調はゆっくりと
- 上手に話そうとしない
適度な緊張は必要ですが、自信がなさすぎると必要以上に緊張してしまいます。練習したものを録音するなどして「これなら大丈夫」と思えるようにしておきましょう。
緊張をとるのには笑顔は有効な手段です。朝起きてから自宅を出るまで笑顔でいるように意識します。祝辞を読む時にも登壇してから笑顔を作ってみて下さい。すっと肩の力が抜けてリラックスして読むことができるそうですよ。
せかせかと動くと緊張を倍増させてしまうそうです。急ぐ必要はありませんので、ゆったりとした動作と口調を意識しましょう。話の区切りで3秒くらい間をおきながら話すようにすると落ち着いて話すことができます。
上手に話さなければならないと思うとプレッシャーになってしまいます。祝辞は上手に話すことよりも、相手にお祝いの気持ちを伝えることのほうが大事です。わが子に語りかけるつもりでにこやかに語りかけてみましょう。
卒業式の祝辞をお願いされた時は正直断りたいくらいの気持ちでした(・。・;
でも、練習を重ねるうちにだいぶ自信がついてきたので、なんとか本番も乗り切れると思います。
なにより、子どもたちにおめでとうという気持ちを伝えることができる機会を与えてもらえたことが光栄なことなんですよね(^^)
卒業式にPTA会長が着る服装はどんなのが良い?
黒のスーツじゃダメなの?礼服がいいの?Yahoo知恵袋などで聞いてみました!
男性A(元学校関係者)
男性B略礼服が良いでしょう。モーニングなら更に良いでしょう。平服のPTA会長はまずいません。
女性A
男性C(現PTA会長)
男性D
様々な意見がありますね。そして、人それぞれ着る服が違うようです。
周りの人に聞いてみるのもありですよ。
これまで小学校の卒業式の祝辞について色々書いてきましたが以下がまとめです。
祝辞を書く時のコツは以下です。
●卒業生の成長ぶりや思い出に残った行事をまじえ、お祝いの気持ちや中学生生活への期待が伝わるように書く
祝辞を書く時の注意点は以下です。
- 子どもたちに分かりやすい文章を意識して、長くならないようにする
- 「両親」「お父さん」「お母さん」という言葉を使用しない
祝辞を読む時のコツは以下です。
●子どもの方を見ながら柔らかい口調と表情で5分以内になるように読む
祝辞を読む時に緊張しない方法は以下です。
- 十分な準備をする
- 笑顔でゆっくりとした動作と口調を心がける
- 上手に話すことではなく気持ちを伝える事を意識する
小学校生活は6年間という長いものです。卒業生にとっても保護者にとっても小学校の卒業式というのは特別な想いがありますよね(^^)
入学時には小さかったのに卒業する時には親の背と並ぶくらいの大きさになっているわけですから、6年間の間に子どもたちも保護者の方もたくさんの笑いと涙があったはずです。
卒業式という大事な旅立ちの日に、心に残るような祝辞を贈りましょう(^O^)/