いちじくの栄養って?美容と健康に良い果物!

公開日: : 最終更新日:2018/10/17



みなさんいちじくって食べますか?我が家ではあまりなじみがなく、子どものころはおばあちゃんの家に遊びに行ったときの「ごちそう」でした。友人にそのことを言ったら「うちには夏になると腐るほど冷蔵庫に入ってるけど」ということでしたが。
 
それとは別の人ですが、最近肌がキレイになったママ友がいます。「なんで?」と聞くと、特に何をしているわけではないけど、いちじくを毎日食べているからそのせいかしら?ということでした。もしそれが本当なら、食べないわけにはいきません!

いちじくの栄養について

いちじくはかつて「不老長寿の果物」と呼ばれていたほど、栄養が豊富です。

いちじくは江戸時代にインドから中国へ、そして日本へと伝わってきました。

栄養価がとても高く薬効も高い果物ということから希少価値だった為、はじめは薬として栽培されていたんですよ。その後食用として栽培され家庭の庭でも作られるようになり、広まっていったそうです。

主な効能は以下の通り。

  • ペクチンを多く含んでいて腸の活動を活発にし、便秘に効果がある
  • カルシウムや鉄分、ミネラルをバランスよく含み、貧血予防や骨の成長に効果がある
  • カリウムを含むのでむくみ予防や高血圧に効く
  • フィシンという分解酵素を含んでいるため、食後の消化を助けてくれる

貧血や便秘に悩む妊婦さんにもうれしい果物ですね。

私も妊娠中は貧血と便秘に悩まされて、はじめは鉄分豊富といわれるプルーンを食べていました。

飽きてきた頃に友人から「いちじくは料理にも使いやすいしプルーンよりも食物繊維が多く入っていて便秘に良いらしいよ」と聞き、試しに食べてみるとその通りで産後までずっとお世話になりました。

人によるかもしれませんが、私はプルーンの鉄くさい感じが妊娠中は気になってしまったので、いちじくのほうが食べやすかったです。

ドライいちじくの場合はさらに栄養が凝縮されます。たとえば

  • 食物繊維(生)1.9g→(ドライ)10.9g
  • カルシウム:(生)26mg→(ドライ)130mg
  • 鉄:(生)0.3mg→(ドライ)1.4mg
  • ナトリウム:(生)2mg→(ドライ)9mg

といった具合に100gで比較するとこんなにも多く栄養を得られるのです。特に食物繊維が豊富に含まれていますね!水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく入っています。

ドライいちじくは少々クセがありますが、ヨーグルトに混ぜるとおいしく食べることができます。ただし、カロリーは低くないので、1日に生で3つ、ドライで5つ程度までにしておきましょう。

いちじくでアンチエイジング

いちじくでアンチエイジング
いちじくは赤紫色をしていますよね。この元になる栄養素が「アントシアニン」。ポリフェノールの一種です。ブルーベリーに多く含まれていることで有名ですが、いちじくにもたっぷりと含まれています。このアントシアニンは、老化の原因とされている「活性酸素」の抑制に対して有効です。

つまり、細胞の老化を防いでくれるというわけです。また、ブルーベリーは眼の疲れに効くといわれていますが、これもアントシアニンの効能によるもの。いちじくでも同じ効果が期待できます。ところでこのいちじく、子どものころおばあちゃんの家で食べ過ぎておなかがゆるくなったことがあります。

どうやら、整腸作用が強すぎて多く摂りすぎるとそうなるようです。どれだけ「若返る」といわれても、食べる量はほどほどにしておいたほうがよさそうですね。ところで、いちじくってどんな植物なのでしょう?

いちじくってどんな植物?

いちじく
いちじくは漢字で書くと「無花果」。花の無い果実と書きます。しかし、本当に花がないわけではなく、実は私たちの食べているつぶつぶの部分が花なのです。実の中に、まるで果肉のように存在しているため、外からは花がないように見えるのですね。
 
また、『旧約聖書』にある「アダムとイヴが禁断の果実を食べた」という記述は有名ですが、それにより知恵をつけ、自分たちが裸であることに気がついた彼らが身体を隠すために利用したのがいちじくの葉でした。そして、その禁断の果実はりんごとも、いちじくとも言われているのです。
 
ちなみに、いちじくが冷蔵庫に腐るほど入っているという友人は愛知県の出身でしたが、日本での生産は愛知県がトップだそうです。なるほど、うらやましい。

美容と健康に良い果物

いちじくのほかにも、果物は美容や健康に良いものとして知られていますね。せっかくなので、特に良いとされているものをいくつか紹介します。

  • バナナ
  • ビタミンBやビタミンC、カロテンが豊富に含まれています。カロテンは体内でビタミンAに変わるため、皮膚の健康も保持してくれます。また、鉄分やマグネシウム、カリウムなどのミネラルも豊富なため、便秘や貧血の改善も期待できます。

  • レモン
  • 柑橘類の中でも特にビタミンCが多く含まれています。抗酸化作用に優れ、老化やシミを防ぐ効果もあります。また、心筋梗塞や動脈硬化の予防にも効果的といわれています。

  • りんご
  • 「1日1個のりんごが医者を遠ざける」と言われるように、とにかく栄養成分がたっぷりと含まれています。カリウムは高血圧や脳卒中の予防になり、ペクチンは便秘を改善してくれます。肌に良いとされるビタミンCも豊富に含まれているのがうれしいですね。

  • グレープフルーツ
  • 半分食べれば1日の必要摂取量を補うことができるほど、ビタミンCを多く含んでいます。食物繊維やカリウムの含有量も多いので、デトックス効果も期待できます。

  • パパイヤ
  • 抗酸化作用の強いビタミンA、Cが豊富。葉酸も多く含んでいるので貧血予防にも良いとされています。


いかがでしたか?
いちじくの主な栄養は以下のとおりです。

  • ペクチン
  • カルシウム
  • カリウム
  • フィシン

また、ドライフルーツの場合は栄養が大幅に増えます。その中でも特に注目したいのが以下のものでした。

  • 食物繊維
  • カルシウム
  • ナトリウム

 
そして、いちじくはアンチエイジングに効果のある果物でしたね。アントシアニンという成分が老化の原因である「活性酵素」の抑制に対して有効です。ちなみに果物は空腹時に摂るのが効果的です。

なぜなら、食後のデザートとして食べる場合、前に食べたものが果物の消化を邪魔してしまうからです。胃がからっぽの朝に摂るのがいいですね。お肌に年齢を感じるなぁなんて思いはじめた矢先だったので、私にとっていちじくの情報はベストタイミングでした。

個人的なことですが、最近ドライフルーツ専門店での買い物がちょっとした楽しみです。そこでパイナップルばかり大量に購入していた日々でしたが、いちじくにも手を伸ばしてみようと思います。近くにそのようなお店がないという場合は、ネットでも買うことができますよ。私はその場でテイスティングしてから買うのが好きなのですが。

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