乾燥して肌にかゆみを感じた時の入浴剤!手作りに挑戦!
公開日: : 最終更新日:2019/02/11
風が涼しくなってきましたね。もう夏も終わりかぁなんて思っていたら、さっそく肌がかさかさしてきました。あぁ、かゆい。この乾燥肌、私だけならいいのですが、かわいそうなことに2 歳の息子にも遺伝してしまったみたいなのです。
彼はまだ今年はなんともないみたいだけど、冬になれば「かゆい」の嵐。いちおう薬は塗っているけど、身体をくねらせている姿をみるのが忍びなくて…そこで、今年は入浴剤を変えてみようと思いついた次第です。今でも市販の「肌が潤う」タイプの入浴剤を使っているのですが、効果はいかほど…という感じ。近所のママさんがやっているという「手作り」入浴剤に挑戦してみようと思うのです。
乾燥に効果的な重曹入浴剤の作り方
炭酸の温泉って入ったことありますか?
別名「ラムネのお風呂」とも言われるくらい肌がしゅわしゅわっとして細かい泡が肌に付着するお湯の温泉です。
効能としては血行を促進して体の芯を温め、湯上り後も湯冷めしにくいのが特徴であるとともに肌の保湿にも大変効果があるとされています。
この炭酸温泉と同じような入浴剤が、実は重曹を使って自宅でも簡単にできちゃうことをご存知でしょうか。
- 重曹:大さじ1
- クエン酸:小さじ2
以上です。え?これだけ?驚きの少なさですよね。
作り方も驚くほど簡単。この2つの材料をボウルなどで混ぜ合わせるだけなのです。これなら毎日作ることができそう。
この入浴剤で作った炭酸のお湯は、通常のお湯よりも皮膚への浸透率がよく、それが保湿につながります。
また保湿だけではなく、固くなったひじやかかとの角質を柔らかくしたり小鼻の黒ずみを改善したり、背中の毛穴に詰まった皮脂の除去にも効果を発揮します。
さらに重曹のもつ「消臭効果」により、汗や体臭ひいては加齢臭にまで効果が認められていますから、子供だけではなくお父さんにも喜んでもらえる優れモノです。
ここにアロマオイルを数滴たらしたり、香りのよいフルーツの皮をすりおろして混ぜてみたり、はちみつや米ぬかを少し混ぜてみたりと、レシピの可能性は無限大です。
ただし、肌との相性や後のお掃除のことも考えて適度な量にしておくことがベストです。
最近は「バスボム」の作り方も多数紹介されていますから友人同志や親子でチャレンジするのも楽しいですね。
最後にこれだけは守って欲しいということが一つあります!
『クエン酸は酸性なので塩素系のものと絶対に混ぜないでください。有毒ガスが発生する恐れがあります』
作業をするときは周りに塩素系の洗剤などがないか十分注意してくださいね。
かゆみ対策に有効な成分
とっても簡単な炭酸お風呂の作り方でしたが、市販の入浴剤を買いたい!という人ももちろんいると思います。乾燥も程度が軽ければ市販のもので充分対応できますし、なにより香りなどの種類も豊富で選ぶのが楽しいですもんね。
保湿系入浴剤の主な成分は以下のとおりです。
- セラミド
- コレステロールエステル
- 米胚芽油
- エステル油
- スクワラン
- ホホバ油
- ミネラルオイル
- グリセリン
- ステアリルアルコール
- オリーブ油
- 大豆油
- 流動パラフィン
- 白色ワセリン
- プロピレングリコール
- 脱脂粉乳
- 海藻エキス
- ハチミツ
- ポリエチレングリコール
- コメ胚芽油
保湿系の入浴剤の入った湯舟につかったときは、シャワーなどで流さずにあがるのがポイントです。
赤ちゃんにも安心な無添加入浴剤
小さな子ども、とりわけ赤ちゃんをお風呂に入れるときの入浴剤って気をつかいますよね。赤ちゃんの肌は本当にデリケート。これでいいのかな?って不安になっちゃいますよね。そんなお母さんにおすすめなのが無添加の入浴剤。効果は控えめですが、その分お肌にも優しいのです。
普段から入浴剤を使っている人にとっては、無添加入浴剤は効果や香りの面で物足りないかもしれません。特に身体の温まりかたがゆっくりなので「本当に効果あるの?」という声もききます。しかし、あわてずじっくり待ちましょう。身体がぽかぽかしてくるはずです。そして、お風呂上がりに身体が冷えるのもゆっくりなのです。
子供の背中や顔がかゆくなる原因
子どもの肌は大人と比べると柔らかく薄いです。その分刺激を受けやすく、大人が当たり前にしていることでも子どもにとってはダメージとなってしまいます。特に背中や顔というデリケートな場所は症状が顕著に出ます。
かゆくなる原因はさまざまですが、入浴方法もそのひとつす。以下のことに心当たりはありませんか?
- 毎日ボディーソープをつけたタオルで全身を洗っている
- 大人と同じ温度の湯舟につかっている
どうでしょう?順番に解説していきます。まずは上の項目から。実は身体の汚れというのはほとんどが水溶性で、お風呂のお湯につかるだけで落ちてしまいます。だから、石鹸(ボディーソープ)で洗う必要があるのは汚れやすい部分と、胸や脇、背中などの油っこい部分だけ。
大量の汗をかく夏はともかく、冬は石鹸をつけた手でその部分を洗うだけで充分なのです。それ以外の部分は週に1~2 回石鹸で洗えば清潔に保つことができます。次に下の項目、お湯の温度。そもそも、皮膚の薄い子どもと厚い大人では、温度の感じ方が違います。
親が平気な顔で入っているのに子どもが「熱い! 」と言うことはないですか?それは我慢が足りないのではなく、本当に熱いのです。当然、そんな熱いお湯に入っては皮膚が刺激されて乾燥につながります。38 度~40 度くらいが子どもにとってはちょうどいい温度ですが、しゃべれる年齢なら、「熱い」という場合には下げてあげましょう。
普段からの対策
入浴は身体の外からの乾燥対策でしたが、食事による内側からの改善もできます。けっきょく身体を作るのは食べ物ということですね。乾燥に良いよされる栄養素は以下のおりです。
- ビタミンA
レバー、うなぎ、いわし、卵、海苔など
- ビタミンB
レバー、豚肉、大豆など
- ビタミンC
パプリカ、レモンなど
- ビタミンE
胡麻、アーモンド、アボカドなど
- セラミド
蒟蒻、大豆、黒豆、ひじきなど
- α-リノレン酸
アマニ油、エゴマ油、魚油など
- 亜鉛
牡蠣、赤身の肉、卵黄、たらこなど
アマニ油は美肌効果などでも最近注目されている油です。熱に弱いので、ドレッシングなどにして摂るのがいいでしょう。これらの食材を摂ってすぐに乾燥が改善するわけではありませんが、積極的に摂りいれることで身体の中からの改善が期待できます。
今回は手作りの入浴剤を紹介しました。子どもの肌の乾燥に悩まされているという人はぜひ試してみてください。材料はこちら。
- 重曹:大さじ1
- クエン酸:小さじ2
おさらいする必要のないくらい簡単な材料ですね。自分の息子の乾燥肌に悩まされ、今回は手作り入浴剤にチャレンジしようと思ったわけですが、今晩の夕食から食材にも気をつかってあげようかな。息子だけではなく、私自身の乾燥改善になるかも、なんて期待はもちろんおおいにしています。
ちなみに、どうしてもかゆくて仕方がない場合の薬の選び方ですが、
- かゆみを鎮める成分として
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
・リドカイン
- 炎症を鎮める成分として
・グリチルレン酸
・プレドニゾン
・プレドニゾン吉草酸エステル酢酸エステル
・デキサメタゾン酢酸エステ
などがあります。炎症を鎮める成分の多く入っているものは、症状がひどく出ている人向けです。ただ、市販の薬だと刺激が強すぎてかえって症状が悪化してしますこともあります。個人的には、はじめから皮膚科へ行くのをおすすめします。私の場合は、市販薬で悪化した炎症が皮膚科の薬であっという間に治りましたよ。