冬瓜の栄養と効能!夏バテの解消に!腎臓病、高血圧症にも!
公開日: : 最終更新日:2019/01/20
夏バテに冬瓜が良いって知っていましたか?
冬瓜に含まれている栄養の、すごい効能を知っていますか?
あまり食べなれない野菜だけど、そんなに体にいいなら食べてみたいな、と思った方、冬瓜の効能は腎臓病や高血圧症にもいい影響を与えるんですよ。
冬瓜の栄養効果を、おいしいレシピと一緒に見ていきましょう(^0^)
冬瓜の栄養
冬瓜はウリ科の野菜で旬が6月から9月という夏の野菜です。原産地はインドや東南アジアなどの熱帯地域になります。
夏の野菜なのに冬の漢字が使われていますが、夏に収穫しても冬くらいまで長持ちするのが由来と言われています。味もあまりクセがなくあっさり。その95%が水分なので納得です。つまり、低カロリーな食材です。
夏に食べるのにぴったりの野菜と言えます。
しかし、あとの5%の中に、カリウムとビタミンCが多く含まれているので、栄養価の高い野菜として人気があります。ほかにもビタミンB1やB2が含まれています。中でもこのカリウムが、重要な栄養素となります。
カリウム
- 高血圧を予防する
- むくみを予防・改善する
- 筋肉を正常に保つ
ウリ科といえば、きゅうりやスイカも同じウリ科です。きゅうりやスイカにもカリウムは含まれています。
冬瓜は、生のままよりも火を通して食べるのがおいしいため、レシピには大根に似たものが多くあります。
必ず下茹でをして臭みやアクを取り除きましょう。
この手間をかけることでグッとおいしくなります。
主に煮物やスープ、蒸し料理に使用されることが多いと思います。大根に似てはいますが、火を通してトロッとした食感は大根よりもくちどけがよいので、冷やして食べてもおいしいですよ。
上手に料理して夏の暑さに負けない健康な体を手に入れましょう。
丸のままだとわりと日持ちしますが切ってしまったら種やワタを取り除いてラップや新聞紙で包んで冷蔵庫へ。早めに食べてしまいましょう。
つやつやでずっしり重い冬瓜がおいしいとされています。見かけたらぜひ食べてみてくださいね。おいしいだけではなく健康に良い効能がたくさんある野菜です。
冬瓜の効能
冬瓜に含まれるカリウムには、人体内の塩分濃度を整え、とりすぎた塩分を体外に排出するという素晴らしい働きがあります。カリウムは、人体の必須ミネラルです。
また、冬瓜に含まれるビタミンCは、他の栄養素の吸収率も良くしてくれるので、冬瓜をたくさん食べることによって、ビタミンCにともなってカリウムを効率よく取り入れられることになります。
カリウムは、尿によってすぐに体外に出されやすく、体内で作ることもできないので、食事からとることが必要なミネラルです。
腎臓病、高血圧症にも
体内の余分な塩気をぬくと、どんな良いことがあるでしょう?
体内の塩分濃度が高いと、それを一定に戻すのに、腎臓がフル活動することになります。塩分とりすぎは、腎臓に多大な負担をかけてしまいます。そこでカリウムが必要になってきます。
カリウムと一緒にとりすぎた塩分が体外に出てしまえば、腎臓への負担がそれだけ減ることになるからです。
腎臓病の人にとって、カリウムの多く含まれる冬瓜は、理想的な食物です。
高血圧症にとってもカリウムは有効です。
塩分の多い食事を好んでいると高血圧になりやすいからです。
体内の塩抜きは血液の流れをサラサラにし、血圧を下げる効果があるのです。
ダイエットにも
塩辛いものをたくさん食べるとのどがかわきますよね?
それで、水も普段より多く取りますが、次の日の朝になんだか顔がむくんで、いつもより腫れぼったかった、なんていう経験はありませんか?
むくみは美容の大敵ですし、むくんだ状態が続くと、細胞が肥大化してしまいます。水太りと言って、ぶよっとしただらしない体形になってしまうのです。
体内の塩分が減ると、水分量も減らせます。
冬瓜の利尿作用は強いので、塩分とともに、とりすぎた糖分や、老廃物も排出してくれます。
腸の中に宿便と言って、古い便がたまって体重を増やしていることがあります。
便秘が治ることによって、体重が1キロぐらいならすぐに落ちるでしょう。
夏バテの解消に!(おすすめレシピ)
冬瓜のひき肉あんかけの作り方をご紹介します。
- 冬瓜・・・1本
- 豚ひき肉・・・300g
- 片栗粉・・・大さじ2(少量の水に溶かしておく)
- だし汁・・・(酒 50cc みりん100cc 水 200cc だしの素一袋)
- しょうゆ・・・大さじ3
- 塩・・・少々
- 七味
- ゆず
- みつば
【作り方】
- 鍋にだしを煮立てる
- 冬瓜を厚さ3センチの半月切りにして、だし汁で煮る
- 柔らかくなったら別のフライパンで痛めておいたひき肉を加える
- 塩コショウ、しょうゆで味を調え、お好みの味にする
- 水溶き片栗粉を加え、とろみをつける
- お皿に盛りつける(唐辛子やゆず、三つ葉など、好みで載せても美味しい)
煮るときにお酒を加えると味がしみ込みやすくておいしく仕上がります。
95%が水分なのに、栄養面で優秀な食材である冬瓜の事がよく理解できました。
腎臓病や高血圧の心配がある方はしっかりカリウムを摂取するようにしましょう。
夏の疲れがまだ体に残っていて、なんだかだるいなあ、と感じる方は冬瓜。
体の中の塩分を排出し、内側からきれいに掃除してくれる冬瓜料理を定番メニューに加えましょう。