車のガラスの曇りを止める方法!イザという時の対処法!
公開日: : 最終更新日:2019/01/06
雨天時、雨粒は激しくフロントガラスを叩きつけます。その時車のフロントガラスは凄い勢いで曇り始めます。焦ってエアコン弄ったら余計に曇る始末。命懸ながらです。
なぜ車のガラスが曇るかというと、
- 外気と車内の気温差が大きい
- 車内の湿度が高い
- 窓がヤニやほこりで汚れている
などが上げられます。
ここではドライブを危険なく楽しく過ごすための車のガラスの曇り解消方法を載せてみました。
車のガラスの曇りを止める方法
具体的にどうすれば曇りを取り除くことができるのでしょうか。
- エアコンの温度設定を高くする。
家庭用のエアコンと同じで車のエアコンにも湿度を調整する機能がありますので、結露防止には効果があります。
- デフロスタ・ボタンを押す(ボタンの図は以下)。
これはエンジンの排熱を利用した温風が出る装置です。窓の下部から温風を出してガラスを温めることで結露を防ぎます。ガラスの内側をきれいに磨いておくことで水滴がつきにくく結露の防止に効果がありますので、外側だけでなくガラスの内側もきれいに拭いておきましょう。
これでガラスの曇りがなくなります。
どれか1つで曇りがなくなるわけではありません。ほかにも様々な方法がありますので、いくつか併用して、安全に運転しましょう。
[ガラスが曇る仕組み]
つまり湿度が大きく関係するのです。水中に含まれる水分量が多くなると、水となってガラスにくっつく状態になっているといえます。冬などの外気と車内の温度差によって水分が飽和状態になり、露となってガラスを曇らせるのです。
これが曇りのしくみとなります。
マニュアルの場合
マニュアルの場合デフロスタ・ボタンを押しても吹出口がデフロスタ吹き出しに切り換わるだけですので下記の操作をあわせておこなってください。
- 風量最大
- エアコンスイッチON
- 内外気切り換えを外気導入
- 吹出温度最高
これで曇りがなくなります。
窓を空ける
これらの対策をした時に一瞬にガラスが曇る時があります。その場合窓ガラスを開けるなどして外気を取り込みましょう。
デフロスタ・ボタン
デフロスタ・ボタンを押すと自動的に下記の操作がおこなわれます (マニュアルは別です)。
- 風量最大
- エアコンスイッチON
- 内外気切り換えを外気導入
- 吹出温度最高
- 吹出口がデフロスタ吹き出し(フロントガラス下部に吹き出す)
になります。
理屈
車のガラスの内側の温度が低く,それに加えて車室内の湿度が少し高いため,ガラス表面で露点温度に達して,ガラス表面に小さな水滴(霜)が付いた状態ですになります。
- 温度を高くし,露点温度に達しないようにする
- 相対湿度を低下させる
これらのことを今回の対策でしているわけです。
また、デフロスタモードにするとなぜ曇りがとれるのは霜がおりたガラス表面に当たる空気が絶えず動くことで霜の気化が促進されるからです。この現象は以下のように説明できます。
ガラス表面は気圧が下がる。
水蒸気の分圧も下がる。
霜の気化が促進される。
ガラス表面の温度が下がる。
デフロスタによる空気の入れ換えによりガラス表面の温度は元に戻る。
曇り止めスプレー
最後にカー用品店に売っている「曇り止めスプレー」ですがこれは効果はあります。
スプレーで綺麗にした後、綺麗な濡れたタオルと乾いたタオルでスプレーを完全に拭き取って下さい。
色々な対策が出て来ましたね。
是非、デフロスタ・ボタンのことを覚えておいて下さい。
雨の日のドライブは大変危険です。路面が濡れている為にスリップやハンドルを取られた所謂ハイドロプレーニング現象をおこしたりします。
またドライバーの方なら一度は経験されている事だとおもいますがそれと同じくらいに危険なのがこの車のガラスの曇りです。
時速数十キロで走行している時に視界が奪われたら、人間で言うところの目をつぶったまま走っている状態です。
二度とヒヤッとしないように対処方法を覚えておきましょう。