十三夜2019年はいつ?もう一つのお月見十三夜の意味は?

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秋の風物詩の一つに「十五夜」がありますが、お月見には「十三夜」というものがあるのはご存じでしょうか?

歌でもありますし、樋口一葉の作品にもありますが、十五夜ほど有名ではないですよね。

しかし、十五夜はもともと中国発祥の行事で、十三夜こそ日本古来の風習なのです!

十五夜の次に美しい月が十三夜だと言われますが、昔の日本人が見て楽しんだ十三夜のお月見を楽しむべく、十三夜についていろいろと調べてみました。

十三夜2019年の日にちはいつ?

2019年十三夜はいつ?
2019年は10月11日(金曜日)が十三夜です^^

十五夜からみて大体一カ月後になりますね。

旧暦9月13日が十三夜で、旧暦を新暦に直すので必ずしも13日が十三夜というわけではありません。

毎年10月の中旬から下旬ごろにやってきます。2020年の十三夜は10月29日となります。

お月見は中国から伝わった十五夜が有名ですが、日本では十三夜もまた美しい月であると大切にされてきました。

中国の行事を日本の天候等関係なくとりいれたので、十五夜の時期は台風の影響で天候が悪いことが多いですが、十三夜は晴れることが多く、「十三夜に曇り無し」と言われています。

なので、2019年も晴れてきれいな月が見られるかもしれませんよ(^^♪

中国をはじめ今では世界中にお月見をする国があるのですが、2回お月見をするのは日本独自の文化とのこと。

昔から十五夜か十三夜のどちらかの月だけをみることは「片見月」と言われて、不吉なこと、縁起が悪いこととされていたみたいです。

その理由は遊女がまたお店に来てもらう為の営業トークだったり、お月見は女神のお祭りとしているため、古くからの女神のお祭りである十三夜を怠るなという戒めであるということだったりと諸説はあります。

どちらかというと、遊女の説が有力で江戸時代の話だそう。「十五夜に遊んで行ったら一カ月後の十三夜も遊ばないと縁起が悪い」と。

こんな話を聞くと「片見月」は縁起が悪い、なんていうのも本当かどうかあやふやですので、片方しか見れなかったとしても落ち込まないでくださいね!

ですが、十三夜はもともとの日本古来の風習なので一度楽しんでみるのもいいですね(*^_^*)

十三夜の読み方は?別名の読み方も!

十三夜はそのまま「じゅうさんや」と読んでください。ちょっと変わった読み方をするんじゃないかと不安になりますが、そのまま読んで大丈夫です^^

他に中秋の名月(十五夜)の後のお月見のため、「後の月」(のちのつき)と呼んだり、栗や豆を神棚に供えることから、「栗名月」(くりめいげつ)や「豆名月」(まめめいげつ)とも呼ばれます。

他にも地域によって「小麦の名月」や「女の名月」等呼ばれるところもあり、いろいろな名前で親しまれているようです。

十三夜の意味は?

十三夜はそのまま「13日目の夜」という意味です。

新月(月が全て欠けて見えない状態)を1として数えた13日目の夜だから十三夜といいます。

今では十三夜というと旧暦9月13日の日を指しますが、旧暦9月13日以外の13日目の夜も十三夜と言ってた時もあったみたいです。

起源にもいろいろと諸説はありますが、貴族の間で月を見ながら詩歌や管弦を楽しみつつ酒を酌む、といった道楽が、時を経て収穫祭のようなものになっていったという記載をよく見ます。

中でも面白かったのが、「菅原道真が十五夜に詠んだ詩を誤って13日と書いてしまったから」です。

ちょっとしたうっかりをこんな形で後世まで伝えられているとは夢にも思わないでしょうね^^

十三夜は満月じゃない?

そうなんです!

十三夜は満月じゃないのです。

十三夜の月はこんな感じです。

2019年10月11日の十三夜の月の画像

上記の通り、月が満ち欠けする周期を表す「月齢」で十三夜を示しています。(新月の日を1として数える方法)

そもそも「十五夜」は月齢で「満月」を示す言葉であって、その由来が、月齢で数えた時の15日目がちょうど満月となるからです。

なので、15日よりも前の十三夜は満月ではありません。

しかし、十三夜の月を見たことがないので、満月ではない月を見て楽しむという昔の人の気持ちがわからず、とても気になります。

きれいだと愛でた月がどんなものなのか見てみたくなりますね!

ちなみに2019年は10月13日が満月です。

十三夜のお供え物は?

十三夜のお供え物

この時期に収穫した栗や、豆をお供えします。

その他には十五夜と同じく、月見団子やすすき、他の野菜や果物をお供えするようで、特にブドウなどのツル物は月とのつながりが強くなるといって縁起のいいお供え物になるみたいです。

月見団子は満月を模したもので、収穫への感謝の他に健康や幸福も表し、すすきには魔除けの効果があるというほかに、本来の月の神様の依り代である稲穂の代用であるとも言われています。

お供え物は供えた後に食べることで、より神様とのつながりが強くなると言われていますので、供えた後はおいしくいただきましょう!

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

今年の十三夜は10月11日(金曜日)

中秋の名月も9月13日(金曜日)なので、この機会に月を見比べてみるのもいいですね^^

車や乗り物などの移動が多かったり、街が明るく月の明るさなどにも気付きにくく夜空を見上げることが少ない方が多いかと思います。

秋の澄んだ空気の中、月を見に散歩に行くだけでも、お団子や栗、豆などを用意して少しお供えをしてから、月が見えるところで旬の物をいただくのも素敵ですよね!

今年の十三夜は、月を楽しみながら、改めて食べ物があることへ感謝をして、日本の伝統文化を楽しもうと思います(*^_^*)

お月見はいつin2019!十五夜と十三夜!

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