エアコンのドライと冷房!電気代比較!どちらが安い?
公開日: : 最終更新日:2018/12/18
今年も暑い夏がもうすぐそこまでやって来ていましたね。
管理人は暑のが大っ嫌いです。寒いには何とか耐えられますが暑いのは苦手。
南国のビーチにでもいるのなら納得出来ますが、何で日本はこんなに暑いのでしょうか?
日本の暑さの特徴は蒸し暑いことですよね。蒸し暑いというのは温度と湿度の両方が高いということ。
南国は湿度が高くないので未だ過ごしやすいです。
そんな大敵をやっつけてくれる我が家のヒーローがエアコン!
管理人はエアコンを発明した人にノーベル賞を送りたいと常々思っています。^^;
そんなエアコンですが一方で電気代をバクバクと食ってしまうモンスター家電でもあります。
そんなエアコンを少しでも安く使うためにドライと冷房の電気代の比較をしてみました。
見ていって下さい。
冷房とドライの違い
- 冷房は室内の温度を下げてくれます。
- ドライは室内の湿度を下げてくれます。
ただし、こう単純に説明するのはチョット語弊があります。
実は湿度を最も下げてくれるのは冷房なんです。除湿するには温度を下げることが必須となります。
ドライという名前から、湿気を取ってくれそうだなというイメージがありますが、そうではないようですね。
もしドライで冷房並みの除湿をしようと思うと冷房並みの温度になってしまいます。
じゃあ結局、ドライと冷房は同じようなものなのでは?と思いませんか?
ではなぜそうなるのか、まずはドライの仕組みを説明しましょう。
ドライの仕組み
暑い所に冷えたコップを持ってくるとコップの側面が曇りやがて水滴になって落ちていきますよね。
これは空気が冷たいコップに触れると空気内にある水分を保てなくなるんです。
その現象を利用したのがドライです。
具体的に言うとエアコンは湿気ている空気を吸い込みます。
そこに待っているのは冷えた熱交換器。熱交換器に触れた空気は水分を熱交換器に奪われ乾燥した空気になります。
その乾燥した空気がエアコンから室内に送り戻される訳です。
当然、熱を奪われているので送り戻された空気は冷えています。
再熱除湿と弱冷房除湿
ドライのしくみには2種類のタイプがあります。
- 再熱(さいねつ)除湿
- 弱冷房除湿
です。
再熱除湿は温度を下げずに除湿してくれます。先ほどから何度も申し上げている除湿をすれば温度も下がるという欠点を無くしています。
これは冷えた空気を再度温めて室内に送り返しているからなんです。
弱冷房除湿とは室内の温度を出来るだけ下げないようにするために冷房を弱くしたものです。弱くする代わりに除湿も弱くなります。
これらを上手く使い分けることで電気代の節約にもなるかもしれません。
どれが一番安い?
どれが1番安いかというと弱冷房除湿です。1番高いのは再熱除湿です。弱冷房除湿は冷房が弱いので安いです。冷房の35%程電気代が安いです。
再熱除湿は冷房と同等に温度を下げてしまうのを防ぐ為に再度熱しています。この熱する分だけ電気代が高くついてしまいます。冷房の35%程電気代が高いです。
再熱除湿と弱冷房除湿を見分ける方法
最近の高機能なエアコンは再熱除湿と弱冷房除湿の両方があります。
それ以外のエアコンは再熱除湿か弱冷房除湿のどちらかが付いています。
どちらが付いているかは機種により異なります。古いエアコンの場合は弱冷房除湿の場合が殆どです。
重要なのは、2011年以降に製造されたエアコンであるかどうかということです。
2011年以降に製造されたエアコンだと、ドライ機能は「弱冷房除湿」となります。
ただし、確実に自分のエアコンがどちらかを確かめるためにはメーカーに確認を取るほうがよいでしょう。
扇風機を併用するとお得
電気代を劇的に下げる方法は「エアコンと扇風機を併用すること」です。
扇風機を併用し風を循環させると体感温度がなんと2~3℃も下がります。体感温度が下がるということは、エアコンの設定温度を上げても問題ありませんよね。
エアコンの設定温度を1℃上げると、10%も電気代を節約することができるのです。
扇風機を向ける方向にもポイントがあります。
直接身体にあてるほうが涼しくなると思いがちですが、下に溜まった冷たい空気を部屋中に行き渡らせるようにすることがポイントです。
つまり、扇風機は上に向けたほうが部屋全体が涼しくなり、節電効果も得られるのです!
まとめ
今まで電気代について調べて来ました。
- 冷房
- 再熱除湿
- 弱冷房除湿
このうち最も安いのが弱冷房除湿でした。
ただ、電気代だけで判断するのは間違いです。
これらの機能をその時その時の場合に合わせて使い分ける必要があります。
梅雨などの湿気は多いが温度は高くない時に冷房で更に室温を下げるのは宜しくありません。その場合は再熱除湿です。
暑くて暑くてかなわない時には冷房です。
さして暑くもなく、湿度も高くなければ弱冷房除湿でも構いません。
この様に使い分けながら、それでいて電気代のことも考えるのがベターです。
そのようなことを考えながらこの暑い夏を乗り切りましょう。^^