三社祭 2019年!詳しくルートや日程を紹介!由来の豆知識も!
公開日: : 最終更新日:2019/03/04
浅草のお祭といえば三社祭!知ってましたか?
「さんしゃさい?」、「さんしゃまつり?」いいえ、「さんじゃまつり!」が正解です。「じゃ」なんですね。思いもつきませんでした。
浅草神社の例大祭で正式には浅草例大祭といいます。東京でも有数のお祭で3日間で約150万人が訪れるんです。
そんな浅草三社祭を紹介していきます。
目次
日程
浅草三社祭は毎年5月の第三金・土・日曜日に行われます。
2016年には伊勢志摩サミットの影響で日程が変更になりましたが、よほどのことがない限りこの日程に変更はありません。
なので今年は5月の17日(金)・18日(土)・19日(日)です。
また、18日(木)には本社神輿に浅草神社の御神霊をお移しする「本社神輿神霊入れの儀」という儀式が行われます。これは関係者のみで暗い中執り行われるものです。見に来る観光客は多くないようなので、厳かな雰囲気を味わいたい方は行ってみるといいでしょう。
三社祭のハイライトともいえる本社神輿各町渡御は最終日に行われます。朝の6時から宮出しといって神輿が出始め、宮入りまで町を練り歩く姿は圧巻ですよ。
スケジュール
5月17日の金曜日は大行列(お囃子屋台・鳶頭木遣り・びんざさら舞・白鷺の舞などが行列をつくって浅草の町を歩く)が行われます。
13:00から14:20分で、東京浅草組合前出発して西廻り、浅草神社社殿前到着予定です。
5月18日の土曜日は12:00から町内神輿連合渡御が行われます。町内神輿連合渡御については後程詳しく説明します。
5月19日の日曜日は6:00から本社神輿各町渡御が行われます。本社神輿各町渡御については後程詳しく説明します。
本社神輿各町渡御の神輿のルート
神輿は一之宮、二之宮、三之宮の三基があります。それぞれのルートです。
なお、以下のPDFファイルに書かれている時間は平成28年度のものなのでルートだけを参考にして下さい。時間については、浅草神社奉賛会/三社祭 公式情報を御覧ください。
- 一之宮、宮入進路
- 二之宮、宮入進路
- 三之宮、宮入進路
雷門-仲見世通り-宝蔵門-浅草寺本堂-鳥居より宮入:【一之宮南部渡御図:ルート】
言問通り-浅草寺福祉会館-本堂東側-鳥居より宮入:【二之宮東部渡御図:ルート・マップ】
言問通り-浅草寺福祉会館-本堂東側-鳥居より宮入:【三之宮西部渡御図:ルート】
19:00前に一之宮、二之宮、三之宮の三基が浅草神社境内に宮入します。
交通
最寄りの駅は、
- 東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩7分
- 東武スカイツリーライン 浅草駅 徒歩7分
- 都営地一之宮下鉄浅草線 浅草駅 徒歩9分
- つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩7分
です。
浅草神社に行くなら東京メトロ銀座線浅草駅1番出口か、都営地下鉄浅草線浅草駅A5出口を利用するのが良いでしょう。
車で浅草界隈に行くのに大きな駐車場は上野公園駐車場があります。上野駅公園口に隣接しています。
由来
昔々、推古天皇の西暦628年。漁師の桧前浜成(ひのくまはまなり)と竹成(たけなり)の兄弟が、隅田川で漁に精を出していました。
網にかかるのは、なぜか魚ではなく像なのです。しかも同じ。ついには兄弟も不思議に思い、その像を拾いあげて、文化人であった土師真中知(はじのなかとも)にこの日の出来事を語り、像を見てもらいました。
すると、像を見た土師氏は大変驚きました。「これは、尊い聖観世音菩薩像で、自分も帰依する所の深い仏像である」であると。
そこで兄弟は、拾った観音が現世利益仏であることを知り、信心が揺り起こされました。2人は「私たちは漁師です、どうぞ明日は大漁であるようにお願い申しあげます。」と祈りました。
そして、翌日の朝。兄弟は、また網を隅田川に打ちました。すると、観音像に願ったように、大漁を得ることができたのです。それから間もなくして、土師真中知は出家し僧となり、あの観音像を安置しました。
そして土師真中知の亡くなった後に不思議な出来事がありました。跡継ぎが観世音の夢のお告げを受けたのです。そのお告げとは桧前兄弟と土師真中知の3人を神として祀り、三社権現であるとの事でした。「三社祭」の「三社」の由
来は、桧前兄弟と土師真中知の3人のことだったんです。
なので、3人の一之宮、二之宮、三之宮があるんですね。
大行列
大行列は祭り囃子を先頭に、鳶頭連中の木遣り(きやり)、氏子総代、氏子各町の役員、びんざさら舞、浅草芸奴連の手古舞、くみおどり、白鷺の舞。等が登場。ただし、雨天中止です。
順路は浅草組合-柳通り-千束通り-ひさご通り-浅草六区→雷門通り-雷門-仲見世通り-鳥居-浅草神社社殿前(西廻り)です。
町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)
5月18日(土)には、各町から、町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)が行われます。
浅草寺本堂裏広場に集まった氏子44ヶ町の町内神輿・約100基が、浅草神社でお祓いを受け各町会へ一基ずつ発進していきます。粋な江戸っ子が神輿をかつぐ姿は壮観の一言!
数を数えれば18日の本社神輿よりも19日の町内神輿の数の方が圧倒的に多いですね。当日の浅草では、町中いたるところで神輿が渡御しています。
本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)
5月19日(日)は、三社祭のメインイベント本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)です。
町内神輿連合渡御とは大きさや豪奢さが違い担ぎ手の気合の入り方もまた変わります。神輿から突き出した2本の棒の先端「花棒」は担ぎ手の憧れなんです。
一之宮、二之宮、三之宮の三基の神輿が浅草をねり回ります。
本社御輿三基は朝6時に浅草神社から発進する「宮出し」から始まります。浅草神社発進後、一之宮は浅草西部方面、二之宮は南部方面、三之宮は東部方面の町会を渡御します。
まとめ
浅草三社祭は江戸っ子の粋なお祭りです。
楽しいお祭りです。屋台でイカ焼きでも買って食べますか?