長良川鵜飼開きの日!その歴史や漁法!

公開日: : 最終更新日:2018/10/25



『古事記』に記されている、『古記事』の時からある鵜飼

その日本で代表的なのが長良川鵜飼(ながらがわうかい)です。

長良川は岐阜県にある一級河川で清流として有名であり、環境省が名水百選に選定しているんです。

なんで代表的かって言うと、長良川鵜飼は宮内庁の直轄で、捕れた鮎(あゆ)は皇居へ献上されるほか、明治神宮や伊勢神宮へも奉納されるんです。長良川鵜飼は1300年ほど前から行われていて、その歴史は日本で行われている鵜飼の歴史と重複してます。

「そんなに鵜飼って凄いの?」って。凄いんです。

織田信長や徳川家康などときの権力者の贅沢のひとつだったため、その時々の権力者に守られ今日に至っているんですよ。

そんな凄い長良川鵜飼を見に来ませんか?

長良川鵜飼開きの日

5月11日長良川鵜飼開きの日です。長良川(岐阜)で「鵜飼い開き」が開催されます。

毎年この日に鵜飼(うかい)開幕のイベントが行われていて、夕方になると観覧船が次々と漕ぎ出され、太鼓の演奏や芸妓による踊り船の運航、花火の打ち上げなどお祭りムード一色になります。またシーズン中の鵜飼の安全と繁栄を祈願する神事である鵜飼安全祈願祭が行われます。

なんで記念日が5月11日かというと鵜飼漁の禁漁期間が10月16日から5月10日までと定められていて5月11日が解禁日となっているからなんです。春から秋に行われているんですね。

5月11日から10月15日の間は、増水で危険な場合を除いて毎夜鵜飼が行われます。

しかし、唯一の例外が中秋の名月で、この日の鵜飼は休みです。その理由は「篝火で鮎を驚かせて漁をする鵜飼では、満月だと明るすぎるから」だと言われています。しかし、他の満月の際には鵜飼が行われていますので、中秋の名月に休むのは伝統的なものなのかもしれません。

また、長良川には皇室専用の漁場である御料場が3か所あります。こちらの漁場は御料鵜飼の時のみ使われ、一般には漁のできない禁漁区です。御料鵜飼は年に8回行われています。

花火と長良川鵜飼開き

長良川鵜飼開きの日には花火が打ち上げられます。

本格的な花火大会ほでとは行きませんが、鵜飼観覧と同時に楽しめますのでカップルの方にお勧めです。

鵜飼を楽しむ穴場スポット

観覧船に乗らなくても川辺や橋の上からでも十分楽しめます。何と言っても無料なので若い方にとっては嬉しいところですよね。

鵜飼とは

鵜飼ってどんなもの?

鵜飼は、中国、日本などで行われている漁業の方法です。日本の鵜飼は、岐阜県、愛知県、京都府、愛媛県、大分県、福岡県など11府県、13箇所で行われています。

いったん途絶えはしたものの観光として復活した漁業の一形態なんです。

鵜はウミウです。中国はカワウです。なんでウミウかというと体が大きく丈夫だからです

鵜飼の漁法

長良川で鵜飼漁をする人を鵜匠(うしょう・うじょう)と呼びます。その他の地域は鵜匠とは呼びません。長良川だけは世襲制で代々引き継がれているからです

その鵜匠の装束は風折烏帽子、漁服、胸あて、腰蓑を身に着けて魚を行います。小船を用いて1人の鵜匠がなんと12羽もの鵜を一度に操るんです。(@_@;)

鵜飼は、平底の小船の舳先で焚かれるかがり火が、照明のほかにアユを驚かせる役割を担っていて、かがり火の光に驚き動きが活発になった鮎の鱗がかがり火の光に反射することで鵜に捕えられる漁法です。

鵜ののどには紐が巻かれており、鮎を完全に飲み込むことができなくなっていて、鵜匠はそれを吐き出させて捕獲します

長良川鵜飼

岐阜県岐阜市ならびに関市の長良川河畔における鵜飼は、宮内庁式部職である鵜匠によって行われています。つまり鵜匠も国家公務員なんですね。鵜匠は岐阜市長良に6人、関市小瀬に3人おり、これらは全て世襲制です。

長良川の鵜飼では、1人の鵜匠が一度に12羽もの鵜を操りながら漁を行います

そもそも長良川の鵜飼とはその起源を1300年ほど前までさかのぼることができ、江戸時代においては徳川幕府および尾張家の庇護のもとに行われていたんです。1890年に宮内省主猟寮属となり、長良川鵜飼は宮内省(現宮内庁)の直轄となったんです。

すなわち、御料鵜飼とは皇室御用の鵜飼です。御料鵜飼で獲れた鮎は皇居へ献上されるほか、明治神宮や伊勢神宮へも奉納されます。

鵜が捕った鮎は「歯形の鮎」といわれ、鵜のくちばしの痕が付いています。くちばしで鮎を瞬殺するため新鮮で美味しいといわれているんです

これは食べたいと思いましたか?

残念^^

この鮎は通常市場には出まわらない程の高価で高級なものなんです。一部の旅館やホテルでは鵜匠と直接契約して鵜鮎を賞味できる所もあるらしのですが…。^^;

まとめ

長良川の鵜飼開きは5月11日で川辺から見ることが出来て、しかも花火まで見れるという無料で贅沢なイベントです。

行かない手はないですよね。^^

長良川の鵜飼は由緒正しい漁法です。それは漁業としては行っていませんが観覧として引き継がれています

場所は長良川中央漁業協同組合と長良川漁業協同組合の境界(長良川、今川、津保川合流点上流あたり)が長良と小瀬の境界となっています。しかし、現在は観光鵜飼が主となるため実際の漁場は短くなってきているんです。

この歴史があり貴重な鵜飼を後世に残さないとなりません。それにはウミウ、鮎が必要です。環境破壊が著しい近年ですが自然を守りたいものですよね

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