二日酔いの解消法!食べ物はなにが良い?症状と原因は?
公開日: : 最終更新日:2018/12/17
「よ~し、明日は休みだし今日は思いっきり飲むぞ~!!」、「かんぱ~い!!」
暑い季節になってくれば、ビアガーデンやテラスでお酒を飲めるようになり、会社の同僚や友人などと楽しく飲む機会も増えてきますよね。
そんな楽しいお酒はついつい飲みすぎてしまうことも。
そして翌日!
「やってしまった…。二日酔いだ…。」
気持ち悪さや吐き気、頭痛といった二日酔いの症状が出ることありますよね。
今回はついつい飲みすぎて翌日、二日酔いになってしまった経験のある方の為に二日酔いになった時の解消法として何か良い食べ物はあるか調べてみました。
二日酔いの原因と効く食べ物
二日酔いには様々な原因があります。代表的な二日酔いの症状は以下があります。
- 頭痛
- 脱水症状
- 吐き気
- 身体疲労(けだるさ)
- 動悸
- 胃もたれ
などがあげられます。
では実際、何が原因でどのような症状があるのでしょうか?またその場合、何を食べれば良いのでしょうか?
原因は以下の4つが考えられます。
- アデノシン
- 脱水症状
- アセトアルデヒド
- メタノール
それぞれ見ていきましょう。
アデノシン
アルコールには血管を拡張する働きがあります。この働きによってストレス等で収縮した血管が拡張されるのです。
しかし、アルコール以外にアデノシンと呼ばれる、特に日本酒の中に多く含まれている成分があるのです。
このアデノシンにも血管を拡張させる作用があり、これが長時間続くと拡張した血管が神経に触れてしまい血管が炎症を起こし二日酔いの原因であるズキズキとした頭痛を引き起こしているのです。
アデノシンに効く食べ物
血管を収縮させる必要があります。
血管を収縮させる代表はコーヒーに含まれるカフェインです。その他カフェインを多く含んでいる飲み物は頭痛を抑える働きがあり、紅茶、緑茶、煎茶、ウーロン茶などが効果的です。
コーヒーであれば1日2杯くらいが良いでしょう。また変わり種としては牛乳などもあります。
脱水症状
二日酔いの原因の中でもっとも多いのが脱水です。
脱水症状は以下があります。
- 頭痛
- 身体疲労(けだるさ)
- 食欲不振
- 吐き気
など様々な症状を引き起こします。
そしてアルコールには利尿作用があるので飲酒で摂取した水分以上の水分が失われ、アルコール50gで600~1000mlの水分が失われると言われています。これはビール500mlを2本飲むと1L近くの水分が失われる計算となるのです。
アルコール度数の高いお酒を飲めば飲むほど水分が多く失われ脱水症状の原因につながります。
脱水症状に効く食べ物
有効なのはスポーツドリンクです。人体に近い浸透圧により吸収が早いのが特徴です。具体的にはポカリスエットがいいでしょう。
ただし、飲酒中のスポーツドリンク摂取はアルコールも同時に体内への吸収を早めてしまい急性アルコール中毒の原因にもなるのでやめましょう。スポーツドリンクを飲むなら飲んだ次の日が良いですね。
だるさや、筋肉痛などの症状は、肝臓内の糖分が足りなくなってしまっていて、肝臓本来の働きができていない状態となるため出現します。
だるさや筋肉痛などの症状がある場合はオレンジジュース、レモン果汁がはいったもの、野菜ジュースなどを飲むと改善しやすいです。
同様に味噌汁も水分補給と失われた栄養補給に優れています。
それと同時に実践していただきたいのが、お酒を飲んだ後にお水をグラス1~3杯を飲むことです。
これは、酔っていても酔ってなくても実践していただきたいです。これによって、次の日の二日酔い症状が和らぐし、水分補給にもなり一石二鳥なんですよ!
アセトアルデヒド
脱水症状と並んで多い二日酔いの原因のひとつにアセトアルデヒドがあります。アセトアルデヒドとは肝臓のアルコール分解過程で生じる物質(タバコの煙などにも含まれている体に悪い有害物質)です。
特に日本人はアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性・分泌が弱いと言われています。このためアルコールの分解が終わっていても、アセトアルデヒドがまだ体内に残っていることがあります。肝臓がアセトアルデヒドの処理を完璧にできていない状態となり、これが二日酔いの原因となってしまいます。
ただし、体内に残っているだけでは、二日酔いの原因にはなりません。
体内に残っていて、血液中にあるアセトアルデヒドの濃度が高くなった時にその毒性が原因で様々な二日酔いの症状が引き起こされるといったしくみになっています。
アセトアルデヒドに効く食べ物
アセトアルデヒドは解毒するのが1番です。食べ物としては以下があります。
- しじみ
- はまぐり
- あさり
- タコ
- イカ
- ひまわりの種
- ゴマ
これらが優れていると言われています。
メタノール
ウィスキー・ワイン・テキーラ・ブランデーなどを飲むといつもと違う二日酔いになることがありませんか?
その二日酔いはもしかしたらメタノールが原因かもしれません。ほとんどのお酒は作る過程でメタノールが発生するため、多くのお酒にメタノールが含まれています。
一般的にアルコール度数の高いお酒に多くのメタノールが含まれています。
ウィスキー・ワイン・テキーラ・ブランデーには同じ度数でもより多くのメタノール含まれビールなどは逆に少なくなっています。
これはお酒の原料となる果物にメタノールが多く含まれているからです。
メタノールも通常のアルコールと同様、血液内に吸収されます。ただし肝臓がメタノールを分解するには通常のアルコールより時間がかかってしまいます。
そのため、体内に残りやすくなっています。
さらには、肝臓でメタノールが分解され始めると同時に、ホルムアルデヒドや二酸化炭素、ギ酸などの有害物質が発生してしまうことによって二日酔い症状が引き起こされてしまっています。
メタノールに効く食べ物
メタノールも肝臓で分解されます。
そのため、アセトアルデヒドの対処法でも紹介した貝類などを食べるようにしましょう。以下がそうです。
- しじみ
- はまぐり
- あさり
しじみ汁などが良いと評判です。
また、お酒を飲んでいたコップとは別のコップに水かお茶を入れて就寝前に飲むとよいでしょう。
ただし、水分ならなんでも良いというわけではありません。メタノールが原因で二日酔い症状が起きている場合は、微量のエタノールを含んでいるオレンジジュースなどの果物を含んだジュースは避けたほうがいいです。
体内でメタノールに変換されてしまう低カロリー飲料やダイエット飲料も更に肝臓に負担をかけてしまい、逆効果になってしまうため避けてください。
二日酔いになりにくいお酒
そもそも二日酔いになりにくいお酒があります。
二日酔いを少しでも予防する場合、以下の蒸留酒を飲むことが効果的です。
- 白ワイン
- 焼酎
- ウォッカ
- ジン
- ラム
- 泡盛
蒸留酒は醸造酒のような原液を沸騰させアルコール分を高め不純物を取り除きます。
蒸留酒のほうが不純物が少ないため二日酔いになりにくいとされています。
その要領でいくと熱燗は温めるので不純物が少なくなる様な気がしますね。^^
まとめ
いかがだったでしょうか。二日酔いに効く食べ物は以下でした。
- カフェインが入った飲み物
- 牛乳
- ポカリスエット
- 貝類
- タコ
- イカ
せっかくお酒を飲むなら次の日は快適に起きたいですよね。
お酒を飲んだと、少し熱めのコーヒーを飲む事も効果的ですよ。お洒落なバーで最後にコーヒーをサービスで出してくれるお店もあります。
お酒とうまく付き合い、楽しく飲みましょう。