4歳のわがままはどこまで許す?しつけるのはまだ早い?

公開日: : 最終更新日:2019/04/19



4歳にもなれば幼稚園や保育園では年少さんになり赤ちゃんの時とは見違えるほどになりましたよね。

一人で出来る事も増えおしゃべりも上手になったのではないでしょうか?

その反面言葉が達者になりわがままを言うようになったと感じる方も少なくないと思います。

子供のわがままって何処まで許すべきなのか。

「しつけるのはまだ早い?何歳から言って聞かせたらいいの?」

子供のわがままに戸惑うママも多いと思います。今は良くてもこのまま大人になるのは困りますよね。そんなママの悩みを解決していきましょう。

4歳のわがままはどこまで許す?

駄々をこねる子供

4歳児のわがままはまず「わがまま」なのか「甘え」なのかを考えましょう。

「わがまま」は度合いにもよりますがある程度言って聞かせてあげていい年です。

例えばスーパーのお菓子売り場で「あれ買って!これ買って!」はわがままです。それは決まり事や約束を作りそれを破ったわがままであれば言って聞かせてあげましょう。

スーパーに入る前に「お菓子は一つまで」や「お菓子は100円まで」など決まり事や約束を事前にしておくと良いですね。

事前に決めた決まり事や約束は必ず守って下さい。泣いて騒ぐからと許してしまえば子供は「泣けば許してもらえる」と学習します。

そうすると今後がかなり大変になります。ママが折れるまで、買ってくれるまで泣き騒ぎ続けるでしょう。

子供もなかなか賢いのです。

一方「甘え」だった場合は存分に甘えさせてあげましょう。

例えばいきなり膝に乗ってきたり今まで一人で出来ていた事を「ママ手伝って」と言ってくることがあります。

そんな時はしっかり受け止めて甘えさせてあげましょう。「甘え」は子供の心の自立に必要な事です。

そもそも子供はなぜ甘えて来るのかを考えてみましょう。

子供は何か不安を感じたときに自分を受け入れてくれる場所はあるのかと親の愛情を確認しに来るのです。それを「わがまま」だと突き放していまうと子供は不安を抱えたままになります。

また甘えさせてもらえなかった子は「一度ママから離れるともう甘えさせてもらえなくなる」と感じ余計にママから離れなくなり周りの子より甘えん坊に感じる子になるでしょう。

なので4歳であっても甘えて来る時には話を聞いて十分に甘えさせてあげましょう。

しつけるのは何歳から?

では躾は何歳からすればいいのかと悩みますよね。それは赤ちゃんの時からです。産まれてすぐから躾は始まっています。

「そんなに早くから言ってもわからなくない?」と思うかもしれませんが実際にはママは赤ちゃんが産まれてから自然と躾はしています。

「してもいいこと」「してはいけないこと」は教えていますよね。「それはお口に入れちゃダメだよ。こっちにしようね」「これは危ないよ」など自然と口にしているのではないでしょうか?

アイロンや鍋に触れようとした時思わず「ダメ!」と言いますよね。それこそ「躾」なんです。

日本では躾と言えば厳しく叱ったりきつく言いつける事を「躾」という風潮がありますよね。そういった躾はするべきではないと思っています。

厳しく叱ったりきつく言いつける行為は子供がただ恐怖心を持つだけ「何がいけなかったのか」を学ぶ事が出来ません。

そういったものを「躾」と思っているのであれば躾っていつからすればいいのかと悩むのかもしれません。しかしママは赤ちゃんが産まれた時から自然と出来ているんです。

しつけ方

躾は何より子供にどう伝えるかが大切になります。

例えば

  • 子供がテーブルに乗る
  • そんなことよくありますよね。

    その時に「乗っちゃダメ!」だけではなく「ここは乗るところじゃないよ。ご飯を置くところだよ。降りようね。」と言ってあげましょう。ダメな理由をきちんと伝える事が大切です。

  • 絵本を破く
  • これもよくあります。私の子もよくしていました。これも「破いちゃダメ」だけだと子供は止めません。

    子供は「破くこと」が楽しくてしています。なので「絵本を破くと読めなくなるよ。こっちにしようね」といらない新聞紙やチラシを渡してあげて下さい。

最近では「叱らない子育て」なんて言われることがありますが子供が悪いことをしても叱らないのは良くありません。

「子供だから仕方ないよね」「小さいからまだわからないし」などと思っている方もいるかもしれませんが、それはママ以外の周りが子供に対して思う事であってママが思う事ではありません。

子供もずっと悪いことや行儀の悪いことをしていたのを注意をしてもらえていなかったのに大きくなったらいきなり怒られるようになったなどになると子供は困惑します。

「大きくなったからしてはいけない事」なんてものはありません。「してはいけない事」「いくつの子でもしてはいけない事」なんです。

例えば「テーブルに乗る」という行為はいくつの子でもするべきではありませんよね。しかしずっと赤ちゃんの頃から怒られなかったのに3歳4歳になったらいきなりダメ!と言われるようになれば子供はなんで?となりますよね。

ただ子供が危険な事をしようとした時などは「ダメ!」と大きな声で子供を止めて下さい。やかんに触ろうとしたりストーブに触ろうとしたときですね。

それ以外で大きな声で怒る必要はありません。

何故してはいけないのかを説明すれば子供はいつか理解してくれます。もちろん今言ったことが次から出来るという事はありません。

躾をするには時間が掛かります。ずっと気長に長い目でしていかなければいけませんね。

しかしいつか子供はしてはいけない事の理由を理解してくれます。その理由を理解してもらう事が躾の大切なことろです。

「躾」とは「自身を美しく」と書きます。子供が将来社会で生きていく為のルールを伝えていってあげましょう。

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