じゃがいもを収穫したあとの保存方法は?芽が出ないようにするには?
公開日: : 最終更新日:2016/04/07
家庭菜園などで育ててきたじゃがいもが大量に収穫できるとうれしいですよね!
でも、食べきれないぐらい収穫できてしまうと、収穫後の保存に困ってしまいます。
気がつくと芽が出ていたり、しわしわになったり…ついには食べ切れなくて捨ててしまうことも。
そんな悩みを解消するべく、収穫後の保存方法や芽が出ないための工夫を紹介していきます!
目次
じゃがいもを収穫したあとの保存はどうすれば良い?
じゃがいもは収穫してから数ヶ月は、休眠期間といって芽が出ない期間があるのですが、そのまま温かい場所で放置すれば、自然に芽が出てきてしまいます。
気温が5度以下なら芽を出さないので、この温度を保てる環境に置くのが一番です。
適しているのは家庭の冷蔵庫の野菜室ですが、最近のものは照明で光合成をさせる機種もあるので、ご自宅の冷蔵庫がそういった機種なら、箱に入れて暗くして保存したほうが良いでしょう。
また、冷蔵庫を使わないのなら、雨や直射日光が当たらないところに保存しておきましょう。
じゃがいもを収穫した後芽が出ないように保存する方法は?
じゃがいもは、光に当たると光合成によって芽が出てくる仕組みです。
ですので、まずは光に当てないことを前提に考えましょう。
現代の生活環境ではやはり冷蔵庫の野菜室を利用するのが適しています。
その場合の方法ですが、
- 新聞紙
- じゃがいもが入りそうなビニール袋
- 袋を縛るための紐
を用意します。
この中に新聞紙を敷き、じゃがいもを入れ、口を縛って野菜室に入れるだけです。
これで簡単に芽を出すことなく保存ができますよ。
じゃがいもを収穫中に雨で濡れてしまった場合の保存方法は?
収穫中ならたいてい泥がついていますが、泥の付いたままなるべく光が当たらない、風通しの良い所で3日くらい乾かします。
次に、ダンボールかシートの上に広げます。量が多ければ、収穫コンテナや玉ねぎネットのような市販の網袋にじゃがいもを入れていきます。(積み重ねても大丈夫です。)
その時の気候や気温によりますが、2~3日すると泥の表面が乾いて自然に取れるようになります。
しかし、完全に乾ききっていなかったり、芋に固くくっついている場合は無理に泥をはがさず、軽く手でこすったりする程度にして、芋の上下を返します。
その後、同じように2日ほど乾かして軽く泥を落としたら完成です。
完璧には取れませんが、泥に湿気がなければ大丈夫です。
気を付けることは、無理に洗ったりこすったりすると、芋の皮が傷ついて保存性が悪くなるので、決して無理に泥を取るようなことはしないようにしましょう。
後は風通しの良い暗い場所で保存します。
じゃがいもは収穫後どのくらい保存できる?
じゃがいもは、低温でれば芽が出ないので、長期保存が出来ます。
先に紹介したように、
- 気温が5℃以下
- 湿気が少ない
- 光が当たらない
以上の条件が揃えば、およそ半年ぐらいは保存が可能です。
収穫後すぐのじゃがいもは、休眠期間が約3か月ほどあるため、そのままでもすぐに芽が出ることはありませんので、自然に保存(風通しのよい所に置くことが条件)しておいても、“3か月”は保存が可能、ということになります。
じゃがいもは収穫後寝かせた方が美味しくなる!?
じゃがいもは長期間保存することによって、デンプンの一部が糖に変わり、甘みとうま味が増えます。
人工的な方法ですが、調整された空気の中でジャガイモを保存すると、ジャガイモの呼吸や発芽が抑制されるので、鮮度が落ちることなく保存が可能となります。
また、低い温度で長い期間保存すればするほど、糖度が増すことがわかっています。
このしくみは、大根やキャベツを雪の下に埋めて保存すると甘みが増す仕組みと同じです。
寝かせると余分な水分が抜け、熟成が進んでコクが出て美味しくなるのですが、ジャガイモ独特の香りは消えてしまいます。
しかも、芽が出る頃が一番味に深みが出てきます。
ですので、収穫後はしばらく寝かせてから食べた方がジャガイモは上手にできたものなら、掘りたてがジャガイモの香りがして美味しいです。
しかもデンプンが一部、糖にかわり甘みが増すことで知られています。
美味しく頂ける、ということになりますね。
まとめ
これからじゃがいもがおいしい季節ですね!
たくさんじゃがいもが収穫できたなら、今回紹介した保存方法である。
- 光に当てないこと
- 冷暗所で保存すること
を守ってじゃがいもをおいしく・長く楽しむことが出来ますね!
楽しい家庭菜園などで採りたてのじゃがいもを収穫して、上手な保存で長くじゃがいもを楽しみましょう!