ミニトマト栽培の追肥の方法!量やタイミングは?
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日差しも眩しくなり、毎朝目覚めるのが気持ち良くなってきた季節ですね。
さて、もう皆さんもミニトマトの栽培に慣れてきて、毎朝ベランダを見るのが楽しみになってきた頃でしょうか?
もうすぐ実を結ぶ、もしくは実を結んできた!という方が多いでしょうか。
ミニトマトを栽培する場合、与えるのは苗の植え付け時に土に混ぜて使う【元肥(もとごえ)】と苗の成長に従って使う【追肥(ついひ)】の2種類です。
しかし、苗を植え付けるときに肥料配合済みの野菜専用培養土を使用しているのであれば元肥は不要です。
それでは、今回はミニトマトの栽培に当たって必要な『追肥』の仕方について書いていきます。
ミニトマト栽培の追肥の方法!肥料のやり方や量は?
追肥の方法としましては、葉や茎ではなくて土自体に追肥用の肥料を与えます。
やり方は、3週間に1度ぐらい、株元から20cm程度離れた所の土に約15gの肥料を施します。土と軽く混ぜ合わせたら株元に寄せます。
直接株元に施してしまうと、根が焼けてしまい枯れてしまいますので気をつけましょう。
量は、毎回10~15gぐらいがベストです。肥料をやりすぎても十分に育ちませんので、適切な量とタイミングで施しましょう。
ミニトマトは、元肥もしくは培養土の肥料が効き始めると生長と結実(実を結ぶこと)が並行して進みます。栽培にあたり、大事なことは「一番果」をしっかり着果(実をつけること)させることなので初めの追肥は慎重に厳重にやりましょう!!
追肥のタイミングは?
それでは、初めの追肥からそのあとの追肥をするタイミングを書いていきます。
初の果実が結実し、肥大してふくらみ始めたころに1回目の追肥を行います。ミニトマトは、植え付け後20日くらいして最初に実が付き始めます。早い段階から追肥を行うと花が落ちやすくなり着果しない事があるので注意が必要です。
その後は、3週間に1回程度のタイミングで追肥を繰り返します。
量は1回目と同じ10~15g程度の追肥を行いますが、だんだんと根が広く張り出していく為、初めの追肥同様に株元ではなく株から少し離れた土の表面にまくようにするのがコツです。
固形肥料ではなく液体肥料の場合は、1週間に1度の間隔で水やりを兼ねて追肥しましょう。
水やりのタイミングは、簡単にできるミニトマトの栽培方法の記事に書いた通りですね!
ミニトマトにおすすめの肥料は?
ミニトマトは、普通のトマトと同じで『実を食べる果菜類』の野菜なので、実を充実させるために『リン酸』を多く必要とします。
主に肥料には成分表記がされております。
例を挙げますと、肥料のパッケージに『N8-P8-K8』などと記載されています。
この意味は、
- N(窒素)・・・葉茎や根の伸長に効果があります。
- P(リン酸)・・・葉茎や根の伸長を助け開花や結実を促進します。
- K(カリ)・・・茎や根を丈夫にします。
ということです。
ですから、ミニトマトには『P』の『リン酸』の数字が大きいものを選びましょう。
化成肥料と有機肥料はどう違うの?
肥料には、化学肥料有機質肥料の2種類があります。
肥料の選び方もわかった所で2種類ある肥料の違いについて考えていきましょう。
具体的に書いていきます。
化成肥料
- N-P-KのうちPの数字が一番大きい化成肥料
- トマト専用の化成肥料
有機肥料
発酵油かす(固形ではなく粉状タイプ)+リン酸成分の多い肥料(バッドグアノ・骨粉・魚粉のどれか1つ)
与えるペースは、有機肥料なら、2ヶ月に1回くらいのペースか葉色が悪くなったら与えましょう。
化成肥料の場合は一番最初に咲いた花が実になり膨らみ始めた頃から2週間に1回ペースで10~15g程度を与えて下さい。
トマト専用の化成肥料があれば、簡単なので初心者さんにはいいですね。しかし、化成肥料と有機肥料のどちらの肥料でもオススメです。
肥料過多・肥料不足の症状と対策
肥料は、やりすぎても足りなくなってもいけません。
ここに、肥料過多・肥料不足の症状と対策を挙げていきます。
肥料過多
症状と対策
肥料不足
症状と対策
どんどん肥料を与えて、ぐんぐん育って実をたくさんつけて欲しい!という気持ちもわかりますが、やりすぎは失敗の大きな元となります。また逆に簡単に栽培できるからといって放置しすぎてもいけません!!
これには、やはり毎日の観察が大事です。自分の子供のように愛情をもって可愛がってあげましょう。
肥料のまとめとしましては、注意しておきたいのは実を大きくしたり甘くするには肥料さえやればいいわけではないことを覚えておきたいということです。
それぞれミニトマトに適した肥料を厳選して選ぶことが大切なのです。
また、毎日見ておかないと気付かないことも多々ありますので、愛情を込めて毎日ミニトマトの状態を把握しておきましょう!!
追肥したあとでは、実が大きくなるにつれてしていく『わき芽かき』や余分な芽を摘んだり『摘果(てきか)』といって、実を間引いて少なくするなどの作業があり、それをすることにより選んだ果実に養分が集中し大きくなったり甘くなります。
美味しいミニトマトを作るには、なにごとにも言えることですが、手間ひまかけて愛情を注ぎながら育てていくことが大切だということですね^^
がんばって、皆で美味しいミニトマトを栽培していきましょう!!