鍋にカビ生えてるの知らずに食べた!大丈夫?
公開日: : 最終更新日:2019/02/04
湿度の高い日本ではよくカビが生えてしまう事がありますよね。
カビは様々な所に発生し繁殖します。
特に湿度の高いじめじめしたところが大好き。少しでも水分があるとカビの格好の住処になってしまいます。
ご家庭でも長期間使っていない鍋にカビが生えていてびっくりしたことありませんか?
使う前に気付ければ問題ないのですが知らずにそのままカビの生えた鍋で料理をし食べてしまった・・・。
気付いた時には時すでに遅し。カビはお腹の中に・・・なんてことあるかもしれません。
お風呂やシンクなど日頃水を使う場所はこまめに掃除いているかもしれませんが思わぬところにカビが生えていることがあるかもしれません。
もし気付かずに食べてしまったら・・・。想像するだけで気持ち悪くなってしまいますね。
万が一に備えてカビについて少し詳しく知っておきましょう。
カビの生えた鍋で食べても大丈夫?
鍋にカビが生えていた事に気付かずもし口にしてしまった場合お腹を壊さないか心配になりますよね。
鍋を火にかけ熱していれば大丈夫です。
大部分のカビは熱に弱く死滅させることが出来ます。
しかし死滅させるには色々な条件がありますので合わせて紹介していきますね。
通常のカビは40℃以上になると死滅すると言われています。
鍋を火にかけた場合鍋の表面温度は200℃にも達しています。なので通常のカビならイチコロです。
中には熱に強く煮沸でもでも死なないカビもいます。
75℃で30分加熱しても死なないカビを耐熱性のカビと言います。
しかしこれは稀な種類になりますのでそこまで気にしなくて大丈夫です。
カビの生えた鍋で料理したものを食べても大丈夫だとしても気持ち的には嫌な気持ちになりますよね。
鍋や調理道具も使う前にしっかり確認ししまう時も水分が残らないようにしておきましょう。
色によるカビの種類
そもそも一概に「カビ」と言っても様々な種類があります。
人間の主観で見ると大きく2種類です。
「必要なカビ」
「退治したいカビ」
必要なカビとは食品や調味料に使われているカビです。納豆やチーズ、ヨーグルトなど馴染みのある食材に使われていますね。
一方、退治したいカビは所謂身体に害を及ぼしたりアレルギーの原因になったり嫌な匂いを発生させるものです。
ここでは身体に身体に害を及ぼす「退治したいカビ」をいくつか紹介していきます。
黒カビ
黒カビはアルコールや熱に弱くカビの中では比較的除菌しやすいカビになります。どこにでもいるカビなので発生する場所も様々です。
黒カビそのものに害はありませんがエアコンに繁殖することでアレルギーや気管支疾患の原因になります。
見つけたら必ず徹底的に除菌しないと又すぐに発生しますので注意が必要です。
青カビ
空気中に常に浮遊しているのでパンやお菓子に生えてしまうカビの正体はこの青カビになります。
また青カビには抗生物質の原料となる「ペニシリン」が含まれています。ゴルゴンゾーラなどのチーズの発酵にも使用されている為人間にとって関わりの深いカビです。
緑カビ
畳の裏や木材によく発生します。
この緑カビはカビ毒を発生させるので多く吸い込んでしまうと腹痛や下痢などの中毒症状を引き起こす可能性があります。
このようにカビと一言でいっても様々な種類のカビが存在しています。
カビが生えた鍋は捨てるしかない?
ではカビが生えてしまった鍋などは捨てるしかないのでしょうか?
しっかり洗えば健康面での心配はないので正しいやり方で綺麗にしましょう。
①洗剤で洗う
その際スポンジにカビが付いてしまいますが綺麗に洗えば問題ありません。
もし気になるようであればシンクもついでに洗ってそのまま新しいものに取り換えると良いですね。
②アルコールで除菌する
市販のアルコール除菌はどれも細菌、ウイルスを99.9%除去しますのでカビが残ることはありません。
③煮沸消毒をする
ただ最後には必ず水気が残らないようにふき取って下さい。ここで水気を残してしまうとまたどこからかカビが発生してしまいます。
いかがでしたか?
カビは地球上の微生物の中で実に36%を占めていると言われています。
家の中からカビを完全に追い出すことは出来ません。
しかし身の回りの物に繁殖させないことは日頃の手入れで出来ます。
鍋や調理器具など口に入るものなら尚更気を付けたいですね。
カビの発生しやすい場所や条件を知りカビを繁殖を未然に防ぎましょう。