秋に産まれる赤ちゃんの名前!どんなふうにつけたら良い?
公開日: : 最終更新日:2018/10/17
あなたは子どもの名前をつけるとき、何を考えますか?字画、子どもへの願い、趣味嗜好など、さまざまな考え方があると思います。
今回は、秋に産まれる赤ちゃんのために、季節感を取り入れた名づけを考えてみたいと思います。秋は木の実や稲のなる豊かな季節であるとともに、その過ごしやすさから優しいイメージがあります。
漢字にも美しく上品なものが多いので、きっと素敵な名前になるでしょう。
目次
秋産まれの赤ちゃんの名前【男の子編】
- 秋の字を入れる名前
秋介(しゅうすけ)、秋平(しゅうへい)、秋人(あきと)、秋也(しゅうや)など - 9月=敬老の日
敬介(けいすけ)、敬太(けいた)、敬吾(けいご)、敬斗(けいと)など - 10月=体育の日
育斗(いくと)、育登(いくと)など - 11月=文化の日・勤労感謝の日
文太(ぶんた)、文也(ふみや)、文人(ふみと)、勤(つとむ)など - 天高く馬肥ゆる秋
駿(しゅん)、拓馬(たくま)、篤(あつし)、駆(かける)など - 秋の空にちなんだ名前
北斗(ほくと)、晶(あきら)、明(あきら)、康惺(こうせい)、星也(せいや)、一朗(いちろう)、陽澄(はると)など - 秋の植物の名前
楓太(ふうた)、楓斗(ふうと)など - 収穫(実りの秋)にちなんだ名前
拓実(たくみ)、秀斗(しゅうと)、稔(みのる)、真実(まさみ)など
「朗」の字には「ほがらか」という意味のほかに「曇りなく澄んで明るい」という意味があります。まさに秋の空ですね。また「秀」の漢字の「禾」の部分は穂先が茎の先端にたれかかる穀物を表しています。
この字には「長く伸びる」という意味があり、稲穂が長く伸びる秋にはぴったりというわけです。
また「月」という字は、秋を連想させる漢字です。秋の月は一段と綺麗に見えますよね。そういったことから名前に使う時は、心のおおらかさを表しています。
名前の例としては、悠月(ゆづき)、楓月(かづき)、季月(きつき)などです。
秋産まれの赤ちゃんの名前【女の子編】
- 秋の字を入れる名前
千秋(ちあき)、秋音(あきね)、秋華(あきか)、美秋(みあき)、秋乃(あきの)など - 9月=敬老の日
敬子(けいこ)、敬奈(けいな)、敬香(けいか)など - 10月=神無月・体育の日・小春日和
栞奈(かんな)、育実(いくみ)、育那(いくな)、小春(こはる)など - 11月=文化の日
文花(ふみか)、文音(あやね)など - 天高く馬肥ゆる秋
篤美(あつみ)、篤子(あつこ)など - 秋の空にちなんだ名前
瑠奈(るな)、千晶(ちあき)、奈月(なつき)、明里(あかり)、星羅(せいら)など - 秋の植物の名前
楓(かえで)、杏奈(あんな)、美紅(みく)など - 収穫(実りの秋)にちなんだ名前
瑞穂(みずほ)、梨沙(りさ)、果穂(かほ)、美乃里(みのり)、実樹(みき)など
「小春日和」とは晩秋から初冬にかけての、ぽかぽかとした穏やかに晴れた日のことです。寒くなってきたころの暖かい陽気は、人の心に潤いを与えてくれます。「小さい春」とはよく言ったものですね。
また、「瑞穂」はみずみずしい稲穂のことですが、かつては日本を「瑞穂国」と呼ぶことがありました。「稲が多くとれる国」という美称です。そんな名前を持つ日本人女性って素敵だと思いませんか?
2014年版・赤ちゃんの名前ランキング【男の子編】
- 陽翔(はるとなど)
- 颯太(そうたなど)
- 蓮(れんなど)
- 優(ゆうなど)
- 琉生(りゅうせいなど)
以上が上位5つの名前です。優しい音のものが多いですね。また、大空に飛び立つイメージの「翔」やさわやかなイメージのある「颯」は近年とても人気があります。
ほかにも「愛」や「悠」という字は多く見られます。両方とも皇族の方に使われているものですね。
2014年版・赤ちゃんの名前ランキング【女の子編】
- 椛(もみじなど)
- 心桜(こころなど)
- 莉琉(まりる)
- 惺椰(せな)
- 碧(みどりなど)
男の子と比べると難解な漢字が好まれているようです。また、季節感を大事にした名前が多いですね。漢字だけでみると「結」や「愛」も人気があります。
1位の「椛」という漢字は国字といって、日本独自の文字です。まるで木に花が咲いているかのようなモミジを表した、美しい字ですね。
名前をつけるときに気をつけること
赤ちゃんのときだけではなく、大人になってからも使い続ける名前。長く使い続けるものだから、注意しておきたいこともあります。
口で説明できる漢字を使う
大人になると、電話で名前を説明する機会が増えると思います。そのときにあまりにもなじみのない漢字や難しい漢字だと、自分も相手も困ってしまいますよね。
縦書きにしたときに割れていないか
横書きにすることが多いと見落としがちなのですが、縦に書いたときに真ん中で割れている名前は落ち着きのない印象になってしまいます。たとえば「杉浦秋那」は「杉浦秋奈」にするとまとまって見えます。
突飛な名前になっていませんか?
最近は珍しい名前が多いと話題になっていますが、珍名、難読は今に始まったことではありません。どの時代にもそういう発想をする人は多少なりともいました。
珍しい名前はその人の武器になる可能性があるのと同時に、足かせになってしまうこともあります。たとえば本人の能力と関係なく受験や就職の書類選考に不利になることもあるといいます。
名づけをするときには、その名前で生活する場合のリスクもしっかりと考慮してあげましょう。
かつては流産を連想させる水が起源の漢字(水・流・海など)やはかなく散ってしまうことから花の名前(桜・菫など)は縁起が悪いとされていましたが、今では気にする人はほとんどいないみたいです。
また、最近よくいわれるのが外国語で悪い意味になる音を避けた方がいいというものですが、これもあまり神経質にならなくていいと思います。海外で活躍するようになってどうしても支障が出るときには、愛称を使えばいいだけですから。
むしろ、そのとき自信を持って「私の名前は日本語で○○という意味です」と言えるような名前にしてあげたいですね。
縁起や画数、音、漢字、名前を構成する要素はたくさんあります。あれこれ考えていると、名づけの途中で迷宮に迷い込んでしまうことってありませんか?
そんなときは「どんな子になってほしいのか」ではなく「どんな名前にしたいのか」からリスタートしてみてください。もちろん教育方針を決めるのは大切なことですが、あくまでも名づけは『名前』を決める作業です。
いい名前をつけたいと思うばかりに、この単純なことを案外忘れてしまいがちなのです。