産後に仕事復帰しても母乳を続けたほうがいい?ミルクに切り替える?
公開日: : 最終更新日:2019/05/17
赤ちゃんにとって大事な食事。それは母乳ですね。
しかし今では栄養価の高いミルクも出ていますし産後仕事復帰する時には母乳からミルクに切り替えておいた方がいいのかも・・・。と悩むママも多いと思います。
哺乳瓶にも慣れておかないと保育園では大変なのか。仕事復帰した後は母乳は止めておいた方がいいのか。そもそも母乳っていつまであげるの?
今回はそんな悩みを解消出来るお話をしていきたいと思います。
産後に仕事復帰後も母乳が良いの?
産後仕事復帰した後も母乳をあげた方がいいのかと言うとそうでもありません。そのままミルクでも構いません。
最近のミルクは栄養価も高く小分けにされているものもあって衛生的でもあります。なので混合ではなくミルクのみにしても大丈夫です。
保育園ではもちろんママの母乳をあげる事は出来ませんのでミルクになります。赤ちゃんの中には哺乳瓶の口が苦手な子もいます。
赤ちゃんが産まれて仕事復帰の目途がたっているのであれば早めに哺乳瓶に慣れさせてあげる事も大切です。
しかし保育園に預けるなら必ず母乳を止めないといけないわけでもありません。自宅にいる時だけ母乳をあげるでももちろん構いません。
母乳をあげるのも赤ちゃんとの大切なスキンシップの一つです。
母乳を続ける場合の注意点は赤ちゃんを保育園に預けている間はもちろん母乳はあげる事が出来ません。なので仕事中に母乳で胸が張ることがあります。
これには個人差がありますが仕事中に定期的に母乳パットを変えたりしなければならないこともありますので注意が必要です。
仕事内容によっては定期的に変えるのが難しい事もあるかもしれません。そういった場合は仕事復帰を目途に断乳をしておくと安心ですね。
要するに保育園に預けるからといって止める必要も続ける必要もありません。ママに負担のないように続けるでも断乳するでもいいのです。
赤ちゃんとのスキンシップは母乳をあげるだけではありません。仕事帰りにいっぱい抱っこしてあげる事が大切です。
何歳何ヶ月までは母乳のほうが良い?
ではいつからいつまでが母乳の方がいいのでしょうか?
それは最初からミルクでも構いません。育児にこうでなければいけないという事はないのです。
世界的に見れば2~4歳まで母乳をあげている国もあります。WHOでは6か月から離乳食を始め2歳前後までの母乳育児を推奨しています。
一方日本では1歳前後になると母乳を止める検討を始める方が多いです。
1歳になる離乳食も完了期となり食事からでも十分な栄養を取る事が出来るのが大きな要因となります。
また1歳を過ぎると子供に自我が芽生え始め断乳を進めていく事が容易ではなくなってしまいます。
私自身子供には2歳まで母乳をあげていました。2歳になり断乳をしましたがそれはそれは大変でした。
2歳にもなれば自我は芽生えていますがまだまだ子供です。
なので「今日から止めます」「はい。わかりました」とはいきません。
少しは子供なりに理解してくれてはいましたが心底納得はしていなかったのかもしれません。
その子供の中での葛藤が夜泣きとなって現れました。
断乳は途中で止めるとまた次に止める事が更に難しくなります。なのでなんとか子供と二人で乗り切りました。
今となって思う事はもっと早めに止めていれば子供にもあんなにつらい思いをさせずに済んだかなと思います。
母乳育児や断乳は家庭それぞれでやり方があっていいのです。
仕事復帰があるのであればもちろんその時期に合わせてママの体調も整えておかなければなりません。なので初めからミルク育児で育ててもいいのです。
家庭の事情も違えば子供の性格だって違います。
周りの意見や情報に惑わされずに子供と自分に合った方法を探してみて下さい。
夜だけ母乳にする方法も
しかし中には断乳するのはまだ早いかなと感じる方もいるかもしれません。そう思う方は夜のみ母乳をあげるのもありです。
夜は大人もそうであるように赤ちゃんも一番安心する時間です。
赤ちゃんとの一番のスキンシップを寝る前に母乳をという形であげるのもいいかもしれませんね。
仕事復帰をすると1日の中で赤ちゃんと一緒に居られる時間はどうしても限られてしまいます。
だからこそ赤ちゃんとの時間は大切になります。仕事に復帰するからと無理に止める必要もありません。ママがまだあげたいと思うのであれば夜だけでもあげていいのです。
一番大切なのは赤ちゃんとママ自身に負担なく育児を楽しめる方法を見つける事です。母乳もミルクもそれぞれの良さがあります。
母乳はママとのスキンシップを密に取る事が出来ます。
一方ミルク育児はママだけでなくパパや兄弟等の家族も積極的にお世話に参加することが出来ます。
自分の家庭環境やママの体調を踏まえ母乳をあげていくのかミルクに切り替えていくのか検討してみて下さいね。