どんぐりにいる虫を鍋で煮沸!虫が出てこないための正しい処理法
公開日: : 最終更新日:2019/05/05
子どもはどんぐりが大好きです。公園でどんぐりを見つけては大はしゃぎ。
けれども大人はどんぐりの中に潜んでいる虫のことが心配でたまりませんよね。
そこで子どもが安心してどんぐりで遊べるように、どんぐりにいる虫が出てこないための正しい処理法をご紹介いたします。
どんぐりにいる虫の鍋での処理法
どんぐりにいる虫が出てこない処理法はいくつかありますが、一番スタンダードなのはお湯で煮込む方法です。
煮沸消毒にもなるので小さな子どもをお持ちのママからはこの方法が良く選ばれているみたいです。
そこで鍋での処理法の手順をみていきましょう。
- どんぐりの選別
- 水洗い
- 鍋で煮る
- 水切り
- 乾燥
穴が開いている・振るとカラカラ音がするどんぐりは、中に虫がいる場合があるので取り除きます。
ヒビが入っていたり腐っているものは工作に不向きなので、こちらも取り除いてしまうことをおすすめします。
以上の内容で選別したどんぐりを水でよく洗います。この時、水の上に浮いてきたどんぐりの中にも虫がいる可能性があります。これらのどんぐりも処分しておきましょう。
残ったどんぐりをいよいよ鍋で処理していきます。鍋にどんぐりの3倍ぐらいの水をいれ沸騰させます。そこへどんぐりをいれて煮ていきます。
時間の目安は5~10分です。
どんぐりを煮すぎてしまうとどんぐりが破裂してしまうので時々様子を見てくださいね。どんぐりはお湯で煮ると油分が出て来るので、表面もつやつやになるそうです。
ちなみにどんぐりを茹でる際には、100円ショップで売られている鍋・使い捨てのアルミ鍋などを利用すると良いでしょう。
茹で上がったどんぐりの水を切り、キッチンペーパーやタオルで水気を拭き取りましょう。
この時どんぐりが高温になっているので注意が必要です。
また熱いからといって、どんぐりを冷水につけるようなことはしないでください。どんぐりが割れてしまうこともあります。
水気を拭きとったどんぐりを新聞紙などに並べて乾燥させます。直射日光が当たらない風通しの良い場所を選んでください。2~3日で乾燥するでしょう。
この時しっかり乾燥させないとどんぐりにカビが生えてしまうこともあります。焦らずじっくり待ちましょう。
これでどんぐりの中にいる虫の処理方法以上となります。
鍋で煮る以外にもどんぐりを冷凍するだけの手軽な方法もあります。
冷凍する場合もまず初めにどんぐりを選別して洗います。水気をきったどんぐりを密閉袋にいれて1週間ほど冷凍するだけです。
冷凍後は鍋で煮る場合と同様の手順で乾燥させましょう。もし鍋で煮るのが少し面倒だなと思われる方は、一度この方法を試してみてください。
どんぐりにいる虫の正体は?
ところでどんぐりにいる虫の正体が何であるのか気になりませんか?
どんぐりは子どもが直接手で触れるものです。何かの拍子にどんぐりの中の虫を触ってしまっても大丈夫なのか心配ですよね。
そこでどんぐりにいる虫、通称どんぐり虫について解説します。
どんぐり虫は大きく二つの種類に分かれます。
一つはどんぐりが木から落ちる前にどんぐりの中に侵入する虫。もう一方はどんぐりが木から落ちた後にどんぐりの中に侵入する虫です。
分かりやすく以下の様にまとめてみました。
どんぐり落下前に侵入する虫
- クリシギゾウムシなどのゾウムシ
- ハイイロチョッキリ
どんぐり落下後に侵入する虫
- クロサンカクモンヒメハマキ(蛾)
- ドングリキクイムシ
どんぐりの中にいるのは実はこれらの幼虫で、中でも一番メジャーなのがゾウムシだそうです。
但しドングリキクイムシは成虫になってもどんぐりの中に居続けることもあるそうです。
気になる人体への影響ですが、いずれも悪影響は及ぼさないとのことなので一安心ではないでしょうか。
どんぐりを使った簡単工作
せっかくどんぐりの中にいる虫を処理したのなら、今度はどんぐりを使った工作にチャレンジしてみてはいかがですか?
子どもでも簡単にできる工作を集めてみたので是非親子で作ってみてくださいね。
どんぐりゴマの作り方
用意するもの
- どんぐり
- つま楊枝
- ボンド
- キリ
- はさみ
作り方
どんぐりの硬い方(どんぐりが帽子をかぶっていた側)の中心にキリで穴をあける。穴の深さはどんぐりの1/3程度を目安にしましょう。
つま楊枝の尖った部分をハサミなどで切り落とす
あけた穴につま楊枝を刺して少量のボンドで固定。つま楊枝の長さを切るなどして調整したら出来上がりです。お好みで色を付けても面白いですね。
どんぐりのマラカス
用意するもの
- どんぐり(多め)
- 空のペットボトル
- 飾り付けになるもの(ビーズやマスキングテープなど)
作り方
空のペットボトルの中にどんぐりを入れてキャップをする
全体を飾り付けして出来上がり。どんぐりと一緒にビーズを入れても音の変化が楽しめるのでおススメです。
その他にもどんぐりに直接ペイントして、アニメのキャラクターにみたてる人もいらっしゃるようです。大人も子どもも是非どんぐり工作にトライしてみてはいかがですか?
どんぐりの正しい処理法について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
子どもの好奇心は無限大です。中にいる虫が嫌だからといった理由だけで、子供の好奇心を奪うわけにはいきませんよね。
是非こちらを参考にして親子でもどんぐりに触れる機会を増やして頂けたらなと思います。