1歳の偏食がひどい!好きな物しか食べないけど栄養は大丈夫?

公開日: : 最終更新日:2019/04/27



1歳の子の偏食に頭を抱えている方は今も昔も多いようです。

何を与えても好きな物しか食べてくれない。そんな我が子を目の前に成す術もなく、栄養は足りているのかと不安が増すばかりです。

そこで悩めるママ達のために、1歳の子の偏食ついて解説していきたいと思います。

1歳で偏食ばかりだけど栄養は大丈夫?

子供の偏食

1歳といえばそろそろ普通の食事をとるようになる頃です。しかし中には決まった食材しか食べない偏食気味の子もいます。

何も食べないよりかはマシだろうと、テーブルの上に並べられるのはいつも同じメニューばかり。これでは栄養が足りているのかと不安になりますよね。

そこで偏食ばかりする1歳の子の栄養面についてまとめてみました。

やせ細っていなければ大丈夫

偏食でいつも同じ食べ物しか食べていなくても、極端に痩せていなければ大丈夫です。最低限の栄養は取れていると考えて良いでしょう。

実はこれぐらいの月齢の子が偏食であることはよくあります。いつかは偏食も落ち着くので温かく見守ってあげましょう。

成長曲線と見比べる

もし成長の様子が見た目では判断しにくい場合、成長曲線を参考にしてみましょう。

成長曲線とは母子手帳の巻末にも載っている身体発育曲線グラフにあるものです。成長曲線と見比べることによって、正常に成長できているか判断することができます。

見方のポイントは成長曲線のカーブに沿うように成長しているかということです。必ずしも成長曲線の帯の中にいなくてはいけないというわけではありません。

栄養が足りているかどうかは、子ども自身でも分かっている

たとえ小さな子どもであっても、わざわざ自分のことを痛めつけるようなことはしません。

もし栄養が不足しているのならば、自然と他の食べ物も食べるようになります。あれこれ好き嫌いをしているうちは、そこまで栄養が不足していないこともあるでしょう。

時には注意も必要です

ただし子どもの体形が肥満・痩せすぎの場合はすぐにでも対処が必要です。

偏食によってちゃんと栄養が取れていない可能性があります。また普段から便秘や軟便、体力がないといったことも偏食が原因かもしれません。

子どもの様子は日頃からよく観察してあげましょう。

偏食が多い理由はあるの?

ところで1歳くらいの子どもはなぜ偏食になりやすいのでしょうか。

実は子どもなりにも食べたくない理由があるようです。偏食の原因が分かれば対応しやすくなりますよね。そこで偏食が多い理由をみていきましょう。

  • 食べにくい
  • 子どもの歯や顎は発達途中です。そのため硬い食べ物は子どもにとって食べにくく感じることもあります。またレタスのような繊維質が多い食材は、噛んでから飲み込むのに手間がかかります。

    そういった食べにくい食材が出された時、子どもは食べたくないと感じることがあるようです。

  • 苦みや酸味は受け入れられないことがある
  • 苦みや酸味は大人にとってはおいしくても、子どもにとってはそう思えないことがあります。子どもは成長と共に苦みや酸味を覚えていきます。初めのうちは味の良さが分からずに嫌がることもあるでしょう。

  • 軽度のアレルギー
  • ごくまれなケースですが軽度のアレルギーが原因かもしれません。実はどんな食物に対してもアレルギーになる可能性はあります。またアレルギーの症状は人それぞれで、気づかないくらい軽い場合もあります。

    例えばある食材を食べると口の中が少しカユクなったりするのは、一種のアレルギーであると考えられることもあります。

    もし子どもが全く食べようともしない食材がある場合、もしかすると食べると何かしらの不快を感じているのかもしれません。

  • お腹が減っていない
  • 日中あまり活動していないと体力を使いません。そうするとお腹の減りも少なく、食べることに興味が湧いてこない可能性もあります。

     

  • 悪いイメージがある
  • 前に食べた時においしくなかったなど、悪いイメージが残っている時もあります。

    また子どもは連鎖的に物事をとらえてしまうこともあるとか。例えば大根が嫌いな場合、白い食べ物は全部嫌いになってしまうといったこともよくあるそうです。

偏食を直すための工夫

いつか偏食はおさまるとはいえ、何もせずただ放って置くわけにもいきませんよね。そこで先輩ママさんの実体験を元に、偏食を直すための工夫をいくつかご紹介いたします。

調理の仕方を工夫す


硬い食べ物ならば柔らかく煮たり、飲み込みにくい食べ物ならば切り刻むなどしてみましょう。どうしても食べにくそうならペースト状にするのも良いかもしれません。

他の料理に分からないように混ぜる


子どもの好きなハンバーグやカレーなどにキライな食材を混ぜてしまいましょう。おやつのホットケーキに人参を混ぜるのもおススメです。

また味噌汁は殆どの食材と相性もよく、栄養価も高いので子どもの食事にも打ってつけです。

家族で食卓を囲む


キライな食べ物を周りの家族がおいしそうに食べているのを見ていると、子どももつられて食べてみたくなるものです。

しかし中には決まった時間に家族全員で食事がとれないご家庭もあるのではないでしょうか。そういった時はママが子どもの前でおいしそうに食べて見せてあげてはいかがですか。

食べる楽しみを教える


偏食だからといって無理に食べさせるのはかえって逆効果になることもあります。何でも良いので食べただけでも褒めてあげましょう。そうすることで子どもの食べる意欲につながります。

また一人ぼっちで食事をしても面白くないですよね。

そこで家族と一緒に食事を食べるなどして、食事は楽しいものであると教えてあげましょう。

そういった意味でも家族がまとまって食事をとることは、子どもの成長に良い影響を与えるのではないでしょうか。

生活習慣を見直す


日中の活動量を増やせば自然とお腹も減るでしょう。そうすれば自然と何でも食べるようになります。

出来るだけ体を使って遊ばせてあげましょう。

一緒に遊んであげる時間がない時は早起きさせることだけでも心掛けてください。早起きをすれば自然と一日の活動量も増え、規則正しい生活習慣にもなるので一石二鳥です。


1歳の子の偏食ついて解説してきましたがいかがでしたか。

食は子どもの成長に直結するので特に心配になります。是非こちらの記事を参考にして、お子さんの偏食が少しでも直ると良いですね。

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