芝桜の簡単な育て方や増やし方!植える時期や肥料は?
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これから暖かくなるといよいよ“花の時期の到来”ですね!
中でも芝桜は春になると小さな花をたくさん咲かせてくれますし、ピンクの可愛らしい花のじゅうたんは本当にきれいですよね~
「そんな芝桜、お家で育ててみたいと思いませんか?」
そこで今回は芝桜の簡単な育て方・増やし方をお教えします。
芝桜の育て方
これから植え付けを行う場合は、まず“土”をととのえましょう。
芝桜は水はけが良く、乾燥した土地を好みますので、地植えならなるべくさらさらといつも乾いているような場所を探してください。
また、太陽の光がとても好きな花ですので、日当たりも重要です。日光が良く当たる場所に植えましょう。
芝桜は這うように伸びる性質があるので、花が伸びてきたら上から土をかけて地面と茎との隙間を埋めるようにしましょう。
後は風通しを良くしてあげればそのままほっといても大丈夫です。
表面の土が乾いたな、と思ったら水をあげてください。その時、やりすぎないように。
さらに、冬の寒さにも強いので、カバーをかける必要もありません。
「乾燥」「日当たり」「風通し」の3つが揃えば簡単に育てられますよ。
芝桜の増やし方
株分け、さし芽で増やせます。
株を分けるときは6月または9月~10月に行うのが良いです。さし芽も同様の時期が良いでしょう。
よく見ると茎に節があるのがわかると思います。
その節から根が出ていますので、それを切り離して別の場所に植えていきます。
元来、丈夫な植物ですので、多少手荒に扱っても大丈夫ですが、株分けした根っこはしっかり土の中に収まるように植え付けましょう。
さし芽は、茎の先から大体4~5㎝ぐらいに切って、下のほうの葉っぱを少し取ってから、土の中に挿しておきましょう。
約3~4週間ぐらいで根が生えてきます。
先端から5cmほどの長さに茎を切り取って下1/3の葉っぱを取り除いて土に挿しておくと3週間くらいで根が出てきます。
芝桜を植える時期は何時が良い?
芝桜が満開に咲く時期から逆算して考えると、苗を植え付ける時期は3~5月か、花が終わって夏が過ぎた9月~10月頃が適しています。
芝桜は横に広がる性質があるので、植え付けするときには株と株の間は約18㎝くらい空けて植えるとよいでしょう。
植え終わったら、上から土をかけて茎と地面を隠すようにならしてあげましょう。
こうしておくと、植物を乾燥から守り、新芽が出てくるのを促進する働きがありますので、植え付けた後は必ず土をかぶせてあげましょう。
芝桜の肥料は?
芝桜の肥料についてですが、植える前の土に混ぜ込んで置く方法が一番楽だと思います。
最初に土に混ぜておけば、春の芽吹く時期と肥料は植え付ける際、土にあらかじめ混ぜ込んでおけば後は春の芽吹く時期(3月ごろ)と花が咲き終わって葉っぱだけになった状態の時(6月ころ)に固形の化成肥料を適量ばらまいて置く方法と、液体肥料を一週間に一回の割合で2回ほど与えるだけで花つきが良くなります。
肥料を選ぶ時に気を付けなければならないことが一つあります。
肥料の種類で、“窒素分の少ないもの”を選ぶようにしてください。理由は、窒素分が多いことにより花つきが悪くなります。
窒素が多いと葉っぱばかりが茂ってしまいます。
丈夫な芝桜でも多少の肥料は必要なので、適宜あげてください。
けれども、あげすぎは禁物です。
根ぐさりの原因にもなるので、適量を適宜あげるように気を付けてください。
それほど肥料を与えなくてもちゃんと育ちますので、与えるときは控えめに。
花が終わったあと刈り込んでも大丈夫?
花が終わった後ですが、1年くらいは刈り込まずにそのままでもいいのですが、よく育ち、3~4年も育ち続けているなら、おそらく株の近くの茎が太くなっているかと思います。
これは人間と同じで老化している証拠です。
茎がでこぼこしていて見栄えもよくないし、花つきも悪くなってくるので、老化した株は抜き取ってしまいます。
老化した株は使わないで処分しましょう。
できれば花が新しいうちに株分けかさし芽で別の場所(またはプランターを利用)で新しい苗を作っておくとよいでしょう。
先ほどの抜き取った後の土に腐葉土または堆肥(園芸店で売っています)を混ぜてあげて土をよみがえらせます。
そこに新しい苗を植えなおすとまたきれいに花を咲かせることができますよ。
また、1年ぐらい立ってくると株が大きくなって風通しが悪くなるので、葉っぱが込んでいる部分は間引いて風通しを良くしてあげてください。
まとめ
芝桜は手入れも楽で、簡単に誰でも咲かせることができますし、増やし方も難しくない上にプランターでも育てることができます。
ちょっとの手間で美しい庭が手にはいりますよ~。
是非この春は庭にピンクのじゅうたんを咲かせてくださいね~