ゴーヤの種まきの時期はいつ?ゴーヤの育て方・栽培方法は?

公開日: : 最終更新日:2019/01/06




ゴーヤはニガウリとも呼ばれ、美容と健康に良いビタミンC、抗酸化作用のあるβカロテン、血圧の上昇を抑制するカリウムが含まれています。

イボと苦みが特徴の野菜ですが、その苦み成分は「モモデシン」といって血圧や血糖値を下げるのに役立ちます。

栄養価も高く保存もしやすいとっても便利な野菜ですね。

ゴーヤは発芽させしてしまえば育てるのは簡単なのですが、発芽させるのが難しくて断念してしまう人も…。実は私も1回目は失敗に終わってしまったんです^^;

最近は、エコブームでグリーンカーテンをするお宅も増えてきましたよね。ゴーヤをグリーンカーテンにすると収穫もできて一石二鳥です(^^)

「ゴーヤの種まきの時期は?」
「発芽率はどれくらいなの?上げるにはどうすれば?」
「育てるのに光は必要かしら?」

など、ゴーヤの種まきや育て方について気になることをお伝えします!

失敗経験をふまえて成功したゴーヤ栽培、今から育ててみようと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね(^^)

ゴーヤの種まきの時期は?

ゴーヤ

最近、ゴーヤは苗で売られているものがあります。正直、種から植えるより楽に育てることができます。

でも、種から芽が出て双葉が生えて、伸びてくる状態を見ることができるので、時間や手間暇をかけた分、愛着がわきます。

ポイントさえ押さえれば、難しくありませんので、ぜひ、種から植えて育ててみましょう。

ゴーヤの種まきの時期は4月~6月の気温が25度前後になる頃に行います。

ゴーヤはもともと沖縄で盛んに栽培されていたように暖かい気温が必要です。

気温が低いと発芽しませんので、暖かくなる時期に種まきをしましょう。

私は、ゴーヤの種袋に「まきどきは4月~5月」と書いてあったので4月に種まきをしたところ、全く発芽しませんでした。

私の地域は寒冷地というほどではありませんが、4月はまだ肌寒いくらいです。

次に、5月後半の1日を通して25度前後の気温になる頃にまいてみたところ、今回は上手く発芽することができました!

このように、ゴーヤの発芽には安定した20度から25度以上の地温が必要になります。

早い時期に発芽させるためには温室で栽培しなければなりません。

ただ平均気温がそのくらいの温度であるということだけではなく、最高気温と最低気温の激しい地域などでは注意が必要です。

昼間は暑くなっても、朝晩涼しい時期には種をまかないでおきましょう。一日の気温が安定して高い時期がくるまでは待つことが必要になります。

ただし6月に入ってしまうと、ゴーヤカーテンを作るのには間に合わなくなります。残暑もありますので、少々種まきの時期が遅くても問題はないのですが、夏の本番にゴーヤカーテンを期待するのであれば6月の初旬までには種まきを済ませておくと良いでしょう。

日本は縦に長く、地域によって温度差がかなりあります。平野部と山間部でも異なってくるので、自分の住んでいる地域の気候を知ってきれいなゴーヤカーテンを目指しましょう。

みなさんもゴーヤの種まきの時期はお住まいの地域で25度前後になる頃を見計らってまいてみてくださいね。

ゴーヤの育て方・栽培方法は?

ゴーヤの栽培方法はこちらになります。

準備するもの

  • ゴーヤの種
  • プランター(幅70cm・奥行27cm・底30cm)
  • 野菜用の土(38L)
  • 鉢底石(すのこ付きのプランターの場合は不要)
  • 支柱(株の本数分でサイズは太さ11mm、長さ150~180cm)
  • 支柱を固定する棒2、3本(プランターの幅より少し長いくらいのもの)
  • ネット(網目が10cm程度のもの)
  • 麻紐
  • ハサミ

育て方

種まき

  1. プランターの底に鉢底石を3cmくらい敷く
    ※鉢底石を敷くと、プランターの下から土が出るのを防ぐことができます。
  2. プランターに培養土を入れる
    ※押し固めないようにして上から3cm程度あけます。
  3. 30cm間隔で1ヶ所に2つずつ種をまく
    ※土を指で押して1.5cmくらいの穴を作ってからまいてください。
  4. まいたら1cmくらい軽く土をかぶせて水をあげる

水はプランターの底から流れるくらい十分にあげます。水やりをしすぎると種が腐る原因にもなるので、表面の土が乾いたらあげるようにしましょう。

種は1週間前後で発芽します。

ゴーヤは根が広く浅く伸びるので大型のプランターが必要です。根を広く伸ばせたゴーヤは葉も実も大きく育ちますよ。

幅70cmで2株は育てられますが、ゴーヤは1株につき20個程度収穫できるので、収穫量も考慮してくださいね。

野菜用の土には腐葉土、赤玉土、肥料が配合されているので、混ぜる手間がはぶけるのでおすすめです。

発芽・間引き・支柱

  1. 発芽して本葉が2、3枚になったら小さい方の株をカットする
    ※小さい方をカット、または取り除くことを‘‘間引き”といいます。
  2. つるが伸び始める前に、支柱を立ててネットを張る
    ※3本程度支柱を立てて、支柱に対して横になるように棒を2、3本麻紐で固定します。
  3. 麻紐を使い、支柱にネットを貼る
    ※つるが巻きやすいのはネットの網目が10cmです。

マンションのベランダで育てる場合には風が強いと支柱が倒れることもあるので、ベランダの手すりなどに固定しておくと安心ですよ。

摘心・誘引・追肥

  1. 本葉が6、7枚になったらつるの先を2、3cmカットする
    ※摘心(てきしん)といって、こうすることで摘みとったつるのわきから新しいつるが伸び、より良い実が育ちます。
  2. つるが伸びてきたら、麻紐でネットに固定して誘引する
    ※グリーンカーテンの場合は、摘心でわきから伸びたつるを横に誘引すると広がります。
  3. 全体が50cmくらいになったら追肥し、その後も2週間に1回くらいの間隔で追肥する
    ※肥料入りの土なので追肥をしなくても育ちますが、実を大きくしたければ追肥をするのがおすすめです。

ゴーヤのつるは、放っておくとベランダの手すりにも巻きつきます。

ベランダの手すりは高温になりやすいので、伸ばしたい方向に誘引してあげましょう。

葉の色が薄くなったり黄色っぽくなったりすると、肥料が足りていないということになります。追肥をする時は、根元から離してあげるようにしてくださいね。

受粉・収穫

  1. 雌花(根元がふくらんでいる)に雄花をくっつけて受粉させる
    ※本来ならミツバチや蝶などが受粉してくれますが、高層マンションや都心部では人工的に授粉をしなければなりません。ゴーヤは雄花が先に咲いて、後から雌花が咲きます。雌花が咲いたら雄花をカットして雌花と雄花の花粉同士をポンポンとくっつけてください。
  2. 実がなって2週間くらい、表面のイボが膨らんできたら収穫する
    ※実が黄色くなると採り遅れです。黄色いゴーヤは栄養価も半減します。花粉は午前中の方が多く付いているので、受粉させるのは午前中にしてくださいね。効率よく行うためにも花粉のたくさんついている雄花を選びましょう!

ゴーヤは虫や暑さにも強く、初心者にも育てやすい野菜ですが、発芽が上手くいかないという人は多いんです。

ゴーヤの発芽率ってどのくらいなのかご存じですか?発芽率を上げるための方法も見ていきましょう。

発芽率は?上げるのは?

ゴーヤ
ゴーヤの発芽率は何もしなければ20~30%です。すごく低い発芽率ですよね。

こんなに低い発芽率だと、最初にお伝えした1ヶ所に2つずつ種まきをしても下手したらひとつも発芽しないこともあり得ます。

そうならないためにも、発芽率を上げるためにひと手間かけておきましょう。

発芽率を上げる方法はこちらです。

準備するもの

  • ゴーヤの種
  • 小皿
  • 爪切り

やり方

  1. ゴーヤの種の尖った方を爪切りで少しカットする
  2. 小皿に種を入れ、種がひたひたになるくらい水を入れる
  3. 3、4日すると白い根が出るので、根を下にしてプランターに植える

たったこれだけのひと手間を加えるだけで発芽率は高くなります。

そのまま種を植えて「まだかな、まだかなー」と期待して待って全然発芽しないよりも、ちょっとの手間をかけてあげるほうがいいですよね(^^)

しかし、実はここでゴーヤの種にカビが生えてしまってダメにしてしまうこともあるんです。カビが生えないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

ゴーヤの種にカビが生えてしまわないように

ゴーヤ
「発芽率を上げるためにしたはずが、カビが生えてしまった…」

こんなことになってしまったらゴーヤを育てるのを諦めてしまいそうになります。私は以前、発芽率を上げようと小皿に浸していた時にカビが生えてしまってかなり凹みました^^;

ゴーヤの種にカビが生えないようにするには以下のことに気をつけましょう。

  • 小皿に水を浸す時は、ゴーヤの種が水面から少し出るくらいにする
  • 室温25度~30度を保つ

水の量が多いとカビが生えやすくなります。また、発芽に最適な温度が25度前後なので、温度が足りないと発芽に時間がかかり、その間にカビが生えてしまうことも。

室温が足りない場合は、小皿にラップをかけて温室のようにするのもいいですよ(^^)

発芽さえしてしまえば、水やりをきちんとしてあとは収穫を待つのみですね。

せっかく育てるなら大きい実をたくさん収穫したいものですが、ゴーヤの栽培に光は必要なのでしょうか?

ゴーヤを育てるのは光は必要?

光
ゴーヤの栽培に光は必要です。

日陰でも育たないわけではありませんが、日当たりの悪い場所で育てるとどうしても生育が悪くなり、「葉や実が黄色っぽくなる」「実が小さく少ない」というようなことになってしまいます。

日当たりの良い場所で育てたはずのうちのゴーヤは、葉が茂り過ぎて光が当たらない実は黄色っぽいものになりました。

葉が茂ってきたら、光を遮ってしまわないようにいらない葉を取ってあげてくださいね。

去年の夏は、ゴーヤのグリーンカーテンで強い西日も遮られ、美味しいゴーヤもたくさん食べることができたので、今年もゴーヤを育てる予定です!


これまでゴーヤの種まきの時期について色々書いてきましたが以下がまとめです。

  • ゴーヤの種まきの時期は4月~6月の気温が25度前後になる頃
  • 発芽率を上げるためには、種の尖ったほうを少し切って水に浸す
  • ゴーヤの種にカビが生えないように、水の量はひたひたで室温は25度前後にする

ゴーヤは乾燥に弱いので、ラップで包んでから冷蔵庫に入れてくださいね。

切って種などを取り出し、食べる大きさに刻んでから冷凍しておくと便利ですよ(^^)

まずは種まきの時期を見計らって、発芽率アップのひと手間も忘れないようにしましょう!

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