藤棚の名所!関西はココで決まり!おすすめスポット7選!
公開日: : 最終更新日:2018/09/10
お花見と言えば桜ですが、四季の花々が豊かな日本、桜だけではもったいない。ちょうど4月下旬から5月上旬、まさにゴールデンウィークの時期は、藤が見ごろなんです。
と言いつつ実はこれは友達のウケウリで、去年まで実は私も藤棚を見に行くなんて思いつかなかったのですが、花の撮影が趣味の友人に誘われて始めて藤棚を見に出かけてみました。
友人いわく、藤の花はぶどうみたいに房になって密集して咲いているので、狭い一点にピントを合わせて周りをボカして撮ると、写真一面が柔らかい藤色になってとてもキレイに撮れるんだそうです。
ドアップで撮るにも、花の位置が目線に近いからグっと寄って撮るのも簡単なんですって。
去年一緒に藤棚を見に行ったときコツを教わりながら撮ってみたら、スマホのカメラでも充分キレイに撮れて大満足。その場でその友人と「来年も一緒に行こうね」と約束しました。
そこで今年の藤棚見物&撮影会は、私がしっかりリサーチして友達に喜んでもらおうと思って色々調べてみたら、関西には藤棚の名所がいっぱいあるんですね。
どの場所も魅力的で、どこに行こうか迷ってしまいます。
目次
関西の藤棚の名所
関西の藤棚の名所を御覧ください。
【滋賀】三大神社
滋賀県の自然記念物に指定されている樹齢400年のフジは、藤棚から地面に届くほど房が長いので「砂擦りの藤」の異名を持つ地元の誇りです。
藤棚は10メートル四方という大きさ。毎年藤まつりも開催され、ライトアップも行われます。
ただしライトアップの期間や藤まつりの開始・終了日程は毎年変わりますので、詳しくは草津市観光物産協会(077-566-3219)までお問い合わせください。
なお、三大神社には重要文化財の見事な石燈籠がある事も知られています。藤の見物がてら、ご覧になってみるのもいいかもしれませんね。
時間:参拝自由
入場料:200円(保全協力金として/団体割引あり)
アクセス:
公共交通機関:JR琵琶湖線・草津線草津駅から草津駅西口発着下物、山賀行きバスで12分 北大萓停留所徒歩7分
クルマ:新名神高速草津田上インターから25分
名神高速栗東インターまたは瀬田西インターから25分
駐車場数 普通車:50台、大型車:8台
【京都】平等院
平安時代、藤原氏の栄華の象徴として建てられた平等院も有名な藤の名所です。
平成24年~26年まで行われていた平成の大修理の際に樹齢250年の藤は剪定されましたが、修復完了後関係者の努力によって徐々に元の姿に戻りつつあります。
写真を撮影する時のアングルによっては、見事な藤棚と、10円玉に描かれている事でも有名な国宝の平等院鳳凰堂と一緒に撮影する事が可能なので、幅広い世代の人に喜ばれそうなスポットですね。
なお、自家用車で行く場合は、平等院内には駐車場が無いため、周囲の有料駐車場を利用する事となります。例年、開花時期がゴールデンウィークとかぶるため、かなりの混雑が予想されます。お気をつけください。
庭園開園時間: 午前8:30~午後5:30(受付は午後5:15まで)
入園料(庭園入園と平等院ミュージアム共通券):大人600円/中高生400円/小学生300円
アクセス:
公共交通機関:JR奈良線宇治駅徒歩10分
クルマ:京滋バイパス宇治西インター/宇治東インターからそれぞれ15分
藤の開花情報:平等院の公式サイトはコチラから ブログで開花情報を更新しています。
【京都】才の神の藤(才ノ神藤公園 )
樹齢2000年という途方もない歴史を持つ才ノ神の藤。
この木だけで約30m四方の藤棚ができるほど。年月と自然の神秘の力を感じる、まさに「神藤」です。
古いケヤキの巨大な幹に絡みつくように咲き誇る藤の圧巻で壮麗な姿をぜひお楽しみください。
なお、途中かなり道が細くなっている箇所がありますので、車同士のすれ違いが難しいところがあります。自家用車で行く場合には運転にはご注意ください。
入場料:無料
アクセス:
公共交通機関:京都丹後鉄道宮福線大江駅から大江駅前発着バスで約15分 南有路徒歩20分(運行本数に注意)
クルマ:京都縦貫道舞鶴大江インターから10分 駐車場:50台(料金無料)
【兵庫】白井大町藤公園
平成8年から、近隣に生える藤の苗木を移植して作ったという白井大町藤公園。藤棚は長さは500m幅4m。藤色と呼ばれる紫の花だけでなく、白やピンクなど変化に富んだ藤の花が楽しめます。
なお、市条例により、公園内へのペット入園は禁止されているそうです。
開園時間:午前9:00~午後6:00(受付は午後5:30まで)
入場料:中学生以上 500円/小学校以下無料/団体(20名以上) 400円/障害者手帳提示 300円
アクセス:
公共交通機関:JR山陰本線和田山駅下車 全但バス白井線に乗り換え 終点の白井から徒歩15分(本数が少ないのでタクシー利用がおすすめ)
クルマ:播但道連絡道路和田山インターから20分 駐車場:有り(無料)約300台
白井大町藤公園の公式サイト:コチラから イベント情報や藤の開花情報をアップしています。
【兵庫】大歳神社(ださいじんじゃ)
西暦990年植えらえた「千年藤」は県の指定文化財で、環境省(制定当時)の「かおり風景100選」でもあります。
長いものは1m近くにもなるという藤の花房が『まるで花のシャワーを浴びているかのような』と形容されています。
その藤が境内を覆い尽くし、淡い色の色彩で満ち溢れます。
入場料:無料(任意で環境維持協力金)
アクセス:
公共交通機関:JR姫新線播磨新宮駅から山崎行きバスで20分、市役所まで徒歩約10分
JR山陽本線・播但線・姫新線姫路駅から山崎行きバス1時間山崎バス停徒歩8分
神戸三宮バスターミナルから神姫バス山崎行き1時間30分山崎バス停徒歩8分
クルマ:中国自動車道山崎インターから5分 普段は駐車場はありませんが、藤の開花時期には臨時駐車場が開設されるそうです。
藤の開花情報やイベントの詳細が記載されている、しそう森林王国観光協会のfacebookへはコチラから
【奈良】春日大社
社紋が「下がり藤」である春日大社は、藤の花を重要視していて社地内のて萬葉植物園内の南庭にも「藤の園」が作られています。
藤の園の藤は全部で200本、品種も20種類にも及びます。境内でも「砂擦りの藤」と呼ばれる房の長い藤を見ることができます。
世界遺産にも登録されている春日大社の壮麗な建物と共に見る藤の木の植栽は、『立ち木作り』という形式になっており、見上げるタイプの藤棚と違い、目線の高さで藤の花の鑑賞を楽しんだり撮影できたりします。
春日大社には他にも、国宝352点、重要文化財971点などの数々の文化財を所蔵・展示している国宝殿や由緒ある庭園喫茶である春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)などもあり、見どころたっぷりです。
植物園開園時間:3月~11月は午前9:00~午後5:00(受付は午後4:30まで)
12月~2月は午前9:00~午後4:30(受付は午後4:00まで)
植物園入園料:大人500円(団体20名以上400円)/小人250円(団体20名以上200円)
アクセス:
公共交通機関:JR大和路線(関西本線)・桜井線奈良駅、または近鉄奈良駅から春日大社本殿行き奈良交通バス15分春日大社本殿下車すぐ
クルマ:京奈和自動車道木津インターから20分
第2阪奈有料道路宝来インターから20分
春日大社公式サイトはコチラから
【和歌山】みやまの里 藤棚ロード
みやまの里森林公園の中にある藤棚ロードは日本最長の1.6キロ。遠くから見ると山をつづらに上っていく藤の列が見事です。紫を主体として、ピンクや白色の藤の花が美しいグラデーションを作り上げています。
毎年4月下旬から5月上旬まで藤の開花時期に合わせて『ふじまつり』が開催されています。詳しくは:みやまの里ふじまつり実行委員会 電話番号:TEL 0738-57-0180まで、お問い合わせください。
みやまの里森林公園にははスポーツ広場やフィールドアスレチックもあるので、お子様連れにもオススメな藤の名所です。
開園時間:午前8:30~午後5:00
入場料:大人500円/小・中学生200円
アクセス:
公共交通機関:JR紀勢本線/紀州鉄道線御坊駅から南海バス日高川線川原河行きで終点下車後コミュニティバスに乗り換えて寒川線下車(バスの接続と本数に注意)
クルマ:阪和自動車道有田インターから50分 藤棚ロードのふもとの運動場が駐車場となっており、駐車料金は1日200円です。
藤棚とは?
藤の蔓を竹や木で作った格子状の屋根や這わせて作るのが藤棚。
藤棚は日当たりの良い場所を好む特性を利用して日よけとしてよく使われます。
公園のベンチの上などにも結構あります。自分の家の周りの公園にも、気を付けて見ると藤棚が作られているかもしれませんよ。
実用的な面はもちろんですが、やはり房が棚から下に垂れる花の咲き方が、実用目的を超えて観賞用として広く普及した理由でしょう。
美しく形の良い花を咲かせるには葉の落ちた冬の間にキチンと剪定することが大切です。
藤は日本原産で、万葉集にも藤をよんだ句があります。藤は古くから日本人に親しまれてきた花なんですね。
さらに日本人の苗字は、佐藤・斉藤・加藤・伊藤・後藤・藤原・藤田・藤井・藤山など「藤」がつく名前が多いですよね。
私に藤の美しさを教えてくれた友人も御主人の苗字に「藤」がついていて結婚して藤○さんになり、それがきっかけで藤が好きになったと言ってました。
藤がつく名字の家は家は家紋に藤が使われていることも多いので、お名前に藤が付く人は一度調べてみては?
家紋に藤が使われている場合、藤原氏の末裔である可能性が高いそうですよ。