こどもの日はこいのぼりのイベントが!関西ならどんなのがある?

公開日: : 最終更新日:2018/10/06




息子が生まれた時おじいちゃんおばあちゃんから鯉のぼりをいただきました。

始めて鯉のぼりを飾った時の息子のはしゃいだ姿は今でも目に焼き付いていますが、そんな息子ももう高校生。

今はさすがにもう鯉のぼりを飾ることはありませんが、せっかくのプレゼントを捨ててしまうのも気が引けるし、何か良い方法を探していたら、私の地元関西では、こいのぼりイベントで使うこいのぼりを集めている場所が結構あるんです。

鯉のぼりも押し入れに眠ってしまうのではなく、よりたくさんの子供に喜んでもらえるイベントに使われる方がうれしいに決まっていますよね。

うちのこいのぼりも今年は新しい広々とした場所で泳げてきっと喜んでいることでしょう。

私がこいのぼりを寄贈したのは大阪高槻のこいのぼりフェスタですが、他にも関西ではこいのぼりイベントがたくさん行われているんですね。

春の晴れた一日、勇壮に青空を泳ぐ鯉のぼりは、男の子でなくてもスカっと晴れやかな気分になれますよ!

関西のこどもの日のこいのぼりイベント!

こいのぼりイベント
こいのぼりフェスタ1000【大阪府高槻市】

その名のとおり1000匹のこいのぼりが芥川桜堤公園の空を泳ぎます。フェスタは毎年4月29日の昭和の日に行われ、模擬店やステージパフォーマンスなどでにぎわいます。

場所:高槻市清福寺町 芥川桜堤公園

アクセス
公共交通機関:JR京都線高槻駅から徒歩で15分
※こいのぼり寄贈の受付あり

こいのぼり大空遊泳【兵庫県神河町】

レクリエーション施設も備えたキャンプ場「グリーンエコー笠形」のイベント。

3月末から5月末と長い期間こいのぼりが掲揚されているので、関西地方では見られそうで見られない桜とこいのぼりのコラボレーションが見られるかもしれません。

住所:兵庫県神崎郡神河町根宇野1019-13

アクセス
公共交通機関:JR播但線寺前駅からタクシーで20分
クルマ:播但連絡道路神崎南ランプから8㎞
グリーンエコー笠形の入村料:200円(小学生以上)
※こいのぼり寄贈の受付あり

こいのぼりの丹生川渡し【和歌山県九度山町】

真田幸村ゆかりの地として盛り上がる高野山のふもと和歌山県九度山の、真田祭りと並ぶもう一つの名物行事。30年の歴史を持ちます。

毎年4月上旬からゴールデンウィークまで約1ヵ月の間、高野山をバックに約120匹の鯉のぼりが川を泳ぐように風に舞います。

河原ではバーベキューもできますよ。

場所:和歌山県伊都郡九度山町入郷 九度山橋周辺紀の川と丹生川の合流地点
入場料:無料

アクセス
公共交通機関:南海高野線九度山駅から徒歩で15分
クルマ:京奈和自動車道高野口ICから車で10分

こいのぼり祭り【滋賀県長浜市】

高時川を泳ぐこいのぼりは約450匹。

毎年5月3日にはそんな450匹の鯉のぼりをの中の真打ち、50mのジャンボこいのぼりがあがり、この地出身の江戸時代の学者、雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)の名前がついた芳洲広場では、模擬店やフリーマーケットが開催されます。

場所:滋賀県長浜市高月町雨森 高時川の堤防沿い

アクセス
公共交通機関:JR北陸本線高月駅から徒歩20分
クルマ:北陸自動車道木之本インターから15分

ふれあい鯉のぼり祭「真野」【滋賀県大津市】

大津北消防署付近から約500メートルの長さで真野川の上を泳ぎます。

その鯉のぼりは、子供からお年寄りまで地域の団体が一匹一匹の手作業で絵を付け、1000人以上で毎年新しく作り上げています。

場所:滋賀県大津市真野 真野川堤防

アクセス
公共交通機関:JR湖西線・堅田駅から徒歩15分

東条湖おもちゃ王国【兵庫県加東市】

子供のためのおもちゃ王国の名のとおり、子供たちの願いを書いた7000匹ものミニこいのぼりが園内に飾られます。

このほか東条湖おもちゃ王国のある兵庫県加東市は2016年、おもちゃ王国の7000匹を含め合計10000匹のこいのぼりを市内各地に泳がせてギネスに挑戦します。

住所:兵庫県加東市黒谷1216

アクセス
公共交通機関:JR福知山線(宝塚線)新三田駅より無料送迎バス送迎バスで約30分
クルマ:中国自動車道 ひょうご東条インターより10分

営業時間:平日 午前10:00~午後4:30

入場料:中学生以上1100円、小学生以下700円、1歳未満無料

コンビニなどで前売りの割引券が買えます。一例として入園料大人2人+小学生1人で2900円のところ、前売り割引券だと1900円。

前売り券は他にも種類があるようなので、東条湖おもちゃ王国の公式サイトから確認してください。

Webサイト:http://www.omochaoukoku.com/tojoko/index.html

こいのぼりの由来は?

こいのぼりの由来
室町時代の末期に、武士が幟(のぼり、縦長の旗のようなもので戦いのときに自軍の印として使った)を虫干ししたのが始まりとか、男の子が生まれた事を周りに知らせるために家紋の付いた旗や幟を飾ったとも言われています。

いずれも「鯉」ではありませんでした。

武家の習慣が庶民に広がり、「鯉の滝登り」と「幟」をかけて「こいのぼり」が生まれました。

最初は和紙に鯉の絵を描いたもので、大正時代に布製のものが出回りました。

昭和30年代には軽くて発色が良く手入れの簡単なナイロン製などの合成繊維のこいのぼりが主流になりました。

こいのぼりの意味は?

龍
「鯉の滝登り」は中国の伝説です。

「竜門」という大変激しい流れの滝を登り切った一匹の鯉が龍に変身して天に昇って行ったというのです。このことから「登竜門」という言葉が生まれました。

大正時代に作られた歌「鯉のぼり」の3番の歌詞にも、

「百瀬の滝を登りなば たちまち龍になりぬべし」

と、登竜門の伝説が歌いこまれています。

【鯉のぼり ~甍の波と雲の波~ Instrumental(行進曲風)改訂版】


こいのぼりの鯉の上に飾られるカラフルな「吹き流し」は、万物の構成要素である木・火・土・金・水を表しています。

これは古代中国の「五行」の考えに基づいています。

こいのぼりは「世間の荒波に負けずたくましく生きて、立派な人間になってほしい!」という男の子の立身出世を願ったものなのです。

ちなみに、子供の日にこいのぼりと並んで飾られる兜飾りは、身を守る象徴である兜を飾って男の子の無事な成長を願うという意味です。

こいのぼりは「外飾り」、兜は「内飾り」と言われます。

こいのぼりの意味は?で紹介した「鯉のぼり」という歌は「いらかの波と 雲の波」で始まる歌です。

歌詞が文語調で古いので、今は同じこいのぼりの歌だと「屋根より高い~」の方が有名ですよね。

「いらか」は甍と書き、屋根の瓦のこと。どちらの歌も一軒家の屋根が前提となっているし、こいのぼりより高いマンションや、ベランダに飾るこいのぼりが出現するなんて、思いもよらなかったのでしょうね。

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