確定申告とは?わかりやすく説明!確定申告をしないといけない?
公開日: : 最終更新日:2018/10/25
個人事業主の方や副業をしている方がしなくてはならないのが確定申告ですよね。
でも、初めてするひとは「確定申告って何?しないとイケないの?」なんて思われる人も多いと思います。
でも、そうそう個人事業をしている人や副業をしているひとは居ないので、周りの訊くことも出来ないのではないでしょうか?
私もその1人です。
今年の初めから始めたのですが下手に所得があるため確定申告をしないとイケない羽目になってしまいました。
今までは会社がしてくれていたので納税のことなど気にも止めなかったのですが、今年からは自分自身で。
なので、ここはイッちょ確定申告の勉強をしてみるかと思い書いてみたいと思います。
確定申告とは?
確定申告は主に個人事業をされている人や副業をされている人が年間に所得が20万円以上あった場合に対象となります。
所得は収入と勘違いされている人が多いと思いますが違います。
所得とは、収入から経費を差し引いたものです。
なので、収入が50万円あったとしても経費が35万円ならしなくても良いことになります。
経費になるものは多種多彩で、例えばキャバクラに行ったとしても接待交際費の名目で経費に加算されます。飲食代も社員と一緒にすれば福利厚生費として落とせます。また、仕事で必要な機材や消耗品は消耗品費として落とせます。交通費も落とせます。あと、関係取引先の冠婚葬祭で支出したものも落とせます。
また、個人事業主の人や副業をされている人は家賃や光熱費を仕事で使っている分は必要経費として落とせます。
話がそれましたが、それらを相殺して20万円以上の所得になった場合、自分で帳簿や確定申告書を税務署に渡す必要があり、それを確定申告と言います。
確定申告とは20万円以上の所得があった場合に納税をするための作業であり、それを指す言葉なのです。
確定申告には白色申告と青色申告とがあるのですが、個人事業や副業で所得を得ている人は白色申告になります。
白色申告は控除と言って税務上の優遇は受けられないのですが、その代わり確定申告書は家計簿の様な簡易なもので良いことになっています。
なお、サラリーマンの確定申告についてですが、サラリーマンは会社側が源泉徴収によってあらかじめ給料から税金を差し引いた額を支払い、その後年末調整によって税金の過不足を調整してくれるため、基本的には確定申告の必要はありません。
しかし、『サラリーマンでも確定申告をしなくてはならない場合』と『サラリーマンでも確定申告をした方がいい場合』があります。
サラリーマンでも確定申告をした方がいい場合
- ふるさと納税等の寄付をした場合(ふるさと納税のワンストップ特例を利用した場合を除く)
- 医療費が10万円を超えた場合
- 住宅ローンを組んだ場合
- 年末までに退職し、職場で年末調整を受けていない場合
主に上記のような場合が該当します。
なお『サラリーマンでも確定申告をしなくてはならない場合』については、国税庁のホームページ(コチラ )に詳しく掲載されているのでご覧ください。
難しい用語も多いですので、不明点に関しては『税についての相談窓口』に電話で相談する事もできます。(各地の相談窓口:コチラ )
税金については制度等が変わる可能性もあり、詳しくは国税庁等のHPをご覧ください。
確定申告の期間は?
確定申告の期間は2019年の場合、2月18日(月)〜3月15日(金)の期間になります。
この期間中に前年の1月1日から12月31日までの所得を確定申告書として税務署に報告しなくてはなりません。
他の年も概ねこの期間です。
因みに税務署が開いているのは朝の8時半から夕方の5時までです。
サラリーマンの方やOLをされている人はこの時間中に行けないと思うので、郵送でも結構ですし、ホームページでe-Taxと言うものがあるのでそちらでも結構です。
もし、期間内に提出することが出来なかった場合、延滞税や無申告加算税が課せられてしまいます。
確定申告しないといけないの?
確定申告は所得が20万円以上の人に課せられた義務なのですが、「確定申告なんてしなくていいや、バレないでしょ。」なんて思う人もいると思います。
確かに、余程の所得でない限り税務署の人はやって来ません。
しかし、税務署はその年その年で、ある一定の人をチェックしているので、数年経つとやってくることがあります。
その場合、無申告だとペナルティを課せられてしまうので確定申告は毎年した方が良いでしょう。
税務署の調査は結構厳しいのでバレてしまうと大変です。
確定申告の種類
確定申告には白色申告と青色申告があります。
青色申告は事業をされている方向けです。
個人事業主や副業をされている人は白色申告になります。
白色申告は青色申告に比べて簡易なものとなっています。
家計簿のように1日1日の収入と支出を記帳していきます。1件毎の記帳ではなく1日の合計を書けばいいので簡単です。
確定申告書はどこに送る?
確定申告書は居住地の税務署に送ることになっています。
第一種郵便物の新書便物として送る事が出来ます。
勿論、自分の手で税務署に持って行っても結構です。また、e-Taxというホームページもあるのでそちらで送ってもOKです。
税務署は処理が簡単なのでe-Taxを推奨しています。ただ、e-Taxは行政が提供するウェブサービスなので大変使いづらいです。パソコンに慣れていない人は難しいでしょう。
まとめ
確定申告は所得が20万円を超える人が納税する手段です。義務になっているのでしなくてはなりません。
確定申告を行う際の確定申告書は居住地の税務署に提出します。
サラリーマンやOLの人は会社がしてくれるので気にしなくて良いのですが、そうでないと自分でしなければならないので面倒ですね。
1年の最初から記録しておけば良いのですが、これが途中からになると大変です。
所得が20万円を超えそうだなと思う人は1月1日から帳簿を付けるようにしましょうね。^^