里芋のカロリー?煮物料理とダイエット!
公開日: : 最終更新日:2019/01/24
秋は里芋が美味しくなる季節ですね!旬の里芋を泥つきで買って来て煮ころがしにすると、冷凍の里芋を使ったものとは格段に味が違います。満腹だけどもう1つ…とつい後をひいてしまう美味しさです。
しかし食べ過ぎると、やはり気になるのはカロリー。イモ類は食べ過ぎると太るといいますが、里芋のカロリーって一体どのくらいあるのでしょうか?
里芋の煮物ってカロリーどのくらい?
里芋の煮物は83kcal(130g小さい深皿1皿分)です。
これは、白ごはん1/2膳、6枚切の食パン1/2枚分とほぼ同じです。
ということはダイエット中に里芋を白ごはん、食パンの代わりに食べるとすると二皿分食べられちゃいますね!
里芋はごはんやパンと同じく炭水化物も含まれていて腹もちがいいので、二皿食べるとかなり満腹になると思います。
でも芋=炭水化物ならダイエットには良くないんじゃないの?と思われますよね。
実は里芋は、じゃが芋やさつま芋などの他の芋類に比べて低糖質なのでダイエット向きの芋なんですよ。
里芋だけじゃ少しさみしいという方は、カロリーのないコンニャクなどを一緒に煮物にいれると食材の数が増えるので満足感も増えますね♪
これを運動に置き換えると
- 普通に歩いて30分
- 早足でのウォーキングを20分
- 踏み台昇降運動を15分
- 自転車こぎを12分
これらの消費カロリーと同じになります。
通勤通学や家事など普段の生活の中で動いていれば簡単に消費できるカロリーなので、食べ過ぎてしまっても安心ですね。
ただ里芋の煮物を作る際には砂糖をドバっと入れてしまっては意味がないので素材の味を生かした薄味にするようにだけ注意してください♪
他の料理とのカロリー比較
次に、他のイモ類とかぼちゃの煮物料理とのカロリーを比較してみましょう。上と同じ深めの小皿一皿分、約130gあたりのカロリーです。
- 里芋の煮ころがし 83kcal
- じゃがいもの甘辛煮 120kcal
- さつまいもの薄味煮 168kcal
- かぼちゃの甘煮 128kcal
こうしてみると、里芋を使った煮物は他の野菜の煮物と比べてかなり低カロリーであることが分かります。さつまいもの約半分ですね。
ちなみに、生の状態での各野菜のカロリーは(可食部100g中)
- 里芋 58kcal
- じゃがいも 76kcal
- さつまいも 132kcal
- かぼちゃ 91kcal
となります。
里芋は水分が他のイモ類より多いので、比較的カロリーが低いのです。
ちなみに里芋の煮物1皿と同じカロリーのお菓子は(数量は大体の計算です)
- ポテトチップス(長い筒に入ったもの)8枚
- バタークッキー 2枚
- 板チョコレート 5かけ
- チョコレートアイスバー 1/2本
- しょうゆせんべい 2枚
になります。
お菓子は少量で高カロリー!「お菓子を食べ過ぎた」時と「里芋の煮物を食べ過ぎた」時、摂取カロリー的にはお菓子の方がぐんと高そうです。
野菜の煮物が体に良い理由
野菜には食物繊維や各種ビタミンが豊富に含まれています。特にビタミンCは、イモ類に含まれているビタミンCは他の食材に含まれているものと違って、熱に強く体内に吸収されやすいという利点があります。それなので火を通して煮物にしても壊れにくく効果的に摂取できます。
そしてニンジンなどに含まれるベータカロチンや脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)は、生食より調理した方が体内に取り込まれやすくなります。煮物は食材をいったん油で炒めてから煮込むことが多いので、適した調理法と言えます。
そして食物繊維は体内の不要な成分を取り除いて体外に排出する働きのある、いわば体内の掃除をしてくれる成分です。しかし現在の日本人のほとんどに不足しており、より多くの摂取が求められています。野菜は生のままより煮物などにして火を通した方がかさが少なくなってたくさんの量を摂取できるようになるので、結果として食物繊維を多く摂ることができます。
また里芋の煮物には、免疫力を高めて血中のコレステロールを下げる働きのあるガラクタン、胃や腸を保護し善玉菌を増やすムチンといった成分が含まれています。里芋の煮物特有のねばねばの中に多く含まれているので、是非できるだけ食べてくださいね。
ダイエットに効果的な野菜の食べ方
ダイエット中は生野菜のサラダばかりでなく、煮物も食べましょう。野菜に多く含まれる食物繊維はダイエットにも効果を発揮してくれます。摂取したカロリーの吸収を抑えてくれたり、ダイエットするとなりがちな便秘を防いでくれたり、お腹にたまるので低カロリーでも満足感が得られやすいなど、まさにダイエットの味方です。煮物にしてかさを減らし、たくさん摂取しましょう。
また野菜に多く含まれるビタミン類は、体の調子を整えてダイエット中低下しがちな免疫力を高め、風邪をひきにくくしてくれます。そして脂溶性ビタミンであるビタミンEは、血行を促進してくれるので代謝を高め、体内の脂肪を燃やしやすくしてくれるという、ダイエットでサイズダウンを目指す人には必要不可欠な栄養素なのです。
ダイエットといえば生野菜サラダが、調理しない分低カロリーなので適していそうですが、カロリーだけで判断せずに是非煮物をダイエット中にも取り入れてみてください。
里芋の煮物は他の野菜の煮物と比べてカロリーが低く、カロリーの割に満腹感が得られやすい料理です。食べ過ぎた!と感じるくらい食べても、他の料理やお菓子を同じくらい食べた時よりもカロリーは抑えられているはず。
それに野菜の煮物は、脂肪の燃焼などに必要なビタミンEなど、ダイエットに必要な栄養素も体内に吸収されやすい形で摂取できる料理です。上手く摂取すれば、カロリーばかり気にして目の敵にするより一転してダイエットの強い味方になってくれそうですね。