赤ちゃんがハイハイをしない時の練習法!しない赤ちゃんもいるの?
公開日: : 最終更新日:2019/07/14
ハイハイと言えば赤ちゃんの代表的な移動手段ですよね。しかしハイハイはまずほふく前進のようなずりばいから始まり徐々にハイハイの形になってきます。
初めは後退したり時にはハイハイをしようとして回る子もいます。
可愛いハイハイの姿はママとしては癒させます。しかしなかなかハイハイしない子もいて心配するママもいるのではないでしょうか?
ハイハイをしない時は練習はした方がいいの?ハイハイをしない赤ちゃんもいるって本当?
赤ちゃんの一つの成長過程でもあるハイハイ。
今回は赤ちゃんがハイハイしない時の練習法やハイハイをする事による効果などを紹介します。
目次
赤ちゃんがハイハイをしない時の練習法
赤ちゃんがハイハイをせずに心配しているママも多いかもしれません。そんな時の練習法を紹介します。
ハイハイしやすい空間を作ってあげる
まずは赤ちゃんがハイハイをしやすい環境を作ってげましょう。日中過ごしている部屋を綺麗に片付けて広い空間を作る事が大切です。
部屋がごちゃごちゃしていると物が邪魔でなかなかハイハイしようとしない事があります。また部屋に物が多いと赤ちゃんの怪我にも繋がります。
赤ちゃんがハイハイする時期になると一度部屋を模様替えするなど環境を整えてあげましょうね。
四つん這いに慣れさせる
赤ちゃんのハイハイには体の発達だけで出来るものではなく赤ちゃんがハイハイに興味を持つようにママのサポートも必要になります。
ハイハイが出来るようにハイハイの四つん這いの姿に慣れさせてあげましょう。
まず赤ちゃんを腹這いにしてママが軽く持ち上げて腕を突っ張り膝立ちの状態にさせます。これを何度か続けて赤ちゃんに四つん這いになる練習をしてもらいましょう。
しかし注意しなければいけないのは赤ちゃんに無理やりさせない事です。
赤ちゃんが嫌がったらやめましょう。あくまで遊びの延長で練習をするようにしてくださいね。
ハイハイしている赤ちゃんと遊ばせる
同じくらいの月齢の赤ちゃんと遊ばせる事も大切です。周りの赤ちゃんがハイハイをしている姿を見ると真似する事があります。
近くの子育て支援センターなどに連れていき遊ばせてみましょう。
ハイハイの練習にもなりますし同じ月齢の赤ちゃんを持つママ同士仲良くなれる事もあります。
悩みの相談なども出来るので子育てのプラスになりますのでお勧めです。
赤ちゃんがハイハイしない理由
ではそもそも他の赤ちゃんがハイハイをする時期になぜハイハイをしない子がいるのでしょうか?
理由はハイハイをする筋力がまだ十分に備わっていないのかもしれません。
ハイハイをするのに必要な筋力がつくのには個人差があります。何度もずりばいをするうちにハイハイに必要な筋力がついてくるので焦らずに待ちましょうね。
赤ちゃんはお座りが出来るようになると次にハイハイを覚えます。始めは座った状態から前に寝そべるような体勢になります。
すると赤ちゃんは手足がまっすぐに伸びてお腹と床が平行になる四つん這いの体勢になったらお尻が自由に動くことに気付くのです。
この状態から膝を上手に使えるようになればハイハイになります。
しかし始めは膝を上手に使うことが出来ずにモゾモゾするだけですがこれもハイハイが出来るようになるまでの必要な練習です。
ママは少し手助けしてあげるくらいにして見守ってあげましょうね。
またハイハイをしない赤ちゃんは「自分で移動して何かに近づく」という必要性を感じていないためハイハイをしない事もあります。
自分で動くという発想がないのです。
大人では考えられないかもしれませんがまだ成長途中の赤ちゃんは始めは自分で動く事が出来ないので自分で動いて何かが取れるという魅力に気付けていないのかもしれませんね。
少し意地悪かもしれませんが赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを少し離れたところに置いて自分で取るような練習をしてあげてもいいでしょう。
ハイハイが赤ちゃんにもたらす効果
ハイハイが赤ちゃんにもたらす効果も沢山あります。
- 筋力の発達
- 体幹を鍛える
- バランス感覚を養う
- 好奇心を刺激する
- 協応動作の基礎を作る
このようにハイハイにはさまざまな効果があります。
自分でハイハイをしてみるとわかると思いますが意外ときついですよね。ハイハイは全身運動になります。
四つん這いになって更に顔をあげた状態をキープするのは大人でもきついものです。
人間は頭が重いので四つん這いで頭をあげるのは首、肩、背筋、腹筋に負担がかかります。負担がかかるという事はその分筋力の発達に繋がるのです。
また四つん這いの姿勢は常に腰に負担がかかります。たくさんハイハイをする事で腰が鍛えられるのです。
他にもハイハイの体勢は意外にもバランスを取る事が難しくハイハイをすればするほどバランス感覚が養われます。
体勢を崩した時にも咄嗟に立て直す反射神経も同時に養われるのです。
またハイハイを始めると自分で好きな所に行けるようになるので赤ちゃんの好奇心の刺激にもなります。
しかしハイハイを始めて好奇心が出てくるといろんなものを触ったり取ろうとするので注意が必要です。
ママは気を付けておきましょうね。
ハイハイの効果での「協応動作」とは「二つの力を同時に使う」事です。
例えば縄跳びのような手は縄を回し脚はジャンプするといった動きになります。
ハイハイも手と脚を別に動かしながら前に進みますよね。これは日常生活の中で何気なくやっている事ではありますが赤ちゃんには実は難しい事なのです。
ハイハイを赤ちゃんの時期にたくさんする事で協応動作が養われます。
これから先必要不可欠な動作になりますので赤ちゃんの無理のない範囲でハイハイをさせてあげましょうね。
中にはしない赤ちゃんもいる?
中にはハイハイをしない赤ちゃんももちろんいます。
お座りが出来るようになってそのままつかまり立ちをして伝い歩きをして歩き始めた子を何人か知っています。
ハイハイの効果をあげたばかりなのでハイハイをしないと何か将来影響があるのではと心配になりますよね。
しかしハイハイをしなくても歩き出したという事は歩くのに必要な筋力は備わっているという事になりますので心配しなくて大丈夫です。
ただハイハイにはさまざまの運動効果がありますので歩き出したとしてもハイハイを使った遊びをするのがお勧めです。
犬や猫の絵を見せて真似っ子する、ママとハイハイ競争、ハイハイでしか通れないようなトンネルくぐりなど遊びを通してハイハイを促してあげるといいでしょう。
周りの赤ちゃんがハイハイしている時期にハイハイをしないからといって過度に心配する必要はありませんが1歳~1歳3か月になっても動こうとしなかったり立とうとしない場合には病気や障害が隠れている可能性があります。1歳を過ぎても全く動こうとしない場合には専門の機関に相談するといいでしょう。
ハイハイ時期に気を付ける事
赤ちゃんのハイハイの時期は限られています。しかしその限られた時期のハイハイには危険がたくさんあるのです。
ハイハイ時期に気を付ける事を紹介します。
- 床に落ちているもの
- コンセント
- 扉
今までは寝ている赤ちゃんの手の届く範囲に危険な物がないようにしていたかもしれませんがハイハイを始めた赤ちゃんは自分で動きまわるので危険がいっぱいです。
例えばボタン電池やアクセサリーなどキラキラしたものは赤ちゃんは大好きです。ハイハイして自分で取りに行き口に入れる可能性があります。
お兄ちゃんお姉ちゃんのいる家庭では小さなおもちゃの部品などにも気を付けましょう。
赤ちゃんはなぜかコンセントが大好きです。コンセントにおもちゃを入れてみたりコードを引っ張ってみたり。
コードが抜けるだけならまだいいのですが何かをコンセントに入れてしまうと感電の恐れがあります。十分に気を付けておきましょう。
赤ちゃんが扉に指を挟んでしまう事故はいまだに多く聞かれます。重い扉では大きな怪我に繋がる事もあります。
また蝶番にも小さな赤ちゃんの手は簡単に入ってしまうのです。
扉の開け閉めをする際には赤ちゃんが手を出していないか確認するようにしましょうね。
赤ちゃんの成長はあっという間です。
「這えば立て立てば歩めの親心」とはよく言ったもので親は子供の成長を心待ちにしています。
しかし平均はあれど子供の成長には個人差がありますよね。焦らずに子供の成長をゆっくり見守っていきましょうね。