赤ちゃんが歯磨きを嫌がって泣く…歯磨きを楽しめるようにしよう!
公開日: : 最終更新日:2019/07/06
赤ちゃんの歯磨きは虫歯を作らせないようにするために欠かせませんよね。毎日きちんと歯磨きをするように習慣化させたいと思っているママも多いはずです。
しかし歯磨きをどうしても嫌がる赤ちゃんはいます。
泣いて暴れて無理やり歯磨きをしている事もあるかもしれません。毎日しなければいけない歯磨きなら楽しくしてもらえるに越したことはないですよね。
我が子も昔は嫌がって泣いていましたが今では自分から歯磨きをするようになりました。
歯磨きは大人になってもずっとしなければいけない事ですよね。歯磨きの大切さを教える事も大事になってきます。
では赤ちゃんに毎日楽しく歯磨きをしてもらう方法や歯磨きが嫌で泣いちゃう理由を紹介していきます。
目次
泣く赤ちゃんに歯磨きを楽しんでもらおう
赤ちゃんに歯磨きをするとどうしても泣いてしまう子もいます。そんな赤ちゃんには歯磨きをどうやったら楽しんでもらえるのでしょうか。
歯磨きが楽しくなる方法をいくつか紹介します。
歯磨きの絵本を読んであげる
今では歯磨きを題材にした絵本は多数あります。
歯磨きの仕方が面白おかしく描かれていて歯磨きが楽しくなるかもしれません。
我が子が小さい時には歯磨きをしながら隣でパパに絵本を読んでもらい「今こういうことをしてるんだよ」と教えてあげるようにしました。
すると子供も今何をされているのかがよくわかるので泣かなくなりました。何をしているのかがわかれば子供も安心するのかもしれませんね。
ママと一緒に歯磨きをする
赤ちゃんの歯磨きをする時には赤ちゃんだけの歯磨きをしている事が多いと思います。
しかしそれをママも一緒にしてみて下さい。
ママの真似をする事で赤ちゃんも楽しくなります。
赤ちゃんの歯ブラシには安全カバーがついているので赤ちゃんに持たせても安心です。赤ちゃん自身にまず歯磨きをさせて仕上げをママがするようにしましょう。
注意しなければいけないのは赤ちゃん用の歯ブラシに安全カバーがついていたとしても決して目を離せないようにして下さいね。
使っている歯ブラシの硬さを変えてみる
もしかしたら歯ブラシの口当たりが嫌なのかもしれません。硬すぎたり柔すぎたりして嫌がっている可能性もあります。
一度歯ブラシの硬さを確認して必要なら買いなおしてみましょう。硬さが変われば意外とすんなり歯磨きをするようになるかもしれません。
歯磨きで泣く理由を知ろう
そもそもなぜ赤ちゃんは歯磨きを嫌がるのでしょうか?
それは口の中に何かを入れられる経験がなく困惑している事がほとんどです。
また歯磨きの時に歯茎に歯ブラシが当たって痛いこともあります。
歯磨きを嫌がる赤ちゃんだと口を開けた隙に早く終わらせようとママが急いで歯磨きをしていませんか?
するとゴシゴシされるのが痛くて嫌がってまた泣くという悪循環になります。赤ちゃんが嫌がっていても色々話しかけながら優しく1本ずつゆっくり磨いていきましょうね。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がった場合歯ブラシで磨くよりもまずは清潔なガーゼで優しく歯を磨くことから始めて下さい。
また歯磨きを始める前にお膝にゴロンとさせてスキンシップを取ってみましょう。
お口周りを中心に触れていく事で口の周りや中に触れられることに赤ちゃんは慣れてきます。
始めはどんな赤ちゃんも歯磨きは嫌がります。少しずつ工夫しながら赤ちゃんにも歯磨きに慣れていってもらいましょうね。
嫌がって泣いてもイライラしないで
赤ちゃんに歯磨きをしている時に泣いて暴れる子もいます。
ママは子供に虫歯を作っていけないという使命感からつい暴れる赤ちゃんにイライラしてしまう事もあるかもしれません。
しなきゃいけない事が出来ないでいるとイライラしてしまう気持ちはよくわかります。
しかしママがイライラしてしまうと赤ちゃんにもその感情は伝わります。ママがイライラしている事で赤ちゃんも不安になり泣いてしまうのです。
これもまた悪循環の始まりですね。
もちろん歯磨きはきちんと毎回するに越したことはありませんが赤ちゃんに無理強いをしてまでする必要はありません。
何を隠そう私は子供が歯が生えて2か月経つまで歯磨きをさせていませんでした。
子供に歯が生えてきている事には気付いていましたし歯が生えれば歯磨きというのもわかっていましたがなぜか我が子に歯磨きをするという発想が生まれなかったのです。
気付いた時にはしっかり上下の歯が合計4本生えそろっていました。
正直焦りましたが今更後悔しても仕方ないとそれから子供に歯磨きを好きになってもらおうと試行錯誤しながら毎日の歯磨きをしています。
2か月もの間歯磨きをしていなかったので虫歯になってても仕方ないと1歳の歯科検診に行きましたが何の問題もありませんでした。
歯磨きをしなくてもいいというわけではありませんが赤ちゃんを泣かせてまで無理をする必要はありません。時間をかけて歯磨きの必要性を理解し楽しく歯磨きが出来るようになるといいですね。
定期的に歯医者さんにも通っておこう
どんなに毎回きっちりと歯磨きをしていても磨き残しは出てきてしています。
奥歯や歯の隙間は素人ではなかなか綺麗にする事は難しいそうです。
なので私は毎月子供は歯医者に連れて行くようにしています。虫歯の検査とフッ素塗布をしてもらう為です。歯医者では歯間ブラシを使い子供が痛くないように綺麗にしてくれます。
またフッ素には虫歯予防に効果的な3つの作用があります。
- 再石灰化の促進
- 歯質強化
- 細菌の酸産生抑制
歯から溶けだしたカルシウムやリンの再沈着を促進させる。
歯の質を強くして酸に溶けにくい歯を作る。
歯磨きで落としきれなかったプラーク中に潜んでいる虫歯の原因菌の働きを弱め酸が作られるのを抑える
このようにフッ素塗布は虫歯を予防するのに効果的です。
また定期的に歯医者に通っておくことで万が一虫歯が出来てしまった時に子供が歯医者に恐怖心を持たずに通う事が出来ます。
虫歯が出来て初めて歯医者に通う事になるとどうしても恐怖心が勝り連れて行くのに一苦労する事があります。
毎月通っているところであれば子供も安心して通う事が出来るのです。
欧米では歯磨きの意識が高いって本当?
欧米では歯磨きの意識が高いって知っていましたか?
欧米では虫歯に対する意識は「治療」ではなく「予防」に重きを置いています。理由として保険制度が関係しているようです。
日本では社会保険、国民健康保険のどちらかに加入している人がほとんどなのに対してアメリカでは6人に1人は健康保険に加入していないと言われています。
すると健康保険に加入していない人が虫歯になり歯医者に行くと高額な治療費を払わなくてはいけなくなります。
このような理由からアメリカなどの欧米諸国では「虫歯予防」に重きを置いているようです。
また欧米では挨拶の際ハグをしますよね。日本人の握手やお辞儀に比べて他人との距離感は近くなります。
挨拶の時のエチケットとしてオーラルケアは欧米の方が進んでいるのかもしれませんね。
虫歯になると痛くて眠る事も出来なくなります。
子供にそんな思いさせたくないと赤ちゃんの頃から歯磨きの習慣をつけておくことはとても大切です。
しかし歯磨きも磨けていればいいわけではありません。
赤ちゃんの頃であれば楽しく歯磨きが出来るようにしてあげて歯磨きの必要性を理解出来るようになる頃にはきちんと説明していつでも楽しく出来るように工夫していきましょうね。