ファンヒーターの灯油の残りは良くない?上手な抜き方!
公開日: : 最終更新日:2019/03/20
寒い冬の日に欠かせないのが石油ファンヒーター。
近頃様々な種類の暖房器具が出回ってきている中で今でも根強い人気があります。
しかしどうしてもついて回るのが灯油の後処理。皆さんはどうしていますか?
面倒なのでそのままにしていますか?
そこでファンヒーターの残った灯油はどうすれば良いのかの疑問にお答えします。
ファンヒーターの灯油が残るのは良くない?
灯油はきちんと保管しておかないと変質灯油と言われるものになってしまいます。
ファンヒーターで変質灯油を使用すると変な臭いがしたり不完全燃焼を起こしてしまうことがあります。
またファンヒーターが故障してしまうこともあるので変質灯油は絶対に使ってはいけません。
変質灯油になりやすい条件は以下の通りです。
- 古い灯油である。(昨シーズン使用していた。)
- 温度の高い場所や日光にあたる場所で保管している。
- 保管に適していない容器に入っている。
- 灯油が空気にさらされている。
- 灯油に水が混じってしまう。
正常な灯油は透明でいわゆる灯油の臭いがするのに対し、変質灯油はうす黄色になっていてすっぱい臭いがします。
灯油の正しい保管方法は、
- 火気・雨水・ごみ・高温・日光を避け屋内保管する。
- 灯油用のポリタンクに保管しその上からポリタンク用カバーを被せるとさらに良い。
ではファンヒーターの中に残っている灯油は変質灯油なのでしょうか?
実はファンヒーターの中に残っている灯油は必ずしも変質灯油になるとは限りません。
ファンヒーターの中に残っていた灯油を使ってみたけれど問題がないのでそのまま使っているという人の意見もあります。
しかしそれと同時に残った灯油を使ったらファンヒーターが壊れたという事例もたくさあります。
昨シーズンから持ち越した古い灯油は変質灯油になりやすく様々な危険の可能性があります。
ファンヒーターに残った灯油はきちんと取り除きましょう。
灯油の抜き方2つ
ファンヒーターの残った灯油といっても、実は二種類あるのを皆さんお気づきですか?
一つは油タンクに残ってしまった灯油のこと。もう一つはファンヒーター本体の底の部分に溜まってしまっている灯油のことです。
灯油タンクの方は処理しても、本体に残ってしまった灯油の方はそのままにしてしまっている方も多いのでは?
そこで灯油タンクとファンヒーター本体に溜まっている灯油の取り除き方についてそれぞれ説明していきましょう。
【灯油タンク】
- 本体から灯油タンクを取り出し、給油口の口金を外す。
- ホームセンターなどで市販されている給油ポンプで灯油タンクから残った灯油を保管ポ リタンクに移していく。
- 給油ポンプでは取り切れない灯油タンクの底に僅かに残った灯油は、灯油タンクを逆さ にして出し切る。その際灯油タンクから直接保管ポリタンクに注ぐか、油受けが本体に付属されているのであればそれを利用する。
【ファンヒーター本体】
ファンヒーターを購入した時に付属されていない場合や紛失してしまった時は新しく用意しましょう。
似た感じのものが100円ショップなどでも売られているのでぜひ探してみてください。
不要になった灯油の処理方法ですが大量に余った場合は近くのガソリンスタンドに引き取ってもらいましょう。
但し必ずしも全てのガソリンスタンドで引き取って貰えるわけではありません。
あらかじめ確認したうえで持って行くことをおススメします。その際、引き取りはするけれども有料なんてことも。
気になることは全て確認しておく方が無難です。
ごく少量の灯油は布・新聞紙などにしみ込ませ可燃ごみと一緒に捨てても良いでしょう。
但しお住いの地域のゴミ出しのルールに従ってください。
ファンヒーターを片付ける場所
やっとの思いで灯油を取り除いたのにも関わらず、ファンヒーターをむき出しのまま1年中出しっぱなしにしておくというわけにはいきませんよね。そこで、ファンヒーターを上手に収納するポイントをまとめてみました。
- ファンヒーターを収納する場所をあらかじめ決めておく。
- すぐに取り出すわけではないので多少奥のほうにしまい込んでも大丈夫。キャスター付きのラックの上に収納するなどして取り出しやすい工夫をしておくと次取り出す時に便利です。
- 購入した時の箱を再利用するのも良いですが大きすぎて場所を取ってしまうことも。
ファンヒーターの上から直接かぶせるカバーも売っているのでそちらも利用してはいかがでしょうか。
ファンヒーターの残った灯油と後片付けについて紹介してきましたがいかがでしたか?
できれば灯油は無駄なく使いきりたいものです。そうすればガソリンスタンドに持って行く手間も省けます。灯油の蓄えすぎにはくれぐれも注意をしましょうね。