おはぎとぼた餅の違い!どっちがこしあん?どっちが粒あん?
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疲れた時など急に甘いもの食べたくなることありませんか?
洋菓子より和菓子の方がカロリーが低いと聞いた事がありますよね。だったら少しでもカロリーの低いものを選ぶのは悲しき性です。
和菓子の代表と言えばおはぎが初めに出てきます。でもそういえばぼた餅も似たような和菓子ですよね。
「むしろ一緒なの・・・?」
「どこが違うの・・・?」
「棚からぼた餅」ということわざがあるのに日本人ながら詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか?
違いを聞かれてもなかなか答える事は出来ません。餅にあんこがついたあの代表的な美味しい和菓子。
違いを知っておくと日本人として少し胸を張って説明できますね!
今回は「おはぎ」と「ぼた餅」の違いを紹介していきます。最後には明日誰かにその違いをひけらかしたくなるかもしれませんよ。
おはぎとぼた餅の違い
おはぎとぼた餅は基本的には同じ食べ物でどちらか一方で呼ばれることが多いです。
しかし細かな違いとしておはぎには「粒あん」を使い、ぼた餅には「こしあん」を使うことで呼び分ける事があります。
言われてみればそういったイメージもあるのではないでしょうか?
地方によって違いもありますがあんこの違いで「おはぎ」と言ったり「ぼた餅」といったりします。
収穫シーズンも関係がありあんこの材料となる小豆は秋が収穫シーズンになります。
なので収穫シーズンの秋は皮まで柔らかい為「粒あん」を使い冬を超えた小豆は皮が硬くなってることから「こしあん」を使ったそうです。
という事はおはぎとぼた餅の呼び名の違いは季節によっても変わっているようですね。
次は季節による呼び名の違いを紹介していきます。
おはぎ・ぼた餅どちらが春のお彼岸?秋のお彼岸?
またおはぎとぼた餅は季節によって呼び分けられることがあります。
おはぎは「萩」の季節で秋のお彼岸に食べるもの事です。おはぎの「はぎ」は「萩」から来ていたんですね。
ぼた餅は「牡丹」の季節で春のお彼岸に食べるものの事。
こちらも名前の由来は同じでぼた餅の「ぼた」は「牡丹」から来ています。なのでどちらも「御萩」と「牡丹餅」と漢字表記することが出来ます。
漢字表記だと季節の植物が入っているので春のお彼岸に食べるものか秋のお彼岸に食べるものかわかりやすいですね。
また見た目もおはぎの粒あんの粒を秋に咲く萩に見立て、ぼた餅はこしあんの粒を牡丹に見立てたものでもあります。
ちなみに夏には「夜船(よふね)」冬には「北窓(きたまど)」と呼ぶことがあります。これは日本に昔からある言葉遊びから生まれた呼び名になります。
おはぎやぼた餅は杵を使って餅を搗かずに作れるため音がせずいつ搗いたかわからない為「搗き知らず」
そして夜は暗くて船がいつ着いたかわからず「着き知らず」
それらの「つきしらず」を掛けておはぎやぼた餅の事を「夜船」と言うそうです。
また北向きの窓からは月が見えないことから「月知らず」それを「搗き知らず」と掛けて
「北窓」になったそうです。
よく難解苗字で「小鳥遊」さんってよく出てきますよね。
「たかなし」さんと呼び「鷹」がいない(なし)空には「小鳥が遊んでいる」という言葉遊びから来ています。
日本人の粋な言葉遊びは様々な所にありますね。
カロリーの違い
あんこたっぷりで甘くて美味しいおはぎやぼた餅ですがついつい食べ過ぎてしまう事も・・・。
年中ダイエット中という方も多いかと思います。やはり気になるのはカロリーですよね。
今回食べないという選択肢はなしでカロリーのお話をしていきます。
1つ当たり70gとしておよそ150~170キロカロリー前後になります。
白ご飯お茶椀1杯235キロカロリーと言われています。なので白ご飯より低いですね。
ではおはぎとぼた餅ではカロリーに違いはあるのでしょうか?
ここでは「粒あん」と「こしあん」の違いでカロリーの違いを紹介します。
とは言っても粒あんとこしあんではカロリーに違いはあまりありません。
しかし粒がない分「こしあん」の方が多くあんこを使うようでわずかではありますが「こしあん」を使ったぼた餅の方がカロリーは高いと言えます。
実際そのくらいの差では変わりないので好みのものを食べる方がいいですね。
今回はおはぎとぼた餅を様々な目線から違いを紹介していきました。
どちらも昔からある和菓子で身近な食べ物ですよね。食べると懐かしい気持ちになります。また呼び名も日本ならではの言葉遊びもあり少し粋な雰囲気を感じる事が出来ます。
地方によっても色々な呼び方があるそうなので是非ご自分の地元では何と呼ばれているか調べてみるもの面白いですよ。
新たな発見をすることが出来るかもしれません。