カヌーとカヤックの違い!初心者にオススメなのは?

公開日: : 最終更新日:2019/02/16




最近流行っているカヌーってご存じですか?なんとなくは知っているけど詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか。

一方カヤックってあるのはご存じですか?カヤックの方は余り聞きなれない言葉かも知れません。

どちらも水上で遊ぶ小型の船なんですが、ただ、その区別は曖昧で良くわかりませんよね。

今回はその水上で遊ぶ小型の船であるカヌーとカヤックの違いを調べてきました。また初心者にオススメのカヌーは何なのかも調べてみました。御覧ください。

カヌーとカヤックの違いは?

ひとくちにカヌーと言ってもその定義については非常に曖昧で『人の力でブレードを動かして水を掻いて前進する船』といったところでしょうか。
カヌーとカヤックの違いは何だと思われますか?実はカヤックはカヌーの中の一種なんです。
カヌーは大きく分けるとカナディアンカヌーとカヤックに分けられます。カナディアンカヌーのことを単にカヌーと呼ぶこともあります。

どういう分け方をしているかというといわゆるオールの種類が違います。このオールの事を専門用語でパドルと言うのですが、写真の様に1つの側だけに漕ぐヘラ(ブレード)が付いているものをシングル・ブレード・パドルと呼びます。このシングル・ブレード・パドルを使うのがカナディアンカヌーです。

シングル・ブレード・パドル
《 シングル・ブレード・パドル 》

一方カヤックはダブル・ブレード・パドルといって写真のように両方に漕ぐためのヘラ(ブレード)がついています。

ダブル・ブレード・パドル
《 ダブル・ブレード・パドル 》

この様にいわゆるヘラが片方なのか両方なのかによってカナディアンカヌーとカヤックに分けられるわけです。

ただ、最初に言った通りどちらも同じカヌーです。なのでカヤックはカヌーの中の一種だと言うことができます。

また、船体の構造による違いで言い分ける場合もあります。

船体の上部が開放型(オープンデッキ)になっている場合はカヌーと呼び、その形状に安定性があることから、元々は北米のインディアンに移動手段として使われていました。

一方、船体の先端が密閉型(クローズデッキ)になっている場合はカヤックと呼ばれ、細長い形状と強度によりテクニック次第で抜群の操作性を生むことから、元々はアリューシャン諸島のエスキモーが狩猟で使っていたのが起源だと言われています。

しかし、時代とともに様々な構造の船体が登場し、デッキの上にシートが付いているシットオントップタイプのものなどは、船体はオープンデッキですがダブルブレードパドルを使用することからカヤックと呼ばれています。

また、インフレータブルカヤックと呼ばれる空気で膨らませるゴムボートのようなタイプのカヤックもあります。電車や車で運べるうえに現地で空気を入れて膨らませると立派なカヤックになり手軽に川遊びが体験できる優れモノです。

価格も数万円~購入可能でリーズナブルなところも嬉しいですね。カラーやサイズも豊富に揃っていますから、あなた好みのカヤックを探してみてはいかがでしょうか。

次に初心者にオススメなカヌーは何なのか見ていきましょう。

初心者にオススメのカヌーは?

初心者にオススメなカヌーは何なのでしょうか?

まず、遊ぶ場所、すなわち海、川、湖などを区別してフィールドと呼んでいます。もう一度言いますとフィールドには以下があるわけです。

そして初心者に向いているフィールドは以下になります。

  • ごく緩やかな流れの川
  • 波の穏やかで潮の流れが弱い海

このフィールドに適したカヌーが初心者にオススメのカヌーとなります。

また、初心者にオススメのカヌーの特長を箇条書きすると以下になります。

  • 直進性が優れている
  • カヌーの幅が広く安定している
  • 転覆してもリカバリーが簡単
  • ボート内への浸水があっても水抜きが不要
  • 漕ぐ為のテクニックはあまり必要としない

この5点が初心者にオススメのカヌーの特長です。

では具体的にはどの種類のカヌーが初心者向けなのでしょうか?

それは以下になります。

  • ファンカヤック
  • レクリエーションカヤック
  • シット・オン・トップ

4つとも得意とするフィールドは以下になります。

  • 穏やかな海
  • 緩やかな川

それぞれ詳しく特徴を見ていきましょう。

ファンカヤック

ファンカヤック
ファンカヤックの得意とするフィールドは上記のものですが、特に湖に向いたカヌーです。湖で遊ぶカヌーの代表的なものといえばファンカヤックということになります。

安定性が良く、直進性も比較的強いので漕ぐためのテクニックは比較的必要としません。つまり1人で遊ぶまでの練習期間が短く簡単と言うことです。

初心者でものんびり、気軽に水の上の楽しさ味わうことの出来るカヌーです。

自分が座る部分をコクピットと言いますが、コックピットも大きく、釣りを楽しむのにも向いています。なので湖でバスフィッシングなどを楽しむならこのファンカヤックがベストです。

レクリエーションカヤック

レクリエーションカヤック
レクリエーションカヤックの得意なフィールドは上記の通りで、比較的初心者向けの簡単なフィールドでは万能です。

カヌーの横幅が広く高い為に安定性していて、転覆しにくいのが特長です。また初級者でも漕ぎやすいように比較的直進性が優れています。

ただし、安定性が高いので、転覆した時にリカバリー(エスキモーロール)ができないのが欠点です。なので、ある程度流れや波があり転覆の可能性がある川の川下りには向きません。

しかし、最初に書いたような比較的初心者向けの簡単なフィールドであれば安心して遊ぶ事が出来ます。釣りなどを楽しむことにもオススメのカヌーと言えます。

シット・オン・トップ

シット・オン・トップ
シット・オン・トップの得意とするフィールドはレクリエーションカヤックと同じで、比較的初心者向けの簡単なフィールドでは万能です。

このシットオントップとは、レクリエーションカヤックとほぼ同じ様な性能を備えていますが、レクリエーションカヤックとは形状が異なり、一体成形の一枚の板のような形をしています。なので、たとえ転覆したとしても船を元に戻し、よじ登れば復活出来ます。

カヤックはコックピットに浸水があると水抜きが必要となるのに対し、シットオントップは水抜き穴がついていますのでボートにかかった水が自然に排水される仕組みになっています。また、通常は水抜き穴は水面より高い位置に設置されているため、船の底からの浸水は少なく、また浸水しても自動的に排水されます。

シット・オン・トップはダイビングのベースとしても使えますし、ビーチの水遊び、フィッシング、サーフィンなど色々な遊び方ができます。

コクピットが無いのでとてもオープンで気持ち遊べるのが良い所なのですが、それ故にお尻はいつも濡れやすいので寒い季節は防水、防寒の対策が必要なのが欠点です。

カヌーとカヤックの値段は?

では次に、上記オススメカヌーの価格相場(2人乗り)を見てみましょう。

  • ファンカヤック 6万円くらい~
  • レクリエーションカヤック 6万円くらい~
  • シット・オン・トップ 11万円くらい~

と、こんなかんじです。

新たに始めるにはちょっと敷居が高いな・・・と感じるなら、まず中古艇を買うという選択肢もあります。中古艇の価格は持ち主次第ですから様々ですが大体半額で買えます。

ちなみに、上記のカヌー本体を買うだけでは不十分です。

浮力体つまり艇の浮き袋(5,000円~10,000円)、パドル(20,000円~30,000円)そして、ヘルメット(10,000円弱)を用意しましょう。

それと忘れてはならないのがこれらの運搬手段です。車で運ぶなら、キャリアとストラップは必要です。それぞれ10,000円、2,000円程度で買えます。

ここまで準備できたら、いざ、出発!

カヌー初心者の為の体験レッスン

カヌー初心者の為の体験レッスン
比較的安全なフィールドで遊ぶとしても全くの未経験で始めるのは危険です。自然が相手なので何があっても不思議ではありません。

なので体験レッスンを受講することを強くオススメします。体験レッスンが出来る場所は大変多く「カヌー 初心者 レッスン (地名)」などと検索すると沢山出てくると思います。

大体1日体験レッスンで1万円弱です。現地集合、現地解散ですね。送迎バスなどもあるようです。

また、そこで一緒に体験レッスンをした仲間と接点をもつこともできるかもしれませんので是非参加してみて下さい。

まとめ

カヌーとカヤックの違いは無く、カヤックはカヌーのなかの一種でした。あえて分けるなら以下になります。

  • シングル・ブレード・パドルを使うのがカナディアンカヌー
  • ダブル・ブレード・パドルを使うカヤック

また、ここでは一部のカヤックしか取り上げませんでしたが以下のように様々なカヌーがあります。以下は全部カヤックですね。

  • カンディアンカヌー
  • フォールディングカヤック
  • インフレータブルカヤック
  • リバーカヤック
  • ロデオボート
  • シーカヤック

などです。遊ぶフィールドや目的、上達度などによって使い分けてみてください。

カヌーを始めたいと思ってきましたか?管理人は釣りが好きなので沖合で釣りができるカヌーは魅力的ですね。

一度道具を揃えたらあとは交通費だけなので気軽に遊べます。

是非、この機会にカヌーを始める事を検討してみてください。
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