サンタクロースの住所はフィンランド?手紙を書いて返事をもらおう!
公開日: : 最終更新日:2018/10/18
うちの娘5歳がサンタクロースに手紙を書きました。「ママ、見て見て!サンタさんに、クリスマスに持って来てほしいものを書いたの!」見ると、折り紙の裏にクレヨンで覚えたての字が書いてあります。
「これ、サンタさんに送っておいてね!」私は、分かったよ後で送っておくね、と返事をして受け取りました。送ったふりをしてこっそりアルバムに挟み保管しておいて、娘が大きくなってから見せようと思ったのです。
そこでふと、そういえばどこかの国のサービスで、実際にサンタクロースに手紙が送れるんじゃなかったっけ?と思い出しました。確か返事は確実ではなく運次第だったけど、もしラッキーにもお返事がもらえたら娘はすごく喜ぶんじゃないかな…?
そう考えると是非とも娘の手紙をサンタクロースに送りたくなり、いろいろ方法を調べました。するとサンタクロースへのお手紙を引き受けるサービスは複数の国でされているらしく、多数の宛先が出てきました。こちらではその中でも一番有名な、フィンランドの宛先をご紹介します。
サンタクロースの住所は?
サンタクロースはフィンランドのラップランド在住、ということになっています。住所については、なんとフィンランドの郵政局が公式に「サンタクロースの正式な住所」として発表しているものがあります!こちらです。
Joulupukin Konttuuri
Napapiiri,96930 Rovaniemi
Finland
サンタクロースの公式な住所があるなんて初めて知りました。すごいですね!上の住所にエアメールを出すと、フィンランドのサンタクロース村という施設にある「サンタクロース中央郵便局」という場所に届きます。
この「サンタクロース中央郵便局」設立にあたっては素敵なエピソードがあります。
今からおよそ100年も前のお話、1920年代にフィンランドで「サンタクロースはコンバトントリというお耳の形をした山に住んでいる」とラジオ放送が流れました。
コンバトントリとはオーロラで有名なフィンランドのラップランドに実際にある山なんです。
その為サンタクロースはフィンランドに住んでいると世界中に広まっていき、その後フィンランドの国営放送局がそこをサンタクロースの正式な住所にすると定めました。
すると世界中の子供たちからフィンランドの郵便局などにサンタクロース宛の手紙が届くようになり、それをほほえましく思ったフィンランド政府はロバニエミという街に「サンタクロース中央郵便局」を作って、子供たちの夢を守ったということです。
それから現在まで世界中の子供から毎年毎年数えきれないほどの手紙が届くそうですが、なんと日本の子供から来る手紙が一番多い年も結構あるそうです!
私も小さい頃に、サンタさんに手紙を書いたら出しといてあげるよ。なんて言われて両親に手紙を渡していましたが、本当に外国まで送れるなんて小さいお子さんにとってはドキドキしちゃいますね♪
住所が分かったので、いよいよサンタクロースにお手紙を出す具体的な方法に移ります。まずは封筒など、必要なものの準備から…。
フィンランドのサンタさんに手紙を出そう!
これからサンタクロースに手紙を書きますが、まず要るものを用意してから取り掛かりましょう。
…定型外だと余計に送料がかかるし、郵便局でも仕分けに困るのだそうです。
● 国際返信切手券2枚(1枚150×2=300円)
…国際返信切手券とは、郵送料に使える国際的な金券のこと。
大きめの郵便局で買えます。
● できれば返信用宛名シール
…自分の住所氏名を書いたシールのこと。返信の誤配送を防ぎます。
返信がもらえるかどうか分からないのに費用を送るなんてもったいない、と言わず、もう寄付のつもりでサンタクロース村に差し上げちゃいましょう。
私も返信は期待していないけど、切手券を同封しましたよ。全世界からの手紙にボランティアで返信するなんて、多分数もすごくて大変だと思うので…。
さあ、次はいよいよ、サンタさんに手紙を書きましょう!
手紙の書き方は?
いざサンタさんに手紙を書こう!とした時、まず疑問に思うのが「手紙は何語で書いたらいいの?」という言語の問題だと思います。
サンタさんはフィンランドに住んでいるのだそうだから、手紙もフィンランド語かせめて英語で書かないと読んでもらえないのでしょうか?だとすると、娘が書いたこのひらがなの手紙は書き直し…?
いえいえ、手紙の中身は日本語で大丈夫だそうですよ。手紙が届くフィンランドのサンタクロース村には日本語ができるスタッフがいるのだそうです。
ただ、封筒に書く宛名はアルファベットで書きましょう。封筒の書き方は普通のエアメールと同じ。
● 右下に、上に書いたサンタクロースの住所氏名を大きめに書く。
● 左下には「Air Mail」と青か黒で目立つように書いてください。(これを書かないと航空便ではなく船便になり、届くのが遅くなってしまいます。)
● 右上は切手を貼るスペースなので空けておきましょう。
ちなみに郵送料は、ハガキだと70円、封書だと大きさや重さによって変わりますが大体130円程度です。
正確な金額が分かれば切手を貼ってポストに投函すればOKですが、分からない場合は手紙を郵便局に持って行って郵送料を聞いた方が正確に支払えるのでおすすめですよ。払い過ぎならまだしも、不足していたらサンタさんに届きませんよね。
さて先ほどから何度から出ている「サンタクロース村」という名前。サンタクロース村って一体どんな場所なのでしょうか?サンタさんは実際にそこに住んでいるのでしょうか?
フィンランドのサンタクロース村に行こう!
フィンランドのサンタクロース村に行くと、公式で本物とされているサンタクロースに会えるのだそうです。ちょっと行ってみたくなりますね。我が家は金銭的に海外旅行なんて無理だけど、好奇心でちょっと調べてみました。
安心確実なのは、やはり旅行会社のパックツアー。サンタクロース村はそう大きな施設ではなく半日もあれば回れるので、オーロラ見物がメインの旅行プランと一緒にプログラムに組み込まれていることが多いです。
日数は5日~8日、費用は20万~40万辺りのようです。日本→フィンランドは行き帰りの移動だけで3日かかるので、どうせ行くなら有名なオーロラも見て、北欧での買い物なども十分に楽しみたいですね!
サンタクロースに手紙を書く時のポイントをまとめると、このようになります。
- 封筒は普通のファッション封筒でも構わないけど、定型内のものにしよう
- 中身は日本語でも大丈夫だけど、宛先は送る国の言葉で書くこと
- 返信用の国際返信切手券を同封しよう
- 手紙に貼る切手の金額は郵便局で確認し、不足の無いようにしよう
- 自分のアドレスは正確に書くこと(間違えるとお返事が届きません)
サンタクロースからの返信は、必ず届くとは限りません。特に最近は手紙の数が多くなり、返信が届く確率が以前より減ったので、期待しない方が良さそうです。
また届くとしても時間がかかります。次の年の夏になることもあるので、手紙を送った後はいっそ送ったことを忘れるくらいの方が良いかも知れませんね。
でもサンタさんからのお返事、届くととっても嬉しいですよね!そもそも手紙を送らないと返事ももらえないことだし、ダメモトで送ってみませんか?
我が家もとりあえず送りましたよ。もしかしたらお返事もらえるかも?とワクワク待つのも夢があっていいですよ!
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今回の趣旨とはちょっと違いますが、サンタクロースから確実に手紙をもらえる方法もあります。サンタクロース村の公式サイト(日本語です)から申し込めます。
有料ですが、確実にサンタクロースからの手紙をもらいたい、という場合は利用してみてはいかがでしょうか。