紅葉の香嵐渓!ライトアップされるのは何時から?

公開日: : 最終更新日:2018/10/16



紅葉狩りの名所として有名な香嵐渓は、愛知県豊田市にあります。1634年に香積寺の和尚さまが楓や杉の木を植えたのが最初だそうです。

行楽の秋、この機会に1度行ってみませんか?

香嵐渓もみじ祭りとライトアップ

11月1日から月末までの1ヶ月間、夜間はライトアップが毎日行われます。時間は以下です。

日没から21時

この時期の日没はだいたい5時頃ですのでそれまでに余裕を持って行きましょう。

香嵐渓もみじ祭そのものは9時に始まるので、早いうちから来て、日中の明るい雰囲気の紅葉と幻想的にライトアップされた紅葉とを見比べるのもいいですね。

この夏の猛暑などもあり、天候の影響で多少は変わってきますが、例年だいたい11月中旬から下旬が一番の見頃です。

そもそも香嵐渓とは、矢作川支流の巴川が作り出した渓谷のことです。

もみじは約380年前に川沿いから香積寺までをお寺の和尚さんによって植えられたのが始まりです。和尚さんは般若心経を一巻読むごとに楓やもみじを一本植えていったそうです。

その後大正から昭和にかけては地元のボランティアが飯盛山に紅葉や楓を植樹して、現在の紅葉は約4千本

ヤマモミジ、オオモミジ、イロハカエデ、ウラゲエンコウカエデ、コハウチワカエデなど11種類の楓が威容を誇っています。

巴川の水面に赤や黄色の紅葉が色鮮やかに映るさまは息を呑むほど美しく、宵闇にはライトアップされた光景が幻想的に秋を彩ります。

香嵐渓(こうらんけい)の名前は昭和5年につけられました。香積寺の香と、山間のすがすがしい空気を意味する嵐気から来ています。

シンボルである待月橋(たいげつきょう)は昭和28年に命名され、平成19年に新しい橋に直されました。

ちなみに、待月橋は一番下流の橋で、その上流に薫楓橋(くんぷうばし)、さらにその上流に香嵐橋(こうらんきょう)の3つの橋があります。行くときは覚えていきましょう。

散歩道も作られ、愛知高原国定公園の一部となっています。

また、香嵐渓もみじ祭り期間中はライトアップだけでなくパレードをしたり、ろうそくを河原に並べたり、屋台が出たりと色々なイベントがあります。

インスタグラムフォトコンテストもありますのでインスタ映えを狙って行くのもいいと思いますよ。合わせて楽しみましょう。

香嵐渓もみじ見どころ

香嵐渓

巴川と国道420号線にぐるりと囲まれた飯盛山が香嵐渓の中心になります。ライトアップされる場所は飯盛山の西端にあたり、153号線が巴川をまたぐ巴橋から眺めると綺麗です。

そのまま巴川沿いに南下していくと、もみじのトンネルがあります。こちらは11月下旬が見ごろです。西日を受けて燃えるような景観が楽しめます。

ここからすぐに待月橋(たいげつきょう)にさしかかります。香嵐渓でいちばん人気のスポットです。

飯盛山の川岸に五色もみじと呼ばれる紅葉が、赤、橙、黄色、黄緑、緑のグラデーションを披露してくれます。そこからさらに南端に行くと香嵐渓広場があり、休憩所になっています。

学校の臨時駐車場が設けられるのは香嵐渓の東側になります。

足腰に自信があれば、そこからハイキングルートで山頂を目指せます。

420号線に沿って南へ行けば一の谷です。巴川に沿って西へ進むと香嵐橋という赤いつり橋があります。ここと香嵐渓広場の中間地点に薫楓橋というつり橋がもう1本かかっています。川見駐車場が目の前です。

この橋と香嵐渓広場のあいだに三州足助屋敷があって、刀削麺、フランクフルト、五平餅などの屋台が並ぶにぎやかなエリアとなります。猿まわしや和太鼓、お茶会、陶器展といったイベントも開催されます。

ここから北へ山頂を目指すと、途中に香積寺があります。

アクセスのご案内

  • 名古屋鉄道をご利用の場合
    名古屋本線の東岡崎駅を下車して名鉄バスで香嵐渓まで約70分
    三河線の豊田市駅を下車して名鉄バスで香嵐渓まで約50分
  • 愛知環状鉄道をご利用の場合
    四郷駅を下車、とよたおいでんバス さなげ・足助線で香嵐渓まで約40分
  • 自動車の場合
    東名高速道路「名古屋IC」から名古屋瀬戸道路におりて「長久手IC」下車。猿投グリーンロード「力石IC」より、国道153号で約20分
    東海環状自動車道「豊田勘八IC」下車。国道153号で約20分
    豊田東JCT方面からの場合は「鞍ヶ池PAスマートIC」または「豊田松平IC」で下車

国道153号線が渋滞しやすいことを受けて、平成20年から足助バイパスも供用されています。

周辺の駐車場は153号線沿いと420号線沿い、巴川に沿っても数箇所常設されています。シーズン中は学校や足助グラウンドに数百台規模で臨時の開設もあります。

香嵐渓

まとめ

植樹を始めた和尚さまは、般若心経を誦しながら美しい自然を愛でるために巴川の参道から境内まで1本1本に心をこめたそうです。

その祈りが現在も受け継がれ、美しい自然が保たれていることは日本人の美徳ではないでしょうか。

そうして見ると、山の風情が人の心のありようを物語っているみたいです。

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