紅茶のカフェイン!含有量ってどのくらい?商品によっても違う!
公開日: : 最終更新日:2018/10/18
みなさん紅茶は好きですか?私は大好きです。昔はコーヒー派だったのですが、紅茶専門店に足を踏み入れたその日から、すっかり紅茶ファンになってしまいました。何種類ものフレイバーティーを常備して、毎日選ぶのが楽しいんですよね。
だけど気になるのがカフェインなんです。詳しくはないですが、なんだか身体に悪いような気がして、いちおう夜遅くに飲むのは控えています。実際のところどうなのでしょう?紅茶ってコーヒーよりカフェインが高いなんて話も聞いたことがあるけれど。
【メーカー比較】紅茶のカフェイン含有量
まず、一般的にコーヒーと比べると紅茶のほうがカフェイン含有量は低いようです。
ただ、コーヒーは缶での販売が多いことに比べ、紅茶はペットボトルでのラインナップが多いようなので、ごくごくと飲んでしまい、結果的に一度に摂取するカフェインの量がコーヒーより多くなるということがあるようです。
そして気になる紅茶のカフェイン含有量は、商品によって大きな違いがあることがわかりました。
コンビニなどで気軽に買える紅茶をメーカーごとに調べてみました。表記は100ml中のカフェイン量です。
- 【キリン】午後の紅茶ストレートプラス(350ml):52mg
- 【伊藤園】Tea’sTesManhattanミルクティー(500ml):34mg
- 【キリン】午後の紅茶エスプレッソティー(185ml):63mg
- 【サントリー】リプトン白の贅沢(450ml):20mg
- 【キリン】午後の紅茶ミルクティー(500ml):16mg
- 【キリン】午後の紅茶ストレートティー(500ml):14mg
- 【キリン】午後の紅茶おいしい無糖(500ml):12mg
- 【サントリー】リプトンリモーネ(500ml):10mg
- 【サントリー】リプトンアップルティー(500ml):10mg
- 【キリン】午後の紅茶レモンティー(500ml):8mg
新しく発売された商品についても見てみましょう。
- 【キリン】午後の紅茶ほんのりシナモンのアップルティー(500ml):7mg
- 【キリン】午後の紅茶おいしい無糖(500ml):11mg
- 【サントリー】リプトンミルクティーオフモード(450ml):20mg
- 【ダイドー】Ti‐Haアセロラ紅茶(280ml):7mg
- 【ダイドー】Ti‐Ha 青森りんご紅茶(280ml):7mg
サントリーやキリンの500ml入りのものは比較的カフェインが少ないみたいですね。特に甘くてジュースに近いようなものはやはりカフェインが少なめのようです。
定番の午後の紅茶レモンティーや、フルーツティーにいたっては、10mgをきっているものが多いですね。
エスプレッソなどの少量で高級感のある商品や、紅茶の濃さをうたっている商品は、必然的にカフェインも多い傾向が見られます。
昨今はデカフェ、いわゆる「カフェインレス」の商品も人気です。有名なスターバックスでも、店員さんに確認すると、カフェインを限りなく0に変更できる商品を提案してくれますよ。
健康思考が高まる中、2018年はカフェインレスで楽しめる紅茶が多数登場しています。
●リプトンカフェインレスティー
カフェイン0.00mgなので、おやすみ前にも気兼ねなく飲めます。茶葉には高山地の香り豊かなディンブラを使用していますので、カフェインレスでも紅茶の香りと適度な渋みを楽しむことができます。沸騰したてのお湯を準備すると、よりおいしくいただけますよ。
●キリン午後の紅茶デカフェストレートティー
こちらも、香り豊かなディンブラ茶を使用。キリン独自の技術である紅茶抽出液からカフェインを選択的に吸着除去するカフェインクリア製法(特許製法)により、紅茶の味わい・香りを維持したまま、カフェインレスを実現しています。
ペットボトルで売られているので、コンビニで購入可能です。
ノンカフェインは難しい?抑えたい紅茶のカフェイン
成人に好ましい1日のカフェイン量は100mgから200mgといわれています。ものによっては1杯で必要量を摂取してしまうのですね。ちなみに、家でいれるようなティーバッグの紅茶は、ティーカップ3杯程度に約100mgのカフェインが含まれています。
私はティーポットで紅茶をいれるので、1回につき3杯くらい飲んでしまうんですよね。毎食ごとに飲んでいたらあっという間にレッドカードですね。というわけで、なるべくカフェインを抑えたいのですが、どうすればいいのでしょうか。
ポイントは2つ。淹れ方と茶葉の種類です。まずは淹れ方から。
1)水で茶葉を抽出する
紅茶の抽出方法には2種類あります。お湯で蒸らす方法と、水でじっくり寝かせて作る方法です。カフェインはお湯の方がよく抽出される性質があるので、水出しの方がカフェインを抑えることができるのです。茶葉と水を容器に入れて、冷蔵庫で一晩寝かせればちょうどいい濃さになっていますよ。
2)新芽を避ける
茶葉は一般的に新芽の方がカフェインを多く含んでいます。カフェインの多い(新芽に限定された)茶葉は
- フラワリーオレンジペコ
- オレンジペコ
などです。オレンジの味はしませんが、「オレンジペコ」と名のつくものは風味が高いものが多いですね。逆にカフェインの少ないものは
- ペコスーション
- スーション
などです。オレンジペコやフラワリーオレンジペコより硬く大きな葉です。これを多くブレンドしたものを選ぶと、カフェインを抑えることができます。
そもそも紅茶ってノンカフェインのものはないの?と思いますが、ないみたいです。どうしてもカフェインが摂りたくない場合はハーブティーを飲むといいですね。
その他の飲料にカフェインは?
紅茶のカフェインを抑える方法は分かったけれど、思ったよりカフェインって1日の理想摂取量が意外と少ないんですよね。そうなると、ほかの飲料の含有量も気になってきました。以下は100ml中のだいたいのカフェイン含有量です。
- 玉露:120mg
- ドリップコーヒー:90mg
- インスタントコーヒー:45mg
- 栄養ドリンク:50mg
- コーラ:10mg
- ほうじ茶:20mg
- ウーロン茶:20mg
- 緑茶:30mg
玉露ってものすごくカフェインが多いんですね。知りませんでした。もっとも、玉露を飲む機会ってそれほどありませんが。
なぜカフェインは抑えないといけない?
カフェインには眠気を覚ましたり、頭痛を緩和させるというメリットがある一方で、摂りすぎた場合のデメリットもあります。
- 胃痛
- 貧血
- 睡眠の質の低下
- 自律神経の乱れ
などです。また、肌のシミを発生・拡大させることもあるといいます。あくまでも「とりすぎは」ということなので神経質になる必要はありませんが、理想量に抑えておいたほうがよさそうですね。
食欲を抑えるカフェイン
上記のメリットのほかに、カフェインには「食欲を抑える」という効果もあります。これは、「脂肪を分解して血糖値を上昇させる」というカフェインによる働きのためです。コーヒーや紅茶というと食後に飲むイメージがありますが、食前に飲むとダイエット効果があるのですね。
ただし、空腹時にカフェインを摂ると、胃が荒れる原因になってしまうので、あまり空腹のときには摂らないようにしてください。
学生のころ、食前食後関係なくリプトンのミルクティーをごくごく飲んでいてみるみる太っていったことがありました(500mlパックのものは学生のお財布にも優しく、ジュースよりもオシャレな気がしていました)。今考えれば、あれだけ甘いものを大量に飲めば太るのも当然ですが。食欲を抑えることを目的とするなら、砂糖などは入れないほうがよさそうですね。
紅茶はコーヒーよりカフェインが多いという噂を聞いて調べてみましたが、どうやらそんなことはないらしく安心しました。ただし、ノンカフェインは難しいということで、みなさんも紅茶の飲み過ぎには気をつけてください。紅茶のカフェイン含有量は以下です。
- 市販のもの:約10~60mg
- ティーバッグ:約20mg
※100mlあたり
市販のものは商品によってかなりばらつきがあります。甘いものはカフェイン量が少ない傾向にあるようです。
私はしばらく、カフェインを控えることのできる水出し紅茶を中心に飲もうと思います。貧血に悩まされているので、カフェインには気をつけなくてはいけません。
ほかにも胃痛がある人や、睡眠時間は足りているのにいつも眠たい、なんて人はカフェインの摂取量を見直してみてくださいね。
ちなみに、紅茶にはカルシウムやカリウム、ビタミンB1などがたくさん含まれています。紅茶は身体の成長を促す栄養素も、実はたっぷりなのです。