結婚式と披露宴の違い!最近の結婚式は?

公開日: : 最終更新日:2019/01/07



どっきどきのプロポーズ。それまで仲良く過ごしてきたカップルだって「結婚しましょう」の一言はとっても重たい。

そして、プロポーズが成功したあかつきには婚約、そして結婚が待っています。籍を入れて一緒に暮らして、結婚式、そしてハネムーン。楽しみなことがたくさんですね。

だけど、大半の人にとってはじめての結婚。分からないことも多いのではないでしょうか。かくいう私も、何をどうしたらいいのか分からず、雑誌やらインターネットやらにすっかり頼ってしまいました(親に聞いても「昔は~」としか言わないんですよね…)。

私がいちばん最初に悩まされたのは結婚式。そもそも「結婚式」と「披露宴」の違いも分からなかったのです。区別がつかないのは私だけではないと信じて、違いを書いていきます。

結婚式と披露宴の違い

結婚式と披露宴は一緒に行われることが多いのでセットで考えられがちですが、もちろんこのふたつはまったくの別物です。
何が違うのか、どうして一緒に行われることが多いのかを調べてみました。

結婚式

神様の前で結婚を誓う儀式です。信仰している神様がいればその前で、とくにいないという人はキリスト教(教会)でも神道(神社)でも仏教(お寺)でもOKです。身近な人々の前で誓う「人前式」なんていうのもありますね。
最近は宗教というよりも「この教会で式を挙げたい」だとか「この神社で芸能人も結婚式を挙げた」とか、ロケーションが重視される傾向にあるようです。
とはいえ、花嫁衣裳を着て厳かに執り行われる誓いの儀式ということに変わりはありません。

 

披露宴

結婚したことを披露する宴のことです。親戚や友人、職場の人など、身近な人に結婚の報告と、結婚姿を披露するのが目的。派手な披露宴だと何度もお色直しという衣装替えをしたり、生バンドの演奏や演芸の出し物、さらにはお餅つきなどの演出があったり。
来ていただいた人に美味しいものを食べて楽しんでもらうという趣向もあります。一般的には主賓や近しい友人たちに祝辞をいただきます。

 

もちろんこの2つを同時にやらなければいけないというわけではないので、結婚式だけをしてもいいし、披露宴という形をとらずに身内だけの食事会という形をとってもいいのです。

結婚式と披露宴を別の日程で行う人もいます。

いわゆる結婚式場で結婚式を挙げる場合は、式場も披露宴会場も同じ場所で続けて行われるのが通常のプランに含まれることが多いので結婚式と披露宴をセットで行う人が多いのです。

結婚式場のスタッフにだんどりを任せることもできますし、親戚や友人たちを呼ぶのも1回で済みます。1度で結婚も周囲へのあいさつも済ますことができるので、ある意味『楽で合理的』だともいえます。

最近は自分たちでプランニングをする人も増えてきているようですが、全くの素人が一からそういった企画や計画を行うのは何かと大変です。

主人公の意に沿った結婚式や披露宴にするのが1番大切ですが、そのために主人公たちが疲れてしまっては元も子もありません。

もちろん、結婚式をしなくても籍を入れれば夫婦になります。お互いの気持ちを何よりも大事にしましょう。

結婚式の種類

結婚式は誓う対象によって挙げる場所が異なります。結婚式をすることに決めたら、次はどんなスタイルで式を挙げるのかを考えましょう。

神前結婚式

日本固有の挙式で、神社の神様に結婚を誓います。「三々九度の杯」といって新郎新婦がお神酒を飲み交わすことで夫婦の契りが結ばれます。神社で式をするのが本来の形ですが、現在ではホテルや結婚式場に祭壇を設けることが多いようです。

 

教会結婚式(キリスト教結婚式)

新郎新婦のどちらかがキリスト教徒である場合に挙げる式です。カトリック、プロテスタント等、宗派によって誓い方が異なります。最近ではホテルや結婚式場にチャペルが設けられていて、キリスト教徒ではなくても挙式することができます。また、教会によってはキリスト教徒以外の式を受け入れているところもあるみたいです。

 

仏前結婚式

仏の前で夫婦の結婚を誓います。また、「2 人の結婚は生まれる前からの因縁」という考えのもと、その縁を仏に感謝する場でもあります。神前結婚式と同じで、杯を交わすことで夫婦の誓いを結びます。

 

自宅結婚式

式場を借りずに、新郎、または仲人の家で行われます。最近ではめったに見られなくなりましたが、日本の伝統的な方法です。こちらも「三々九度の杯」を交わします。

 

人前結婚式

神様や仏様ではなく、参列者に対して結婚の近いを述べます。信仰のない新郎新婦に人気のスタイルです。形式に決まりがないため、公民館やレストランなどで行うこともあります。

 

「仏教徒だから仏前結婚式」「ウェディングドレスが着たいから教会結婚式」など、決め方は人それぞれ。2人で話し合って、ベストなスタイルを選んでくださいね。ちなみに私は神前結婚式にするつもりでしたが、実の母親と義母の希望によりチャペルでの挙式になりました。親の意向に沿うというのもひとつの決め方かな、と思います。

最近の風潮、地味婚からナシ婚へ

超好景気「バブル時代」に流行った「派手婚」。そんな浮かれた時代も今は遠い昔。景気の悪化とともに「地味婚」が増え、そして長く続く不景気がついに「ナシ婚」というものを生み出しました。
その名のとおり、派手婚とはお金のかかったゴージャスな結婚式や披露宴。

地味婚は質素でお金のかからない挙式。そして、ナシ婚とはずばり結婚式をしないこと。その大きな理由は3つ。

  • 経済的に式を挙げられない(挙げたくない)
  • さずかり婚のため挙げることができない
  • セレモニー的行為がイヤ

また、ナシ婚の場合には結婚を機に

  • 結婚指輪の購入
  • 身内だけの食事会

をするという人が多いみたいです。低迷する経済が、派手なことを嫌う風潮を作っているのでしょうか。たしかに、私の周りにも式を挙げていない人は何人もいます。とくにはっきりとした理由があるのではなく、「別にやらなくても」とういう意見も多いように思います。挙式が当然だった親世代に言わせると「信じられない」となるのでしょうね。

結婚式のトレンドって?

結婚式

でもでも、やはり結婚式にあこがれている女性も多いのではないでしょうか?結婚式を挙げなかった人から「やっておけばよかった」なんて声も聞きます。では、最近はどのような結婚式が多いのでしょうか。それは「共有婚」「おもてなし婚」というものだそうです。

名前からだいたいの内容はお察しでしょうか?名前は違いますが、これらの特徴は「ゲストも一緒になって楽しむ」ということです。ポイントは2つ。

  • 主役は新郎新婦ではなく会場の全員、もしくはゲスト
  • 会場の派手さや形式にはこだわらない

共有婚では披露宴を準備する段階から友人が手伝うこともあるそうです。新郎新婦のために友人が余興をする、というのはすでに古い習慣になりつつあるのかもしれません。また、おもてなし婚は新郎新婦がゲストに感謝の気持ちをこめておもてなしをする場。

会場のスタッフがゲストに「新婦さんの大学時代のご友人ですよね?」なんて話しかけたりもするそうです。そんな風にされたら、招待されたほうも感慨深いですね。

まだ私自身、「共有婚」や「おもてなし婚」を経験したことがありませんが、流行に敏感なカップルは「みんな主役」スタイルに移行しているのですね。

  • 結婚式:神様や人に結婚を誓う
  • 披露宴:身近な人に結婚姿を披露する

ということでしたが、結婚式でも「人」に誓う人が増え、披露宴ではゲストを楽しませたいというものが出てきています。「人」とのつながりを大事に思う人が多い時代なのかな、と思うとうれしい気分になりますね。


ところで、みなさんは会費制の結婚式に出席したことはありますか?もともとは北海道で多く見られるスタイルだったみたいですが、最近は北海道に限らずそれを行う人が増えています。会費も一般的なお祝儀より安く設定されていることがほとんど。

ちょうど3ヶ月ほど前にはじめて会費制の結婚式に出席しましたが、アットホームというか、手作り感のある素敵な式でした。ナシ婚はもちろんアリだと思います。結婚式の準備って大変ですしね…だけど、結婚式に出席すると、私はいつも幸せをおすそわけしてもらったような気持ちになるのです。

 

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