2019年の立春はいつ?立春を分かりやすく説明!

公開日: : 最終更新日:2019/02/02




日本には二十四節気(にじゅうしせつき)というのがあります。これは中国の暦がベースになっています。

二十四節気って言ってもピンと来ないですよね。だけど、立春って言葉は知っているのではないですか?立春って二十四節気の1つなんです。

立春と言う言葉は知っていても、立春がいつなのか?立春とは何なのか?を知らない人は案外多いのではないでしょうか?

立春には禅寺で「立春大吉」と書かれた大きな紙が門に貼られます。また、一般の家庭でも「立春大吉」と玄関に貼られることがあります。これは、1年の無病息災を祈る行事なんです。

そんな立春について今回は書いてみたいと思います。

2019年の立春はいつ?

2019年の立春は

2月4日(月曜日)

1985年から2020年まではずっと2月4日になります。でも、2021年や2025年は2月3日になるんです。太陽の運行によって決められるので、その年によって日付が変化するものなのです。

ただ、厳密には立春は2月4日の1日だけではなく次の節気の雨水までの期間を指します。2018年の雨水は2月19日なので、その前日の2月18日までの期間です。

雨水というのは立春からさらに春を感じられる日の事で、昔は農作物を作り始める目安の時期とされていました。春一番もこの頃に吹きます。

また、春という字が入っていますが、「新春」や「迎春」など旧正月と同じ頃ということもあり、1年の始まりという意味になります。

つまり、立春ってお正月だったんですね。前日の節分は大晦日でした。当然、春という文字がはいっていても寒いです。1年で一番寒い日とさえ。立春をすぎて徐々に春が来ると言われています。

立春を迎えたら、ひな人形を飾り始めても大丈夫。厄払いになると考えられているんですよ。そして梅もちらほら咲き始めます。

立春が2月4日から2月18日までという期間を指す言葉だというのは私も知りませんでしたが、多くの人がそうではないでしょうか。

日本には、時節にまつわる本当にたくさんの謂れやそれに伴う行事ごとがあります。知らないことがたくさんありますが、どれも先人の知恵となる根拠に基づくものであり、日本人って凄かったんだなと思ってしまいます。そういった知恵を知って、昔の人を偲ぶのもちょっとロマンチックですよね。

立春ってなに?

立春
立春とは二十四節気の1つで季節をあらわす言葉であり日です。

旧暦では立春は新年の始まりをさし、お正月のようなものでした。なので新春とか迎春という言葉が使われるんですね。

そして、立春の早朝に禅寺では厄除けの為、立春大吉というお札を貼り厄を遠ざけるという意味をもたらし一年閑平穏無事に過ごせるように願いを掛ける行事を行います。

この他土地や地域により、多少違いますがお寺のホームページを参照すると、お水取りという行事などが行われており、季節を表すイベントとして参拝客が多く訪れ賑わう事もあります。

真冬なのになぜ春なの?

新暦で言うと、2月4日はまだまだ真冬の最中ですが、あくまでも立春は季節のスタートとして作られた呼び名です。つまりその年の始まりを表す言葉として立春という言葉が作られました。

また、明治時代に暦が改正されるまでは、正月と立春は重なっており正月でも早春や新春と呼ばれることがあります。

また、暦上では冬が終わり春の訪れを告げると言われており、いよいよ春が近づいてきますよー。と言った意味があるのでしょう。

でも、やっぱり2月の半ばが1番寒い時なので、それより前の2月4日に立春と言われても引っ掛かるようなものがありますよね。

立春に食べる食べ物は?

立春の朝に、立春朝搾りと呼ばれ旭川の酒どころ男山酒造では雪の中で保存された酒で造った立春搾りを呑むと縁起が良いとされており新たな年を祝うという意味もあり人気があります。

食べ物では立春の朝に、生菓子を食べるという風習があり、これを朝生菓子と呼びさくら餅やうぐいす餅を食べる風習があり、大変人気があります。

この他では伊勢の方で赤福を食べる風習もあり、立春大福餅という名前で販売されているんです。

他にも、花びら餅、サザエ、岩魚(イワナ)といったものも食べられます。

このように季節のスタートという事で初物が、縁起物として徴用されすべては縁起を担ぐための物として考えられているようです。

立秋っていうものもあるの?

立秋
立春があるのだから、立秋もあるだろうと考えても不思議ではありませんよね?答えから書いてしまうと、

あります

これも先ほどから書いている中国から来た暦二十四節気の一つです。

今年の立秋は、2018年8月7日です。実際の8月7日は真夏の最中で、毎日暑く体力を奪われぬよう、食生活や日常生活に気を配り何とか暑さを乗り切ろうとしている時期ですが、暦の上では秋に入るのですね。

しかしながら、これまた、日本の現代の季節感では立秋と言われても何を言っているんだと反論してくる人が居そうです。

これを考えると現代の季節の肌感覚とはいまいちフィット感が薄いそんなイメージを持ってしまいますよね。

因みに、立夏、立冬というのもあります。

2017年の立夏は5月5日、立冬は11月7日です。

まとめ

今回は、立春について書いてみました。

立春は2月4日。期間で言うと2月4日から2月18日まで。

季節の肌感覚として実際の季節よりも相当前倒しをしているなーという感覚ですね。

でも日本と中国の良いところを取った風習ですから大切に今後も残して行ってほしいものです。

しかしよく考えるとニュースなどでも季節の話題として取り上げるか否か?というところですよね。この記事を読んで初めて知るという人も、少なからずいると思います。

ただ、この暦を大切にして、お寺などでは色々な行事が執り行われているので調べてみると縁起の良い一年が過ごせるかもしれません。

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